幻の放送事故

8月18日の視聴

・『白黒アンジャッシュネルソンズ(前編)」』
→この本放送は「2020年6月9日」です。つまり、昨年観た⇩渡部さん謹慎中の「ネルソンズ・前編」でなく、この放送以降お蔵入りになってしまい、テレ玉でもtvkでもMXでも放送されなかった幻のネルソンズなのだ。2年ぶりに蓋を開けようと思ったのは、そろそろ永久保存としてウチのBlu-rayにダビングしちゃおう、というただそれだけだったりするのだが。

【2021年『8月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20210823/1629726844

→和田と青山が島根県で幼なじみで、岸が山口県で2コ上。
→タッキーと呼ばれ、イケメンだった和田が、まんじゅうになるとは…。
渡部建の「100日後の和田まんじゅう」がバカウケだよ。
→岸のお父さん50歳上(この当時86歳)。岸、「お父さん絶倫なんかな」「もしかして俺も絶倫なのかも」じゃないわ。しかし、この場面での最大の盛り上がりどころ(2022年の今から観て)は実は、


岸「もう…(絶倫だから)妻はいますが、そこにはとどまらない、とどまらない」

渡部建「“妻でとどまらない”はダメだろ、妻でとどめなきゃいけない」

…よく言えたよな…。どんな気持ちで…。すげえな…。
→品川ブログからスタートした岸。
和田まんじゅうの一人語りが始まる…所を、話の腰を折る渡部建。笑いすぎて腹痛い。
→あー、後編も面白そう…でも二度と観られないんだよな…辛え…Blu-rayの特典映像とかで出してくれたり…しないよな…。

・『白黒アンジャッシュカンニング竹山(後半)」』
→前半はこちら⇩。

【『7月16日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220719/1658215114

→ほらね。竹山さんも「アンジャッシュにはライブをやってほしい」って言うでしょ。あれだけ世を騒がしたら(つっても芸能人でもなければ大したことじゃないんだけど)、原点に帰ったほうがいい。私も観たい。でもあのスタートは要らん(ア〜ンジャッシュ!のヤツ)。

・『白黒アンジャッシュ真空ジェシカ(前編)」』
→へー。人力舎M-1決勝は久しぶりなんだ。キングオブコントは結構出てるのにねー。
→川北(ヒゲのほう)がボケる時は上を向く。フォーム盗まれてるな、じゃねえ。
慶應の川北茂澄、青学のガク。川北は「東京おもしろ大学、リハビリテーション学科」だとしたい。めんどくせぇな!
→バーターで人力舎に来たのは分かったけど。そのメインのスパナペンチとやらはどうなった?

・『白黒アンジャッシュ真空ジェシカ(後編)」』
→逆ニッチェおもろいやん。もっとウケてもええねん。
→児嶋さんは、ホントこういうのの処理下手だよな…。
→案外この、面白いか面白くないか分からんことを延々とやり続けられるメンタルが必要なんだろうな…。


・『映像の世紀バタフライエフェクト 第10回「砂漠の英雄と百年の悲劇」』
→前回視聴はこちら⇩。随分間が空いたが、番組自体がちょっとお休みっぽかったしな。そろそろ撮り貯めたの観ようかな、て。

【『7月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220731/1659201325

パレスチナの、ユダヤ人とアラブ人を分ける分離壁。そこに風刺画を施すバンクシー
→始まりは100年前。第一次世界大戦。トーマス・エドワード・ロレンス。彼の、裏切りの物語。以前の『新・映像の世紀 第1集』⇩も参照されたし。

【2021年『12月23日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220108/1641575317

