2月25日の視聴
・『木村多江の、いまさらですが…「戦時体制と流行歌〜笠置シヅ子&服部良一〜」』
→道頓堀ジャズ・エイジ!関東大震災で音楽やる人が大阪に集まったのはホントなのね。
→スイングの女王、笠置シヅ子。
→古関裕而、て『エール』やろね。
→W.C.ハンディ「セントルイス・ブルース」。GENTLE FOREST JAZZ BANDが!
→やはりニューオーリンズか。「1718年の設立以降、スペイン・フランスによって統治されたメキシコ湾岸の港湾都市」。“ミシシッピ水運の中心、かつcreole文化の伝統”、てクレオール文化って何?
→あー、禁酒法時代ね。密造酒のバーで流れる音楽。デューク・エリントン!「JAZZ=スウィング・ミュージック」かいな。
→1940年、「スイングの女王(笠置シヅ子)vs.ブルースの女王(淡谷のり子)」。対決ではないよな、コレ。
→最後の5分くらい録れなかったが、まあ雰囲気は伝わった。次の機会あるならまた観るか。
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・『街角ピアノ「ニューオーリンズ」』
→アメリカ・ルイジアナ州のニューオーリンズ。ミシシッピー川に面する、南部の町。デカい地図だとメキシコ湾にも面してるように見えるけど、そこよりは陸寄りなのね。
→ジャズ発祥の地。
→ルイ・アームストロング公園!銅像もある。ここで生まれたんすね。
→2023年春に、11台もの『街角ピアノ』が!とれも、すげえカラフル。地元の画家がペイントを。街の各所で誰かがかき鳴らすピアノ。
→そのうちの1台にカメラ設置。…確かに、11台全てに密着するわきゃないわな。
→まずは、シカゴの芸術学校の学生による、「サムワン・ライク・ユー」(アデル、2011)。演劇の公演ツアー中なん?どんどん集まって来るやん!
→なんで平気でオッパイ見えそうなカッコなのよアンタら。
→お次は、ニューオーリンズ在住・路上ミュージシャンの男性(50歳)。「ダウン・イン・ニューオーリンズ」(ドクター・ジョン、2009)で。バージニア生まれでビール工場で働きに来たが、ミスしてクビになり路上ミュージシャンに。ミシシッピ変わるね沿いで生計を立てる…。結構波乱やろそれ。
→お、イカツ目のオヤジが(すいません)。観光のオランダ人男性(53歳)。曲は「マペット・ショーのテーマ」(ジム・ヘンソン、サム・ポトル、1976)。古いな〜。TV番組で「マペット・ショー」ってのがあんのね?子供向け人気番組ですか。
→へー、2011年に地元オランダで街角ピアノを弾いて夢中に…。アムステルダムの駅ピアノ⇩とかあるもんね。
【2020年『8月30日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200909/1599651544】
…って、それをキッカケに、「街角ピアノを巡る旅」してんの?この人。既に世界26か国を訪問。すげー。1,000台以上ものピアノを…。「61歳でリタイアしてこの生活をする」ってあんた、既にめっちゃ来てるやん。仕事しながらでもえんちゃう?
→渋めの男性、58歳。ニューオーリンズ在住のミュージシャン。70歳くらいの貫禄が。「サザン・ナイツ」(アラン・トゥーサン、1975)。
→8歳からピアノを!15歳で稼ぎ始めて以来、音楽で生計を。市井のミュージシャンが、こうやって急に現れるのが楽しい。
→そして映像は歓楽街“バーボンストリート”へ。路上ライブとバーでいっぱい。
→ジャズ発祥の広場、“コンゴスクエア”。もしかして楽器のボンゴとコンガとかは関係あるのか?
→…そうか、アフリカから連れてこられた黒人奴隷(18世紀)が、毎週日曜日にコンゴスクエアに…。そのレベルの自由はあった、てこと?
