裏切る術

3月17日の視聴

 

・『映像の世紀バタフライエフェクト 第33回「運命の恋人たち」』

→#31はこちら⇩。

 

【2023年『2月15日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230308/1678228828

 

→2022年4月、ウクライナ。地雷により、足を失った女性。抱擁するのは夫。男性から女性への、足を失う前と変わらない愛情、とか言うけれど。これ、立場が逆で、戦場で足を失った男性と、その恋人の女性カップルの場合、女性は男性を捨てる可能性高いし、よしんば婚姻にまでこぎつけたとしても、妻は徐々にマトモに働けない夫に嫌気がさして、別れを切り出すのだよ。だから、殊更いい話には見えないんだよね、申し訳ないけど。

→映画「気ままなマイレディ」(1925年)。人気女優クララ・ボウ。その頃生まれたノーマ・ジーン。彼女はのちに、1946年、マリリン・モンローになった。大富豪ジョニー・ハイドに見いだされ、美容、整形、演技指導に明け暮れた末の、映画「アスファルト・ジャングル」(1950年)。スターへの階段を登り始める!

ジョー・ディマジオと結婚したんだっけ。野球選手?日本にハネムーンに?でも韓国に慰問に⇩。ディマジオ怒る。

 

【『映像の世紀⑧』のエントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211208/1638891173

 

→スカートめくれる、映画「七年目の浮気」。専業主婦として家庭に収まらないマリリン・モンローに、業を煮やすディマジオ。そして離婚(1954年)。

→そのころ、異人種間結婚禁止法(なにそれ?!)で逮捕されるリチャード・ラビング(夫、白人)とミルドレッド・ラビング(妻、黒人)。えー…?「執行猶予25年」。ワシントンのスラムに。細々と暮らすように。

→今度は劇作家アーサー・ミラーと結婚するマリリン・モンロー。1956年7月のプライベート・フィルムは…幸せそうだけど。俳優養成学校にも通ってさ。でも…セックス・シンボルを求める大衆。2度に渡る流産。ミラーとも、破綻。

→マリリン…今度はジョン・F・ケネディと。ジャクリーン夫人にも秘密の…。ケネディ大統領、45歳の誕生祝賀会(1962.5.19)にサプライズで現れるマリリン・モンロー!ジャクリーンは欠席していた状況で…。

→FBIからの警告で、マリリンとの関係を断つケネディ。そして、酒や薬物に呑まれるマリリン・モンロー。…自宅で死去(1962年8月)。葬儀をとりしきる、かつての夫ディマジオ

公民権法を押し進めるケネディ

→有罪の取り消しを求め、ロバート・ケネディに打診するリチャードとミルドレッド。州では認められず、連邦最高裁判所に上訴。4年の歳月をかけ、1967年に勝訴。

→「さよなら、ノーマ・ジーン〜」と「キャンドル・イン・ザ・ウインド」の中で歌うエルトン・ジョン。同性愛者であることのカミングアウトが、彼の地位も名誉も健康も汚していく。

エイズ専門病棟を訪問し、素手で患者と握手するダイアナ妃(1987年)。ダイアナが思いを馳せる、マリリン・モンロー。「キャンドル・イン・ザ・ウインド」が、エルトン・ジョンとダイアナをつなぐ。

→恋人ファーニッシュと出会うエルトン・ジョン。交通事故死したダイアナ妃。葬儀で「キャンドルインザウインド」を歌うエルトン。

→ブレア首相によるLGBT法案(2005年)。記念すべき最初のカップルは…エルトン・ジョンとファーニッシュ!

→2015年。アメリカでの同性婚合憲判決。推し進めたギンズバーグ(RBG!)⇩と、根拠となったのは、48年前のリチャードとミルドレッドの婚姻。

 

【2021年『2月22日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20210312/1615522062

 

 

・『映像の世紀バタフライエフェクト 第32回「大統領が恐れたFBI長官」』

リチャード・ニクソン第37代大統領が国葬としたのは…FBI(連邦捜査局)長官に48年君臨した、一介の公務員ジョン・エドガー・フーバー⇩!

 

【2021年『12月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220112/1641962500

 

…英雄視された裏側で、盗聴などの違法操作で、危険人物の監視を。大統領までも監視…。アンタも相当危険やろがい!

ルーズベルトトルーマンアイゼンハワーケネディ…。フーバーの保身のため、大統領の女性関係すらファイルに綴じこむ。アレ⇩の黒幕、コイツがモデルなんじゃ…。

 

【『マイノリティー・リポート』のエントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211105/1636043643

 

→チャールズ・リンドバーグ⇩の赤ん坊を誘拐?身代金5万ドルを要求。州警察は身代金を奪われ、犯人を取り逃がす。

 

【2022年『10月23日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221108/1667837522

 

…2ヶ月後、赤ちゃんは自宅近くの林の中で…遺体で発見。

→新たな責任者が司法省捜査局長のフーバー。科学捜査でハシゴの持ち主を、筆跡鑑定で脅迫状の人物同定を、そして奪われた紙幣のナンバーから、犯人を特定。…死刑に。いや、決め手が“リンドバーグが「声が似ている」って言ったこと”なの、危なくない?

