11月7日の視聴
・『NHK高校講座 世界史「近世の朝鮮王朝」』
→これは、「古代・中世の朝鮮半島」⇩の続き、であろう。
【『7月8日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220710/1657383841】
→10世紀に、朝鮮半島統一を果たした「高麗」。13世紀にモンゴル帝国の侵攻にさらされる。30年ほど戦い、モンゴル帝国⇩の支配下に。
【『10月3日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221016/1665916244】
…元寇にも協力させられる高麗!しかしその元寇の失敗が高麗にもダメージを。
→衰える元。元を北方に追いやり、中国を統一する「明」(1368年)⇩。
【『10月21日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221106/1667707647】
…この中国の王朝交代が、高麗内部に新しい政治思想を生む。頭角を表す“李成桂(りせいけい、イ・ソンゲ)”。倭寇などを撃退する、軍の指揮官。高麗の国王から、政権を譲り受ける李成桂!血みどろの戦いがあったのかと思いこんでたわー。で、朝鮮王朝建国(1392年)。国号を「朝鮮」、都は「漢城(かんじょう、ハンソン)」に遷る。今のソウル。
→仏教から儒教へ。軍を持ったりして堕落した仏教より、儒教とくに「朱子学」(南宋の学者、朱熹(しゅき)が体系化)を重んじる李成桂。“上下関係”と“身分制度”を重視。階級社会の理論付けに使ったのか!
→中国同様の科挙を採用。科挙に合格した官僚、“両班(ヤンバン)”が朝鮮を動かす!
※武班と文班の2つをまとめて、両班。
→祖先を大切にする“孝”を重視。それにしても、「朱子学のみが正しい」というのは、それ以外を迫害する元にもなると思うが…。
→独自の文化の開花。歴代の王と王妃を祀る、宗廟(チョンミョ)。そこで演奏される、「宗廟祭礼楽」。作成は、第4代国王・世宗(せいそう、セジョン)。日本で言えば、「新古今和歌集を、後鳥羽上皇が編纂指示した」ようなもん…?
→訓民正音(のちのハングル)を公布したのも世宗なの?!これはデカい功績。
→16世紀末。1592年に秀吉⇩が朝鮮出兵を!壬辰・丁酉の倭乱(文禄・慶長の役、1592-93、1597-98)。
【『11月3日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221121/1668960928】
…敗色濃厚(日本が優勢)な中、明の協力で膠着状態に持ち込み、秀吉の死で終戦。これがため、国交断絶する朝鮮と日本…。
→捕虜として日本に来た朝鮮人!?朱子学者・姜沆(きょうこう、カンハン)。彼と出会う藤原惺窩(せいか)。姜沆から、学びたくて仕方なかった儒教(朱子学)を吸収する惺窩。
→奇しくも、その後の日本の統治者・徳川家康が、幕府統治に藤原惺窩から手に入れた朱子学を採用!
→再びの国交を求める家康。反対意見も出る中、それを受け入れ「朝鮮通信使」を送る朝鮮。計12回!…逆に、13回目が無かったのはなぜだろう?
→「朝鮮通信使来朝図」(羽川藤永)。将軍のもとに朝貢に来てると見せかけ、将軍の権威を見せつける意図、あり。食えねえ御仁だぜ、家康…。
→朝鮮王朝のメリットは「当時の明朝の不安定さ」と「日本の再・朝鮮出兵への牽制」。江戸開府の頃には、明も朝鮮も、建国から200年以上経ってるわけで。その変化が、たった10年ほどでの国交断絶からの回復、を可能にしたのだな。
◇
→なんの因果やら、Eテレ1で上記「近世の朝鮮王朝」をやった翌週に、Eテレ3(サブチャンネル)で今回の「近現代〜」をやるという妙。前半をメインで、後半分をサブチャンネルで、同時に4月から放送して、こんなうまい具合につながると、逆にうすら寒いな。
→さて本編は、19世紀(ざっくり1800年代)後半からの朝鮮半島。
→のっけから、前回見た「朝鮮通信使来朝図」(羽川藤永)の話題から。当時、開国した日本と清朝。しかし朝鮮王朝は、清朝との冊封関係を維持、開国はせず。
→実権を握っていたが、失脚する大院君(テウォングン)の“攘夷派”。当時の王は大院君の息子、高宗(コジョン)。大院君失脚後、高宗の妻(つまり王妃)・閔妃(ミンビ)の一族“閔氏(ビンシ)”が力を持ち、開国に向かう。折しも、軍事力で開国を迫る日本。
→日朝修好条規(1876年)を締結し、朝鮮開国。例によって不平等な…。
→清朝に阿る“穏健開化派(事大党、ミンビ側)”と、日本にすり寄る“急進開化派(独立党)”が対立!
→急進開化派・金玉均(キムオッキュン)、反乱を起こす(甲申政変、1884年)。しかし、清の袁世凱に鎮圧される。…日本の後押しがあったのに?日本は金玉均を助けなかったのだろうか??
