人で何が悪い

 

9月27日の視聴

 

・『100分de名著 知里幸恵アイヌ神謡集” 第1回「アイヌの世界観」』

→指南役の中川裕さん(千葉大学名誉教授)、ゴールデンカムイアイヌ語監修なのか。

 

→ナレーションは宇梶剛士。母上は、アイヌ解放運動の先駆者。それでか。

知里幸恵と、言語学者金田一京助との、出会い。請われて東京に出るも、心臓病がたたって、『アイヌ神謡集』が書籍になる前に亡くなった、と。19歳は若すぎる。

→フクロウ、すぐ殺すやん…。

→チャランケ、ラップバトルじゃね?

→伊集院さんもおんなじこと言うてた。

→ヌマガイの話、笠地蔵的な…?

 

 

・『100分de名著 知里幸恵アイヌ神謡集” 第2回「“語られる物語”としての神謡」』

→カムイの人間は、割と対等。

→おう。突然始まった「アイヌ語動画講座 紙人形劇」、カムイユカラ(神謡)。連呼される音“ホテンナオ”。それは“サケへ”というものにあたる、と。

→口承文学なので当然だけど、「同じ話を同じ人が2回やっても別の表現」だし、もちろん「同じ話を別の人がやれば別の表現」…って、それもう『落語』じゃん。

→そして伊集院さんも(伊集院さんこそ、だが)また同じことを。

→再現のためのフォーミュラ(常套句)。

→神謡は、「耳で読む物語」。

→サケへ≒リフレインの句。

→前回もだけど、朗読は「知里幸恵の姪の娘」、木原仁美さん。木原さんからみて、知里幸恵が「大叔母」にあたる、てこと…?なんかいい声してんのよね、木原さん。そう、市原悦子さんみたいで。

 

→「チキキ」、スズメじゃね?

→やった!「カッコク」はフツーにカッコウなのな。鳴き声が呼び名。

→めっちゃ長いサケへあるやん。

→伊集院さんが驚いてる様が「へー!」が多いことで分かる。

→「二次的なサケへ」はいわゆるサケへの前につく…とは限らんのか。

→つーけまつーけまつけまつけー。

 

 

・『100分de名著 知里幸恵アイヌ神謡集” 第3回「銀の滴降る降るまわりに」』

→フクロウに矢が刺さったのでなく、「フクロウが飛んできた矢を、受け入れて舞い降りた」ということ???

→でも死んでるは死んでるのよね。

→神窓。家の入口とは違う、カムイの窓。そうすると、尾形百之助⇩はそこに向けて銃弾ぶっ放したと…。

 

【2020年『7月4日の視聴』ゴールデンカムイ第十話「道連れ」→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200713/1594571283

 

→一人称「私」がカムイの目線なのが面白いよな。

→和人の作ったものを、「自分で作れないから“宝物”」という扱いなのが謙虚。

→ニシパ(立派な人)!

知里幸恵の、「書き言葉としてのアイヌ文学」の類稀なるセンス!

 

 

・『100分de名著 知里幸恵アイヌ神謡集” 第4回「知里幸恵の想い」』

→なんかやっぱ、1つの文学を理解しようとするとさ。今の自分の生活とは違う、その時代のその土地での空気とか文化の類を学ばないと難しいんだよね。

→だから例えば、先日観た映画『いまを生きる』⇩にしても。アメリカのその当時の寄宿舎の雰囲気、そこに子弟を送り出す親たちの思惑をも、知らないと「?」となることは多いよね。

 

【『いまを生きる』のエントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220929/1664403507

 

アイヌの歴史。松前藩成立(1604年!江戸幕府開府してすぐ!)する前は、対等に和人と交易してたんだ。それがなぜ?