→あー、これで司法省捜査局がFBI(連邦捜査局)に格上げになったのか。怖えな、世論。初代長官になるフーバー。いやマジで、初代が48年もトップにいるのは弊害でしかねーだろ。正義面する人間が、いつまでも正気でいられるわけがない。その承認欲求が人を狂わせるの、SNSで可視化された今なら分かる。

→大物ギャング、ジョン・ディリンジャーを待伏せ、射殺したうえ、市民に公開?

→自分が主役のPR動画…イキったYouTuberやん。

→フーバーの方針…FBIにユダヤ人も黒人も、スペイン系もいない。

→リベラル嫌いのフーバー、ルーズベルト大統領を敵視。自分が大統領になる選択肢は(人気が無い!(笑)ので)諦め、FBIの強権化へ。国民の指紋を…。

ナチスのスパイを狩るための、PRスピーチ映像。自らを威厳強く見せるため、何度も撮り直しを。それ、ヒトラーがやってたやん?!

→盗聴の権限(違法)を手に入れ、大統領夫人エレノア・ルーズベルトの手紙をも掘り起こすフーバー。彼女の交友関係に左翼運動家がいることを危険視し、さらに掘る。

トルーマン大統領は、FBIを危険視し、海外で諜報活動を行うCIA(中央情報局)を設立(1947年)!そういう経緯が…。違いが分からんかったのよね。独裁のFBIと、集合体のCIAか。

アメリカ国内に制限されたFBI。しかし、冷戦で赤狩りを求める国民の求めを追い風に、共産主義者を弾圧。その捜査ファイルを巧みな言い訳で渡さないフーバー。すり寄る、赤狩りの中心にいた、当時下院議員のリチャード・ニクソン

アイゼンハワー大統領はフーバーと蜜月状態に。アヤしくね?

→あー、政敵の調査に利用したかったのか。対等に扱わせるため、アイゼンハワーの愛人ケイ・サマーズビーとのホテル滞在記録まで入手するフーバー。鍔迫り合いだな。

ジョン・F・ケネディ大統領誕生。当初から毛嫌いするフーバー。ケネディの海軍時代の相手インガ・アルバド(ジャーナリスト)まで。

→司法長官は弟ロバート・ケネディ。フーバーが信用できず、やりとりは弟と。フーバー解任を目論むも、任期途中で暗殺⇩。もしや…?

 

【2020年『5月2日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200511/1589125912

 

→暴走するFBI。コインテルプロ(対諜報活動プログラム)で合法な者まで罠にハメて追い落とす。標的は、キング牧師。脅迫の手紙を送るFBI。

ブラックパンサー党リーダー、フレッド・ハンプトンを追い詰めるため、スパイを送り、やがて射殺。スパイとなったウィリアム・オニールの告白、とは…インタビューで全てを暴露したあと、オニールは自殺。…ホントに自殺??

リンドン・ジョンソン大統領も、フーバーに異例の権限を。オマエも女性関係か…。

ニクソン大統領誕生!ほぼほぼ?フーバーの仲間やん。最悪。

→…そんな中。敢然と立ち向かうベトナム反戦運動の旗手、ジョン・レインズと妻ボニー。FBIが自分たちを監視している証拠を握ろうと、FBI事務所に忍び込む!

→決行は1971年3月8日。それは「モハメド・アリvs.ジョー・フレージャー」⇩の世紀の一戦の夜!

 

【2022年『4月11日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220417/1650181118

 

…街から人が消える22時。作戦は成功。そのファイルは、ワシントン・ポストへ…。司法長官の圧力を跳ね飛ばし、1971年3月24日。盗まれた文書の内容を公開!…まあぶっちゃけ、最初は自分たちで望んだんだけどね…。

→国民の、フーバー辞任を望む声の中、突然死去。1972年5月2日、77歳で。これが冒頭の国葬か。450kgの鉛入りの棺?バカ?

→2年後ウォーターゲート事件で職を追われるニクソン

→コインテルプロで、なにもまだしてない市民をも罠にハメたことで責められるFBI。裁判所の令状を義務付けられるFBI。

→でも現代。元CIAのスノーデンにより暴露される、NSAの違法行為が明るみに。テロ行為撲滅のためになら、何をしてもいいと?

→FBIのビル、フーバーの死後に“フーバーの名前”つけてんのかよ!

→しかし行方知れずな、大統領ファイル…。

 

 

 

つながりつながり。