→が、逆に穏健開化派に警戒される、清。日本ともバチバチになる、清。一触即発。
→そこへ発生する甲午農民戦争(1894年)。珍圧に向かった日本と清が、まさかの(でもないのか?)衝突。日清戦争(1894年)!
→勝利する日本。下関条約(1895年)での「清は朝鮮の独立を認める」とは、「清と朝鮮王朝の冊封関係の消滅」を意味したのか!ずっと、「清朝の植民地でもないのに、朝鮮の独立を認めろ、ってどういうこと?」とは思ってたんだよね。
→下関条約後、清朝に代わって朝鮮への影響力を強める日本。…で、どう強めたの?方法は?
→日本の圧力を嫌い、ロシア(南下政策中)に接近する閔妃。バレたのかなんなのか、日本側に暗殺される閔妃。国王・高宗はロシアの公使館(なにそれ?朝鮮国内の大使館的な?)に避難。妻が殺されて、自分も身の危険を感じたのだろうか?
→公使館から政治を行う高宗。国号を“大韓帝国(韓国!1897年)”に。…うーん…番組では「高宗は、皇帝となることで、清や日本と対等であることを示した」と言ってるが、肩書きを自分で変えたら対等になれるような、そんなお手軽なもんじゃなくね?
→で、日英同盟(1902年)からの日露戦争(1904年)。ポーツマス条約(1905年)で、日本が「韓国における優越権」を得たことってさ。中学の定期テストの軽い扱いに比べ、だいぶ重要だったんだな…。
→優越権、て国際法上どういう権利なんだろ。無限に押しつけられるもんじゃないと思うんだが。でもこのあと、韓国は「日本の保護国」に。それは『外交権を奪われる』ということ。
→保護国化に反発する高宗。万国平和会議(第2回、ハーグ)で日本の侵略を訴えるも、受け入れられず。…て、これもよく分からんのよ。なんで受け容れられなかった??「優越権あるんだから当然」なのか、過去の日朝修好条規が効いているのか…。あれ、そういうやこの当時、日朝修好条規、まだ生きてるのかな?国号変わっただけで破棄できるもんじゃないよな?
→平和会議へ訴えた(*)ことで、退位させられる高宗。韓国軍も解散の憂き目に。…日本に抵抗する武装闘争(義兵闘争)が激化。
(*)…「ハーグ密使事件」って言うらしい
→あ、上の答え合わせが。
「インドの権益(イギリス)、フィリピンの権益(アメリカ)同様、韓国の権益は日本に確保させる」流れは欧米列強に既に認めさせていた
…要は、韓国を日本が保護下に置くことで、自分たちの権益にも手出しさせない、と…?韓国の根回し不足か…。
→なぬ?「韓国併合」(1910年)、欧米列強の黙認のもと、大韓帝国の支持を得たように装いながら併合したの?どうやったら出来るのよ、それ?
→へ?日本によって、大韓帝国が「朝鮮」と改められたの?てことは、国号変遷は“朝鮮(1392年)⇒大韓帝国(1897年)⇒朝鮮(1910年?)”てことか。ややこしいな!
→あ、でもこれで長年の疑問が解けた!“韓国”併合なのに、併合後の統治機関が“朝鮮総督府”なの、意味が分からんかったのよね。で、武断政治とは?そして同化政策。
→ウィルソン大統領が「民族自決の原則」(1918年)を発表。…どこに?
→独立の機運から広がった、三・一独立運動。高まる朝鮮人の民族意識。
→日中戦争が始まり、補給基地となる朝鮮。進む皇民化政策。神社への参拝。朝鮮語の禁止。創氏改名の導入。
→徴兵も。でも私は、徴兵に関して言うと、太平洋戦争開戦後に、既に自国民であった日系人を、財産没収などして追い詰め、戦地へ向かわせることで忠誠を誓わせる、そんなアメリカ合衆国⇩だって、十分えげつないと思うけどね!
【『10月23日の視聴』バタフラエフェクト#20→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221108/1667837522】
→内鮮一体。できもしねーことを…。
→日本の配線で、35年の支配から放たれる朝鮮。大韓民国(1948年8月)建国、李承晩(イスンマン)大統領。同年9月、朝鮮民主主義人民共和国が建国、金日成(キムイルソン)首相。いつ国家主席になった…?
→そして朝鮮戦争(1950年〜)⇩。戦いの趨勢は、この『日本史「占領と国内改革」』の通り。
【『9月27日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221008/1665156354】
…300万人以上も犠牲者出したのか…。しかも、朝鮮半島全域が戦場となった点で、日本みたいな島国とはまた違う憂き目に遭ったと言えよう。
→1953年の休戦協定で、また38度線に国境が。
→軍事クーデターで朴正煕(パクチョンヒ)が権力を握り、大統領(在位1963-79)に。反共産主義。
→アメリカの意向で、日韓基本条約、締結(1965年)。国交正常化(と、日本の経済協力)。
→冷戦終結後の、北朝鮮(金正日・キムジョンイル最高指導者)と韓国(金大中・キムデジュン大統領)の握手。南北首脳会談(2000年)!
