7月15日の視聴
・『NHK高校講座 世界史「トルコ革命とパレスチナ分割」』
→600年以上続いたオスマン帝国、1922年に滅亡。こないだ観たヤツ(世界史「西アジア・中東の新展開」)⇩が11世紀くらいまでなので、そこから2〜300年くらいを知らないとアカンな。
→話の流れとしては「アジアの独立」からの続きなわけで、第二次世界大戦後の日本との比較、かな?
→オイルショック(1973年)だな。第1次石油危機。第4次中東戦争からの。イスラエルvsアラブ諸国(レバノン、シリア、イラク、トランス・ヨルダン、サウジアラビア、エジプト)?あんな狭い国、敵に囲まれてるし、分が悪くないか?
→いやそもそもアラブ諸国が、イスラエルを支援する国家への「輸出禁止、原油価格の大幅引き上げ」をする理由はどこにあんのよ。え、例のヤツ⇩か?
→イスラエルによって、パレスチナを追われたアラブ人の難民、約560万人…。こっから2〜3年でどうなってるか…。
→1603年以降、徐々に衰えるオスマン帝国。露土戦争に敗れて結んだサン・ステファノ条約(1878)で 、バルカン半島の領土も失う。そんな“瀕死の病人”オスマン帝国。
→あ…それで第一次世界大戦では、ロシアと敵対するがために同盟国側についたのか。で、負けてセーヴル条約(1920年)。協商国側に対し、“大幅な領土割譲および治外法権”。ひい。
→立ち上がるムスタファ・ケマル(1881-1938)。元はオスマン帝国軍人(のち、トルコ共和国初代大統領)。抵抗運動をしながら、協商国を蹴散らし、イスタンブールへ。オスマン皇帝メフメト6世を退位させた!で、冒頭の滅亡へ。セーヴル条約は破棄。協商国と、ローザンヌ条約(1923年)を締結。領土は大半放棄したが、トルコ共和国建国(1923.10.29)。これが「トルコ革命」か?!
→政教分離を目指してフランス流に。脱イスラーム化。ケマル・アタテュルクと呼ばれるように。
※アタテュルクは「父なるトルコ人」の意
→ヨーロッパの産業革命についてこられなかったのは、痛かったな。スラブ人、トルコ人、アラブ人がバラバラになってく過程がね…。
→第一次世界大戦勃発。イギリス、1915年フサイン・マクマホン協定で、オスマン帝国に反乱させる。ゲリラ戦で勝ち取った、彼らの作る臨時政府。
→ところが、裏でサイクス・ピコ協定(1916年)交わすイギリス。革命でいなくなるロシア。英仏に、植民地化されるオスマン帝国領。バルフォア宣言含む、ご存知の三枚舌外交⇩。
→しかし…紀元前11世紀末、パレスティナに出来たユダヤ人の王国がさ。紀元後1世紀にローマ帝国の支配にさらされ、解放戦争にも破れ、散り散りになったそれが、19世紀になってまた、という。執念がスゴい。
→シオニズム運動(19世紀末、ヨーロッパのユダヤ人のユダヤ人国家建設運動)はじまる。それを利用したバルフォア宣言(1917)なのよね。
→第2次大戦後に、(同情から?)国際連合の分割案(1947)により建国される、イスラエル(1948.5.14)。
→アラブ諸国の同意を得ずに建国宣言したため、パレスティナ戦争(第1次中東戦争、1948〜49)。イスラエル勝利。難民問題はここから。
→1995年、イスラエルとPLO(パレスチナ解放機構)が相互承認、パレスチナ自治政府設立。…しかし調印したラビン首相暗殺(和平反対派により)。アラブ側でもイスラム原理主義が。メタメタやな。
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・『NHK高校講座 歴史総合「帝国主義の時代」』
→ケニアの伝統料理、イリオ。なぜバナナやンジャヒだったのに、ジャガイモがメインになった?!
→帝国主義ってえと19世紀末(世界史「19世紀東アジアと帝国主義」)⇩か。
…アフリカもほぼ植民地に。北半分はほぼフランス、イタリアに。南半分はドイツ、ベルギー、ポルトガル。南端はイギリス…そりゃそうか。
→ケニアもイギリス領に。それで、イギリスに都合のいい食物栽培によって、イリオの材料も変わってきたのか。
→帝国主義諸国が東アジアに向かったキッカケ、それはもちろん日清戦争で日本が圧倒的に勝ったこと。でも、日清講和条約で「朝鮮の独立、遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲、賠償金」を求めたことで、ロシアの干渉(ドイツ・フランスも巻き込み三国干渉)に合うことに。清は清で列強に分割統治みたいにされるし。
→日本がこれで帝国主義の仲間入り。朝鮮も、1897年に国号を“大韓帝国”、国王を“皇帝”と改称して「華夷秩序(=中国王朝を世界の中心とする関係性)の恩恵は受けてない」と主張。ナショナリズム!
→義和団事件(1899年)からのロシアの満州占拠、日英同盟からの日露戦争。人手不足になる日本。徴兵される若者。町の料理屋も例外なく。ポークカツレツの付け合せが、ゆで野菜から、キャベツの千切りに。へー。
→日露戦争から、写真が新聞に。ナショナリズムに利用される、報道写真。
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・『NHK高校講座 世界史「ビザンツ帝国」』
→ボスポラス海峡に面する、イスタンブル⇩。今は、旧市街が「イスタンブル歴史地域」(世界遺産)って呼ばれてるんだ。今も普通にみんな暮らしてるやん。
→西ローマ帝国は5世紀に滅び、ゲルマン人の国々(フランク王国、ブルグント王国、西ゴート王国、東ゴート王国、ヴァンダル王国)に。
→東ローマ帝国はその後、1,000年も続く。ビザンティウムとコンスタンティノープルは、どっちの名前が先?