→こんなんしといて何がどう英雄なのだろう。
リュミエール兄弟の、1897年の記録映像(エルサレム、ヤッファ門)。アラブ人とユダヤ人、こんなに仲良くしていたのに。
第一次世界大戦時、海軍大臣だったウィンストン・チャーチルの思惑。密命を受けた、トーマス・エドワード・ロレンス。
→ファイサルとロレンス。前線に立って、オスマン帝国へのゲリラ戦をしかけるロレンスを、信じるなという方が無理だろう。ロレンス自身、アラブ人国家建設に本気で協力していたのではないだろうか。
→その裏で動く、イギリス外相アーサー・バルフォア。ユダヤ系財閥当主ウォルター・ロスチャイルドへ送った、書簡。カネのために。
→イギリス軍のユダヤ人部隊。ダビデの星、てユダヤ人の紋章なの?!
→それを知り怒るロレンス。でも公にしなかったロレンス…。
→アラブ人、ユダヤ人、それぞれの反乱で瓦解するオスマン帝国エルサレム陥落で入城するユダヤ人(1917年)、ダマスカス陥落で迎えられるファイサル(1918年)。そして…。
→ファイサルにアレンビーからの最後通告を通訳したの、ロレンスなのか。ぶん殴られてもおかしくなかろうに。そりゃ身を引くよ。やりたくねえよ、盟友に裏切りを伝えるの。
→作られる記録映画。ナイトの称号を辞退し、名を変えながら移住を繰り返すロレンス。その罪の意識を、軍当局はどう考えてたの?
→進められる、ユダヤ人の入植。ロスチャイルド家エドモンは、アラブ人との融和を解く。ならばなぜ現代、こんなことに?
アドルフ・ヒトラーのせいか!ドイツから逃げ、パレスチナへ増える入植。買われるアラブ人の土地。我が物顔のユダヤ人。反乱を起こすアラブ人。
→セント・ジェームズ会議で収拾を図るイギリス(1939年2月、ロンドン)。対面すら拒否。この失敗に、首相チェンバレンユダヤ人入植を制限。…からの悲劇、とは。
→1939年5月13日。ドイツを出港したセントルイス号。ユダヤ人を載せて、アメリカへ向かったそれを、アメリカが入国拒否。
→ヨーロッパへ戻るセントルイス号。彼らを受け入れたオランダ・ベルギー・フランスは、ここから起こる第二次世界大戦で、ドイツの手に墜ちる。そして強制収容所へ…。

セントルイス号の乗客937人のうち”
“254人が犠牲となった”

→戦後、ますますパレスチナへ向かうユダヤ人。イギリスに追い返される密航者たち。国家建設を望むロスチャイルド家の、ギー。エドモンが唱えた融和は、見る影もない。
→イギリスが統治を放棄。国際連合で採択(1947年11月)され、決まったユダヤ人国家の建国は、「1948年5月14日」。イスラエル初代首相は、ダヴィド・ベングリオン。しかし。
→同日に宣戦布告する周辺諸国。始まる、第一次中東戦争(1948-1949)。勝ったイスラエル。追い払われるアラブ人…パレスチナ難民の発生。
ベングリオンアインシュタインイスラエルの大統領就任を打診してたのか。そら断るっちゅうに。暗殺されかねん。アラブ人との共存国家を望んだアインシュタインが、受けるわけもなく。
ヤセル・アラファト、「ナチスの行いの対価を支払わされている」「難民が戦士になるのだ」とか結構ど真ん中突いてくるな。
→テルアビブ空港乱射事件(1972.5.30)を起こしたのは、もちろん…日本人。日本赤軍。アラブ世界は知ってしまった。“自爆テロ”の有効性を。
岡本公三の予言は、奇しくもオリンピック(ミュンヘン大会、1972.8月)で実現されてしまった。…人質、手榴弾で救出ヘリごと全員死んだのか。
→50年前の日本、テロ国家やん。
分離壁って、2002年から造られたのか。案外最近。冒頭のバンクシーは、2005年なのね。
バンクシーの肉声とかあんのか!
→ロレンス、オートバイ事故で、死す(1935年)。46歳で。彼の願いは、未だかなわないまま。