→その後の、北朝鮮の核開発による分断はご存知の通り。
◇
・『NHK高校講座 世界史「ギリシアと都市国家」「ローマ帝国」』
→再⇩。
【『5月12日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220519/1652889540】
→陶片追放、面白いけどおっかねえな。罠にハメられる人もいるのでは。
※初回視聴でも似たようなことを言ってる私
→デーモス(地区)。これが“民衆”を表すようになり、“デモクラシー”に。
→紀元前5世紀のペルシア戦争後に、アテネの民主政が完成。アケメネス朝ペルシア⇩…は西アジア全域を支配する大国。
【『4月22日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220428/1651104354】
…ギリシアは、三段櫂船で勝負!上中下の三段の漕ぎ手。のちにフォーキオンにやられる、あれと同じ船か?
→ギリシア人、ペルシアを打ち破った!
→ペリクレス(前495ごろ〜前429)。“アテネの民主政を完成させた”男。行政や裁判に関わる者は抽選で、将軍などは投票で決定。
→え、ペリクレス、将軍なの?
→ポリスの衰退とマケドニア王国の台頭は、かの作品の通り。アケメネス朝ペルシアも倒す。そんな東方遠征。
→ある国の領土拡大が、穀物や文化の広がりを後押しする、てのはのちの歴史も同じ。ローマ帝国しかり、モンゴル帝国⇩しかり…。
【『10月3日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221016/1665916244】
→ギリシア文化+オリエント文化=ヘレニズム文化。
◆
・『DOC(ドック)あすへのカルテ 第1回「記憶喪失」』
→オープニングの現在から、過去回想(今回は20日前)にとんで今へ繋げるパターンか。
→日高のり子さんの声で、あそことあそこの夫婦関係に、視聴者が一発で気づいちゃうのはご愛嬌。それはそうと、「主人公の友人医師」と序盤で出てきた「女性患者の夫」を、どっちも関俊彦さんが演るのはカンベンしてください。混乱するわ。
→とはいえ、映画では手垢の付きつつも主人公の経歴で様々なパターンを見せる、この「記憶喪失」ネタ。弁護士⇩だったり、
【2021年『3月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20210328/1616865064】
…はたまた植物学者(?)⇩だったり。
【『3月23日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220331/1648659157】
→「記憶が戻ってほしい」女性と「記憶が戻ってほしくない」男性が同じ職場でせめぎ合うシーンが見られるであろう余白も、だいぶ楽しみです。第2シーズンとかで無理矢理続ける昨今の海外連続ドラマと違い、16回完結、てことでいいのだろうか。それもまた良き。
◇
・『DOC(ドック)あすへのカルテ 第2回「踏み出す勇気」』
→まあ、辞めるわけねーよな。
→コイツが名付けんのかよ、“ドック”って?!
→スマホに順応すんの早すぎる。昨日の今日だぞ?指紋認証まで!
→あーこの娘(研修医)、さっき怒られたけど、褒められるパターンじゃね?
→いや、最後のアンドレアのセリフ、彼女にショック味が深すぎる。泣く。
→新医長のアイツ、妻となんかグルだぞ。
◇
・『DOC(ドック)あすへのカルテ 第3回「夫婦」』
→アイツ誰でもいいのか?
→む。ゲイかな?
→ここにカップル、あちらに夫婦、こちらに老夫婦。
→バアさんがやたらと強気でジイサンに軽口(永遠に入院させるぞ、とか)ききすぎて、ジイサンの死亡フラグ感がすごい。
→死亡フラグを恋愛フラグと嫉妬フラグにするの、流石に読めなかったわ。
→誰だこの男は。
◇
・『DOC(ドック)あすへのカルテ 第4回「いいけど悪いもの」』
→なんかこの女そそくさと帰ったな。
→弟かよ!
→なんで仲悪いんだよ。
→姉弟の絆は戻ったのか?
→で?死ぬってこと?なんの病気なのよ!
→多発性硬化症。
→え、ちょま、こんなこと、よくあることよ?ドラマだからかもしれんけど、アンドレアのせいで死んだわけじゃあるまい?対処は早い方だったろ?
→お、新医長(名前なんやったっけ)、やっぱ奥さん薬屋か。アメリカ行きとか、怪しいとは思ってたわ。
→え、結局辞めんの???誰か止めろよ!
◇
・『DOC(ドック)あすへのカルテ 第5回「間違い」』
→ブルーノ(冒頭で)、怪しいな。妻の妹(ソフィア)に手え出してないか?
→あー、Dr.マルテッリは、白人女性研修医の母親(ここの医師)か。外科医長の。
→あーやっぱヤッてたか。
→バレてるだろ、その演技。
→女優には向いてる。
→ん?スパの誘いは…なぜ断った?
→サルドーニ夫妻、まだなんか企んでるな。
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