※コンスタンティノープルが先
→4世紀、ササン朝ペルシアに対抗するために、都をローマから、コンスタンティノープルに遷す。難攻不落の要塞都市に。
→聖ソフィア大聖堂。「聖母子と2人の皇帝」のモザイク画。コンスタンティノープルを捧げるコンスタンティヌス帝と、聖ソフィア大聖堂を捧げるユスティニアヌス帝。
→ユスティニアヌス、上京してから、頼ってたおじさんが、たまたま皇帝になったんで、のちのち皇帝に、て。強運。
→ビザンツ帝国の民、ローマ人を自称するギリシャ人。
→ヴァレンス水道橋。なるほど、三方が海なので、飲水が必要だったのか。貯水池は別名“地下宮殿”。
→テオドシウスのオベリスク。古代エジプトのヒエログリフ?あ、当時はエジプトもビザンツ帝国だったから、持ってきてOKだったのか!
→5世紀に東ローマ帝国のみになったことで、帝国の継承を重視し、ササン朝と和平条約を結ぶユスティニアヌス。で、西に軍を送って、約20年で地中海周辺を取り返す。そんな6世紀。
→ローマ法大全!共和政時代からの法律を整理。…共和政ローマって、いつ頃?
※紀元前509〜27年。王政打倒から帝政開始するまでの間の、古代ローマ。
→キリスト教重視のローマ帝国、ビザンツ帝国。皇帝は神の代理人。
→疫病や天災の影響で、広まるキリスト教。サン・ヴィターレ教会(イタリアのラヴェンナ)の、ユスティニアヌスの皇后テオドラのモザイク画。女性の権利もUP?
→6世紀の頃は、5つの大きなキリスト教会が(ローマ、コンスタンティノープル、アンティオキア、エルサレム、アレクサンドリア)信仰の中心。
→が、7世紀に生まれる、イスラーム!その支配下に置かれるアンティオキア、エルサレム、アレクサンドリア!!(8世紀)ビザンツ帝国に残るはローマとコンスタンティノープル。
→ゲルマン人国家に近づくことで、コンスタンティノープル教会と対立するローマ教会。どうする?コンスタンティノープル。
→そんな中で、ビザンツ帝国(コンスタンティノープル)、レオン3世が聖像崇拝禁止令(726年)を。なぜ?なんなら聖像の破壊を断るとほぼ虐殺。目潰し、手足切断、顔焼き…。なんじゃそら。
→そんなんで袂を分つ両教会。11世紀(1054年互いに破門。なにそれ)、ギリシア正教会(コンスタンティノープル側)とローマ・カトリック教会(ローマ側)に分派。で、ご存知“宗教改革”等でローマ側もローマ・カトリックとプロテスタントに分派。そして今、と。
→母体がユダヤ教(偶像崇拝禁止!)なので、イスラーム同様、そちらに寄せたのか。
→ローマはローマで、ゲルマン人にも広めるために、ラテン語を読めないゲルマン人用にイコンなど偶像崇拝するしかないのな。
→ビザンツ帝国、9世紀以降、東(イスラーム勢力)と西(神聖ローマ帝国)との領土争いを続けてたのか。
→やがて、コンスタンティノープル周辺の僅かな土地のみに。オスマン帝国に滅ぼされ、1453年にビザンツ帝国滅亡。…こないだの回(世界史「トルコ革命とパレスチナ分割」)もそうだけど、オスマン帝国の存在が、断然気になる…。
→貨幣単位名、およびその表記への影響。
◆
・『Switchインタビュー「西本智実×佐治晴夫 EP1 」』
→今回は、西本さんからのお誘い。見た感じよく分からなかったけど、女性なのね。
→佐治博士、今は北海道美瑛町に住んでらっしゃるの?
→戦時、「敵機爆音集」のレコードを音楽の時間に聴く(聴かされる?)佐治晴夫。敵機の音を聞き分けるのが優秀な生徒。これ、こないだのハートネットTV「戦争が聴こえる」⇩と根っこが同じやんな。
→骨伝導で「月光」?
→トレーナーは“π”。
→“ゆらぎ”を扇風機に応用?3倍録画の機能も“ゆらぎ”が入ってるの?
→物理学者の話、面白いよな。
◇
・『Switchインタビュー「西本智実×佐治晴夫 EP2」』
→今度は西本さんの語り。
→北海道旭川市の音楽堂。
→和声、作曲、対位法。
→ロシア、サンクトペテルブルグの指揮科。
→ロシアボリショイ交響楽団の、首席指揮者に。
→指揮者とは、“作曲家で建築家”。
→佐治さんの、天文台。
◆
・『NHKアカデミア「村山斉(宇宙物理学者)」』
→村山さんの話は「最後の講義」でも⇩。人を惹きつける語り口。
→コントラバス弾いてる村山さんからスタートしたぞ。音楽と宇宙の親和性。
→「宇宙は数学の言葉で書かれている」。ガリレオ・ガリレイ。
→“お好み焼きの上のかつお節のゆらぎ”を状態方程式で。“楽器の音色”をフーリエ級数で。“ブラックホール”の大きさを、ロケットの脱出速度の式で。
→この5行(5項)が、“史上最強の数式”?!
→たった3個の素粒子。クォークかな?原子はアップクォークとダウンクォークと電子のみで表せる。あれ?トップクォークは?
→ヒッグス粒子。
→え。宇宙の組成、95%は普通の物質(原子とか)じゃないの?その内訳、約26%はダークマター、約69%はダークエネルギー。
→ランダムウォーク。偏微分方程式?
→東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構。
つながりつながり。