ひらがな?

2月2日の視聴


・『スポーツ×ヒューマン「17歳“楽しんで強くなる” モーグル・川村あんり」』
→「上村愛子2世」。本人が(上村さんのことを)好きらしいのでしゃーないけど、なんで「里谷多英2世」じゃないのん?
→スライドターンからカービングターンへ。ペリーヌ・ラフォンを超える、いや彼女に勝つために。
→ケガが不安を募らせる。英文のサイトを書き写す。でも、1番彼女の気持ちをアゲたのは、東京オリンピック2020の、スケートボード女子⇩選手たち!

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→たどり着く、スライドとカービングの融合「ハイブリッドターン」。ちとダサい名前な気も。彼女がつけたわけじゃないが。
→そして今シーズン。ワールドカップ開幕戦(12月、フィンランド)は9位。
→ワールドカップ第2戦(スウェーデン)でラフォンに勝ち、初優勝!第4戦(フランス)は2位。
→第6戦(カナダ)も優勝!ラフォンにまた勝った!
→イエロービブ(ワールドカップ総合トップの証)を、堀島行真(いくま)と共に!快挙。現状世界一。
→オリンピックはワールドカップのポイントにはならんのかのう。オリンピックが、全く別の大会として位置づけられてるのか、今シーズンのランキングを決める1つの国際大会として扱われてるのか、そのへんが気になる。


・『スポーツ×ヒューマン「悔しさをゴールへ捻じ込め! アイスホッケー・大澤ちほ」』
トリノもピョンチャンも惨敗だったのか…。そんなチームの成り上がりがあるのか?いや、それを言ったら「東京パラリンピックの男子車いすバスケ」⇩だって、同じことが言えるか…。

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→北海道苫小牧。王子製紙の街か!
→ゲーム中、1分ほどで選手を入れ替えるの?結構ペース早いな。どういうルールなん?
→む?大澤選手、なぜ所属チームが無いの?
→お父さん(広利さん)が選手だったのね。オリンピックには届かず。
ソチ五輪で、初めて出場権を獲った大澤ちほ選手。5戦5敗。身体を大きくして挑んだピョンチャン五輪。そして飛び込んだ、スウェーデンリーグ。ルレオでレギュラーを呼び込む、メンタルの成長。
→いつもこういうアスリートの方々を見ていて思うんだけどさ、「ケガせず闘うために、ケガするかしないかのトレーニングをする」っていう大いなる矛盾。よく耐えられるな…。
→志賀紅音選手。もう一人のアタッカー。
→北海道帯広。志賀選手の地元。ソフトボールとアイスホッケーを掛け持ってたんすね。ピョンチャンは本人落選、姉のみ出場。悔しさが背中を押す、ディフェンスからフォワードへの転向。
→大澤&志賀のワンタイムシュートとスクリーンの技術。しかし、二人だけしかできないと、そこ潰されたらアウトやん。
アメリカから2点取ったのが快挙、というレベルなのか。まるで勝ったかのような盛り上がり。でも楽しみではあるな。

・『クローズアップ現代+パシュート大革命」』
→へー。アメリカ男子チームから始まった“プッシュ作戦”が、短期間で女子にも広まったのか。
→日本女子チームは、1回先頭交代を加える“ハイブリッド作戦”。手つなぎの工夫、日本人の腕の短さだと不利な気もするけどな。
→ゲストの田畑真紀さん(バンクーバー五輪・銀メダリスト)、緊張からか、グダグダでしたな。


・『100分de名著 金子みすゞ詩集 第1回「詩心の原風景−童謡詩の誕生」』
→ざっと示された彼女の生涯。まず26歳までしか生きてない(1903-1930)。
→当時はよくあることなんだろうけど、現代では超複雑な…。父は彼女が3歳の頃に大陸に稼ぎに出て(書店を開くため)病気で他界。祖母・母・兄はいるが、末っ子の弟は裕福な親族(母の妹の家?これも書店)に養子に出て生き別れ。
→金子家も漁師町・仙崎(なんか出島みたいなフォルム)で、親類の支援で書店(だろうね…)を始めて生計をたてるも、みすゞが16歳の時に弟の養母(みすゞ兄弟の叔母)が亡くなって、母が後妻に(マジか)。弟にとっては実は実母、っていう状況。
→そしてみすゞは急に寂しさMAX。んで、本格的に詩を始めたのは働きに出始めた(下関)20歳、て…本人はそんなこと露とも思わなかっただろうけど、あと6年で死ぬん?密度濃すぎん?
→ちなみに「みすゞ」はペンネーム(本名テル)。
→「お乳の川」、スタジオの誰も触れてないけど(自明の理だからか)、マジで英語でMilkyWayだしな!すげえな!!
西條八十に心酔気味。よって、彼が選者であるためか、雑誌投稿も『童話』に偏りがち。
→どーでもいいけど、指南役の松本侑子さん、ホントに58歳か?!