・『映像の世紀バタフライエフェクト 第13回「太平洋戦争 “言葉”で戦った男たち」』
アメリカ海軍の日本語学校。ボルダー・ボーイズ。
→駐日アメリカ大使ジョセフ・クルー。
親日家、小樽生まれのオーテス・ケーリ。「どうせ誰かがやるのなら、心無い人間に任せるより、自分がやろう」。同級生、ドナルド・キーン
コロラド大学ボルダー校。その日本語学校で、文法をやる時間などない状況で、どんどん吸収する、情報士官としての、志願兵たち。
→捕虜の心を溶かす、アメリカの日本語情報士官の面々。もう死ぬ必要などない、と。これは…カテルわけないわ。物資がどうこうというより、捕虜を「勝つために、生かして利用しよう」という発想が、日本には、無いもの。
→日本の絶対防衛ライン、サイパン島の陥落(1944年7月)。アメリカ軍は、隣のテニアン島に迫る。
→テルファー・ムック。名門イェール大学出身。弁護士資格あり、妻子あり。彼が共にあった、テニアン島への進軍。そして、日本人たちの自決の連鎖を見る。有刺鉄線の中に…学校を作るテルファー・ムック。テニアンスクール開校(1944年11月)。校長は池田信治。
→ムックは授業を日本語で、男女に平等に。反発する池田たち。能力の差を認めない、ムック。それを証明する上間繁子。協力し始める、池田含む教員たち。
→ああ…テニアン島に配備されるB29。爆撃機から降りた兵士たちは、テニアンスクールの子たちと触れ合う。病んでいたのか…?それとも贖罪か。
→そして原子爆弾が、島に届く。
進駐軍として来日するオーテス・ケーリ。高松宮昭和天皇の弟)と会談。そして実現する、昭和天皇人間宣言と、地方巡行。“天皇”という外交手段。
→サイデンステッカーは、日本人の未来に期待する。東京大学に入学。のちに、日本文学の第一人者に。まみえるのは、谷崎潤一郎三島由紀夫大佛次郎井上靖…。川端康成の英訳。ノーベル文学賞は、それで…。
→三島と川端の対談。川端康成自身が「翻訳者がノーベル文学賞を半分もらってはどうか」と。サイデンステッカーやキーンの名が出る。
→…なんで4年後(1972.4.16)、川端は自殺したのだろう。三島と違い、そんなそぶりのなかった川端の死に、ショックを受けるサイデンステッカー。
→1991年。初来日したテルファー・ムック。迎えるのは池田信治!二人ともええジジイやのう。46年ぶりの再開。
→オーテス・ケーリは同志社大学教授から、学生寮館長を勤め、2006年死去。
エドワード・サイデンステッカーは終の棲家を日本に。不忍池の散歩中に、倒れて亡くなる
2007年。
→日本人となった、ドナルド・キーン。2019年に死去。
→生涯、テニアンスクールで作られた日本人形を大切にしていてテルファー・ムック。2008年死去。

・『ドキュメント72時間「東京・練馬 野菜の自動販売機」』
→いやさ、お金入れないと開かないのに、なんでロッカーの中から撮影できんねん。開けたあと一回入れ直させたろ、これ。オモロイけど。そーいう、ヤラセ…ではないけど、演出的なお願いしてやってもらってるシーンも観たいぞ。
→提供してる農家さん、家族経営なのか。吉田智博さん(36歳)の紹介に加えて、彼の両親を「母」「父」て、途中から観た人なんだかわかんないよ?頑張れNHK
→スタッフ、ホウレンソウ買いに来た男性(51歳)が、子どもと食べる「朝食のラーメンに入れる」って言ってるトコに「朝からラーメンですか?」ってなんやねん。別にいーだろ、1日トータルで栄養とれてれば!うっせーな!!男性に「いつもは違うんですよ(てへっ)」て言い訳させちゃっただろーが!
→区に月400円払って畑を借りる男性。周りにもいっぱいいるのね。“ひとりキャンプしてる女性に話しかけて嫌がられる”より、菜園で野菜支える棒貸して微妙な気分にさせるくらいが、ちょうどいいよね…。
→TV的な空気を察してなのか、「今ここで食べたい!」とレタスを取り出す幼児。わかっとるやないけ。
→複雑な家庭のお兄さんが…同じマンションの別室に祖父母、19歳で働きながら高校生、んで弟と二人暮らし、父が二年前に他界…母のハナシ全く出ず、てあたりがもう視聴者の想像力かきたてられるわ。優しそうな彼に、幸あれ。




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