→老舗のジャズクラブ、“プリザベーション・ホール”。行列出来てる。選ばれたプレイヤーしか出られないのね。ブルース、ゴスペル、ラグタイム…。
→さて例のピアノに戻って、ビール片手に近づいて来たのは、ニューオーリンズ在住、39歳男性。おもむろに「ザット・ラッキー・オールド・サン」(ビーズリー・スミス、ヘヴン・ギレスピー、1949)。
→7歳からギター。本職はバンジョーの演奏家。こういうオッチャン、YouTubeでうまくすりゃ稼げそうだけどな…。
→今度はニューオーリンズ在住、ツアーガイドの女性、23歳。恰幅いいですね。曲は「マイ・トリビュート(トゥ・ゴッド・ビーザ・グローリー)」(アンドレ・クラウチ、1972)。しかし、大学で街を出たこの彼女が、なぜ戻って来たのか?
→ニューオーリンズ在住、ミュージシャン4人が。横のダンサーも仲間なんか。「ストラッティンウィズサムバーベキュー」(ルイ・アームストロング、1927年)はほぼ100年前の曲!
→あ、このピアノに描かれてるの、この人たちなの?それを書いた、地元の画家キャリーさんも一緒に。
→旅行中のカップル。アジア人だな。「愛の夢」(フランツ・リスト)。彼はロサンゼルス、彼女はニューヨーク。遠距離恋愛中。この日が、出会ってからちょうど2周年!
→パリ在住の男性ミュージシャン、29歳。なんかアヤシイ。「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」(ルイ・アームストロング、1930)。この街に訪問したのは三日前。3ヶ月滞在予定。やっぱ、本場のジャズは人を惹きつけるのかね。
→ルイ・アームストロングの足跡を残す、ジャズ博物館。これは行きたい。
→1901年にこの街の貧困家庭に生まれた、ルイ・アームストロング。13歳で注目を集め、23歳で街を離れた。からの一世風靡。
→ジャズ葬。こんな明るい葬式あるかいな。いいね。ジャズ葬を歌にしたのが「聖者の行進」。
→またまたピアノに戻ります。看護師、ホンジュラス出身、52歳女性。礼して入ったぞ?「讃美歌310番 しずけき祈りの」(ウィリアム・バッチエルダー・ブラッドベリー)。いとこの葬儀でこちらへ。
→ミシガン在住の音楽教師41歳。おお。「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」⇩(坂本龍一、1983)!
【『戦場のメリークリスマス』のエントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211229/1640783347】
…高校の修学旅行の引率なんすね。え、坂本龍一のコレ、この日初めて弾くの?!ウソだろ!?すげーな。彼が死んだのを知って興味を持った…てのがまた、音楽による縁だよねー。
→コロラド在住、家族旅行中の兄妹。妹のリクエストかな?アニキが弾きます。「ピアノソナタ第3番」、L.v.ベートーヴェン。兄13歳、妹8歳。毎朝ピアノの練習をする兄の曲で、妹はバレエを踊る。仲いいなー。
→キューバから3年前に移住した、29歳ピアニスト。なぜここへ?キューバ音楽とジャズを融合させて即興で。
→7歳から音楽学校?もう20年選手じゃん。毎日10時間弾いて飽きないんだから、そら本物よ。…この町の音楽祭に招待されたのがキッカケで、ここに。
→2005年、ハリケーン・カトリーナの被害で、町が水没したニューオーリンズ。よく復興したなあ。移動含めて、一時は半減した人口、ハリケーン前の8割に回復。まだまだこれからよ?
→さてお次は、ニューオーリンズ在住のピアノ調律師の男性、29歳。自作曲を披露。テキサスにいたが、カトリーナで破壊された、町の教会のパイプオルガンの修復で、1年前にここへ。…おー、このデカいパイプオルガンを…。完全復旧!
→ニューオーリンズ在住の16歳学生。自作曲「レイズ・オブ・ヘブン」。嵐の日に、海へ行って曲作るな!あぶねーな。
→テキサス在住のミュージシャン、67歳男性。アロハシャツ似合いますね。「ドゥ・ユー・ノウ・ワット・イット・ミーンス・トゥ・ミス・ニューオーリンズ?」(ルイ・アームストロング、ビリー・ホリデイ、1947)を。この街のバンドメンバーだった彼、カトリーナで被災(49歳)してテキサスへ移住。今は通いでここへ。カトリーナで家が吹っ飛んでるとか、どないやねん…。
→なにこの年食ったジョン・レノンみたいな爺さんは。ピアノ撫でてる。ニューオーリンズ在住のミュージシャン72歳。やはり、ルイ・アームストロングといえばコレっすよね、「この素晴らしき世界」(1967)!