・『100分de名著 金子みすゞ詩集 第2回「視点の逆転、想像の飛躍−投稿詩人の誕生」』
→兄貴に嫁が来て、家制度の絡みで居場所がなくなり、下関に行くみすゞ。てかテル。…「居場所がなくなる」、ていうと肩身が狭い、というマイナスイメージになるけど、これはある種家族内で諍いの種が蒔かれないように、独身の兄弟には独立させて距離をとるチャンスを強制的に与えていた、ともとれる。
→昨今、経済的理由から家を出るチャンスもなく、中年が「子供部屋おじさん」だの「子供部屋おばさん」だの言われるけども。「揉めないくらいコミュニケーションがとれる家族なら、家から独立する必要もない」わけで。マクロな部分(歴史の繰り返し)では人間はアホな生き物のままだけど、ミクロな視点(5年、10年単位の)だと人間は賢くなってるよな〜。明らかに若者の方が“分かってる”。
→で、みすゞは結局、母と弟の住む下関の家に居候すんのね。立場を別にすれば、嬉しい話のような。
→当時の下関、釜山(プサン)とも繋がってるし、栄え具合がスゴイな。日銀の第二支店がここ!?
→みすゞの弟(上山雅輔)、古川ロッパ一座の脚本家を。超有名人じゃん。
金子みすゞ、こんなに投稿作を認められても、生前は詩集一冊も出てないんだ…。ゴッホみてーだな。やっぱ芸術家はパトロンを見つけないと食って行けないんだろうな…詩集を自費出版するにも相当のお金要るだろうし。現代に生きてたら、Kindleで自分で出してそう。
→「視点の逆転」の真骨頂、“さよなら”。なんていうか、昨日観た『あらためまして ベーシック国語』の三島由紀夫⇩を彷彿と。いや、むしろ彼も金子みすゞの系譜とも呼ぶべきか。三島さんに言ったら怒られそうだな…。

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→“キネマの街”。漁村から、下関へ来たからこその詩。都会で働く女性の詩、へ。


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・『100分de名著 金子みすゞ詩集 第3回「“孤独”と“死”をみつめて−童謡詩の衰退」』
→大正十三年、西條八十ソルボンヌ大学留学。余裕あんな…)から吉江孤雁に選者が変わり、『童話』の順位で1位がとれなくなる、みすゞ。吉江さんがいくら農民の文芸運動に加担してたからっえ、島田忠夫に偏りすぎだろう…。
→現存してない同人誌『曼珠沙華』、実在してるのかしてないのか…。
→“杉の木”にひそむ、あきらめ。
→『童話』の廃刊(大正十五年)。検閲とか、文字より音へ変わっていく、童謡の世界。発表媒体を探して投稿を続ける、みすゞ。
→昭和になり、夫と子を持つみすゞの苦境。童謡詩の雑誌の廃刊、風俗通いする夫とからもらった“淋病”…。
→こんなさ、大正時代にデモクラシーだなんだと自由と豊かさに向かって(いたように思って)いたのに、昭和に入ってたかが二十年で一旦崩壊するなんて、この頃の誰が思う?!(と、思ってしまった)。軍部が一時の熱に浮かれたのもわかる。
→“きりぎりすの山登り”。さみしさ、あきらめ、そんな詩。
昭和5年3月、26歳で自死。死因はなんやろう。死ぬ前日に、下関の写真館で写真撮る、みすゞ。まるで『八日目の蝉』⇩。

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→第3回で死んじゃったら、第4回なにやるん?


・『100分de名著 金子みすゞ詩集 第4回「ことばで響き合う未来へ−童話とみすゞの復活」』
西條八十が歌謡に向かい、その他の詩人も、(検閲その他により)戦争を礼賛するような歌しか発表の場が無くなっていく。
→マジか。「汽車汽車シュッポシュッポ〜」の歌、もとは兵士を戦地に送り出す電車の歌だったのか。今は歌詞が変えられているから、なんも知らんかったわ。
→私は、東日本大震災CMで流れた詩、むしろCMで流されすぎて、イメージ良くないんだよね。食傷気味、というか。美味いもんも、食べ過ぎたら気持ち悪くなるでしょ?そんな感じ。
→最後は、金子みすゞが織りなす“このみち”。淋しさだらけ。

・『ソクドノオンガク(2022.2.2)』
→「みちのくひとり旅」(山本譲二)!明るい…テンポいい…。



つながりつながり。