松前藩が、藩士への俸禄を「アイヌとの交易」に限定(北海道、米が取れなかった)。それが和人の権力拡大、砂金掘りでの河川の荒廃を招いた、と。そして戦うアイヌ(1699年のシャクシャイン戦争、1789年のクナシリ・メナシ蜂起)。

→特に大きかったのはシャクシャイン戦争での敗北。松前藩の支配が強まる。これは…グウの音も出ない。そして迫害。奴隷扱いじゃねーか。この2022年9月現在、ウクライナの男性たちが、ロシアからの侵攻に、必死の抵抗を見せるのも、わかるハナシだ。

→そして、自らの言語を、経済基盤のために封印する喪失感。我が子に「アイヌ語は汚いコトバだから日本語を覚えろ」と言わざるを得ない無力感。根こそぎアイデンティティを奪われる。それが戦で負けた者の運命なのか。

アイヌ(=人間)、アイヌコロ(=尊敬する)を蹂躙した、和人の子孫が我々なのか。

金田一京助をして、同化政策には全くの疑問を挟んでおらず、「アイヌでなくなることが幸せなんだ」と思っていたのか。それでも彼が広めなければ、文化は消えていた。複雑。

→「同化なぞ、望まぬ!シサム(和人)だと口には出来ても、本当はアイヌだ!同じ人間ではないか!!!」…そんな内容を読んでいて、涙が出てくるわ。

岩波文庫の、色か!赤だから「外国文学」のくくりなのだな。

中曽根康弘(元首相)、1986年に「日本は単一民族」とか言っちゃってたのか。それは不見識だろ。

→あー、萱野茂さんはアイヌ初の国会議員だったのか。

→お。ちょっと待て。この、番組開始21分で出てきたアニメーション、「海岸に打ち上がるクジラ」といい「空に浮かび上がる文様」といい、完全に『サマータイムレンダ』⇩にリンクしてないか?

 

【『9月11日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220918/1663463061

 

知里幸恵が望む世界が、今そこに。イヤイライケレ。

 

 

・『NHK高校講座 日本史「鉄砲の伝来」』

→戦国時代の終わり〜安土桃山時代。16世紀中ごろ。

→このころの世界は大航海時代ポルトガルとスペインが覇権を争う。

ポルトガル語のコンフェイト(砂糖菓子)が“金平糖”に?!※諸説あり

→1543年の種子島への鉄砲伝来、「ポルトガル人を乗せた中国の船」なんだ。ポルトガルから流れ着いてきたんだとばかり。

倭寇の船。この頃(戦国時代)は、日本人でなく中国人がほとんど。

→これを機に、1584年にはスペイン船まで来航。南蛮屏風。南蛮貿易!日本の銀の流出。

→明朝の海禁政策(貿易の禁止)が、倭寇が非合法に貿易する動機を与えてしまったのだな。ポルトガル人の本拠地はマカオ

→きた!1549年、フランシスコ・ザビエルカトリックイエズス会大友宗麟が改宗、キリシタン大名

→やがてアレッサンドロ・ヴァリニャーノの勧めでヨーロッパへ送る、「天正遣欧使節」の4人。2年もかけてローマへ。1585年、日本人として初めてローマ教皇(グレゴリウス13世)と謁見!いーなー。でも、行くの命懸けだったろうなー。

→学校や病院作ってくれるなら、改宗する日本人も多かろう。特に、下層民は。

→そして織田信長桶狭間の戦い(1560年)。アレッサンドロ・ヴァリニャーノの連れてきた黒人奴隷を“弥助”として側近に。

足利義昭を15代将軍に押し上げる代わりに、堺の権利を手に入れたのか!鉄砲のために…。でも1573年に義昭追放。室町幕府滅亡。

→1581年の「京都御馬揃え」はどういう意図?

⇒日本国民の、規範意識

 

 

・『NHK高校講座 日本史「占領と国内改革」』

→昭和半ば、20世紀。

→戦前と比べ、占領下の給食の豪華なこと。GHQと旧日本軍の備蓄食料、およびララ物資(アジア救済連盟、LARAからの生活必需品)による。

※アジア救済連盟は、アメリカの慈善団体

→選挙法の改正、1945年12月なんだ。憲法の制定後だと思ってた。GHQの肝いり。

→1945年8月30日、厚木飛行場にマッカーサー来日。降伏文書の調印は9月2日。

→間接統治。極東国際軍事裁判

GHQの五大改革

「①女性の解放」

「②労働者の団結権の保障」

「③教育の民主化

軍国主義教科書を黒塗りする

※学校教育法(1947年)

「④秘密警察制度の廃止」

治安維持法特別高等警察を廃止

「⑤経済の民主化

財閥解体、農地改革(小作農→自作農)