…父上もシアトルでジャズミュージシャンを。彼自身もミュージシャンになり、ニューオーリンズを終の住処に。
→しっかし、この曲弾く人で締めるあたり、やるなあ、『街角ピアノ』。
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・『インタビュー ここから「俳優・光石研」』
→ホント、どの作品にもいるのよね、光石さん。『セーラー服と機関銃』⇩のは、完全なる脇役だったんだけど。
【『セーラー服と機関銃』のエントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20231125/1700895982】
→インタビューの場所は、故郷北九州市「小倉昭和館(1939年創業)」。ああ、旦過市場⇩のあるトコか。火災で消失して、2023年末に再建したばかりなのよね。
【2022年『10月11日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221026/1666760655】
…『Dearにっぽん』でもやってなかったかな?小倉昭和館。
→後輩の人が、たまたま座ってること、ある?
→“三角公園”と呼ばれる、黒崎中央公園。
→『おしん』も出てたん?30歳越えたあたりは、生活苦しかったんだね。仕事が如実に減る。
→北九州(門司出身)の青山真治監督との出会いが、状況を変えていく。『Helpless』(1996)。『ザット ヴァケイション』(2007)も。
→「爪痕を残す」ことから解放されたことで、出てきた光石研らしさ、というべきか。「個性なき個性」。
→二ノ宮隆太郎監督が、光石さんのために描き下ろした『逃げ切れた夢』(2023)。主役なのに、松重豊出ちゃったら『バイプレイヤーズ』に見えるぞ。
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《「今日の理科」のコーナー》
・『NHK高校講座 生物基礎「免疫のしくみ(2)」』
→前回の自然免疫⇩からの、適応免疫へ。自然免疫だけでは排除できない病原体への対応。
【2024年『2月24日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20240308/1709892469】
…樹状細胞による抗原提示。適応免疫の司令官・ヘルパーT細胞の活性化へ。旧生物基礎だと、この辺⇩?
【2023年『8月24日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230920/1695216693】
…樹状細胞の提示した抗原と「ピタリ合う受容体を持ったヘルパーT細胞」が活性化。その病原体に、特異的に働く!
→適応免疫の1つ「体液性免疫」と、もう1つの適応免疫、「細胞性免疫」⇩。
【2023年『9月4日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230930/1696069591】
→『体液性免疫』の主役、B細胞。T細胞同様、リンパ球の一種。受容体によって病原体の抗原と結合して、取り込む!B細胞は取り込んだ抗原を活性化したヘルパーT細胞に提示(抗原提示)し、B細胞自身も活性化。で、「形質細胞」に分化して、抗体(というタンパク質)を分泌!これで病原体の増殖・細胞感染を防ぐ。これが『体液性免疫』!
※抗体が、病原体の抗原と結合することを「抗原抗体反応」という
→細胞が感染してしまうと、“抗体”は細胞膜を通過できない大きさのため、体液性免疫が使えない。そこで奥の手である『細胞性免疫』の出番!
→『細胞性免疫』では、キラーT細胞が、“感染した細胞を、細胞ごと排除”する。んーと、それは抗原提示とかそういうのは関係ないわけ?
→あ、やっぱ『細胞性免疫』でも抗原提示はするのね。んで、活性化して感染細胞を丸ごと取り除く、と。
→お、この「自然免疫と適応免疫の違いの表」、分かりやすいな。免疫の単元、まずコレを見てから勉強した方がいいのでは?
→拒絶反応。ヘルパーT細胞が、ほかの受精卵から分化した細胞を“自己”と“非自己”で認識。移植時に、“非自己”に関しては、キラーT細胞に攻撃させてしまう。
→“制御性T細胞”のおかげで、胎児は母親のお腹の中で、“非自己”として排除されずに済んでるわけかー。
つながりつながり。