ポツダム宣言の内容も、新憲法の元にもなってるな。

→第44代・幣原喜重郎内閣。新憲法の作成に迫られる。結局それすら、GHQの草案の世話になるわけだが…。

→冷戦とマーシャル・プラン(1947年)⇩。からのNATO北大西洋条約機構)。対して、コミンフォルム(1947年)、からのワルシャワ条約機構

 

【『3月24日の視聴(その2)』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220401/1648818063

 

→内戦「中国共産党vs国民党(アメリカが支援)」。勝った共産党ソ連寄りに。

→ここの朝鮮半島の動向、メチャクチャ面白い(ごめんなさい)な…。

①日本の降伏後、38度線で分割占領(北はソ連、南はアメリカ)。で…

②1948年9月、分離独立。

③1950年9月、北朝鮮が侵攻、半島の大部分を制す(韓国は釜山周辺のみに)。

④1950年11月、逆に韓国が半島を制す(北朝鮮は中国国境付近のみに)。

※国連軍が参戦、韓国に協力

⑤1951年1月、北朝鮮が盛り返して(中国の義勇軍の参戦)、38度線を超える!!!

⑥1953年7月、割と38度線で膠着。

…目まぐるしい。

警察予備隊。戦争特需。レキデリで観た⇩な。

 

【『9月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220921/1663688599

 

⇒「おた話」は『あたらしい憲法のはなし』の紹介。非常にいい名文だし、挿絵はテストでよく使われる「戦争反対」の風刺画(?)。でも、朝鮮戦争が勃発して副読本に格下げ、1952年以降使用されず。今年の、ロシアのウクライナ侵攻でもそうだけど、いざ始まってしまったら、憲法は無力なのだな、という一例でもある。

 

 

・『はなしちゃお!〜性と生の学問〜「夏休み特集」(1)』

→前回視聴はこちら⇩。

 

【『4月5日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220412/1649722343

 

→「セックス×薬史学」。漢方のハナシかな?

→内藤記念くすり博物館。岐阜県各務原市。ここ楽しそうだな!

→オットセイのペニスとか、附子(ぶし、トリカブトの根)とか、結構エグい代物がわんさか。

→江戸時代の“一粒金丹”。名前がもう。

→1998年の、バイアグラの承認まで6ヶ月。早いんだ。通常の承認までの期間って、どれくらいなん?

→「男の下着×男性学」。なんかまた(?)千葉大学の先生出てきた。

→ブリーフでバスケットボールなんかするか!

→「男性用のフリフリ」はトランスジェンダー寄りの人用、だよな。「チ○コの収まるレース下着」ってだけの。

 

 

《『今日の数学』のコーナー》

 

・『NHK高校講座 数学I「2次関数のグラフをかく」』

→頂点を出すには、“平方完成”。標準形にするまでのアプローチが自分と微妙に違うので、混乱しないようにしないとな。

→“傾き”?1次関数じゃないからな…。

→頂点の近くから描画する方が良さそうだな。それは暗算せずメモしないとやらかすぞ。

→曲率。

→「おもしろい形のグラフ」。えーと、①〜③のうち、x²+(y−³√x²)²=1、のグラフはどれか?①は3次関数だから違うよな。②か③だとは思うけど、よくわからんのでx=1を代入したらy=1になった。また、x=0を代入するとy=±1。すなわち、(1,1),(0,1),(0,−1)をすべて通るのは、②の「ハート型のグラフ」じゃね?

※ちなみに③は富士山型

→正解!②は「恋の方程式」だそう。③も数式あるの?静岡大学の入試問題?!なるほど。山梨大学も対抗しないかね。

→右辺が「因数分解」出来ると、x切片がすぐ求まる。y=x²+4x-12のグラフも(−6,0),(2,0)と(0,-12)を通り、頂点(-2,-16)。を盛り込めばOK!

→2次関数の平行移動の問。y=x²-2x+3を平方完成して、それぞれ元の(x,y)に(x-2,y+3)を入れ込んで、y=(x-3)²-1、でどや?

→あーそっか!!!グラフに落とし込んで、頂点(1,2)を(3,-1)に移動したらすぐやん!

※高校講座のホームページに、平行移動の例題あるらしいで

→女子チームも同じこと言うてる。幾何に落としこむ習慣が要るな。

→(エサの)ねずみは要らんわ!

→昨日より面白かったな。

 

 

つながりつながり。