水を動かす者

11月9日の視聴(その2)

 

・『NHK高校講座 地理総合「ものづくりが暮らしを支えている?」』

→円ひとつだけの国旗。日本、バングラデシュパラオの3つのみ!

パラオは1994年に独立。世界で5番目に人口の少ない国!アンガウル州の公用語パラオ語・英語・“日本語”!日本の委任統治領(1920〜1945)だった時期があるとはいえ、延長大陸棚⇩の件で注目の地域なので、目が離せないところ。

 

【『7月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220716/1657939832

 

→「かつては“黄金のベンガル”と呼ばれた肥沃な土地」…という言い回しが気になる。今は違うのか?自給的農業、商業的農業と、商業的農業を大きくした企業的農業(アメリカで盛ん)。この辺は『地理「世界の農業を〜」』⇩でもやってた。アグリビジネス

 

【『7月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220731/1659201325

 

→で、ダッカ北西のタンガイル。化学肥料と農薬で可能になる、高収量品種(1970〜)を普及させる“緑の革命”。二期作も可能に。だからって1970年〜2000年で収穫量3倍は驚きだな。

→…そしてぶち当たる、農薬・化学肥料による健康被害環境負荷。…あー、それでもう“黄金のベンガル”じゃない、てこと?

→重工業と先端技術産業の割合が多い国でないと、GNI値は高くならないのか…。

→ここで出てきた「アジアの主な都市における、日本の進出企業(製造業)の賃金水準」。資料が2018年なんだよな…。そっから4年。コロナ禍で経済と老人の命を秤にかけ、その後のロシアのウクライナ侵攻で打撃を受け、超円安の今、「バングラデシュは賃金が安いから進出」というメリットは、ほぼ無くなってきている。ベトナムからの技能実習生への虐待も知られつつある今、この番組の作成時と状況が全く違うことは、頭の片隅に置いておきたい。

→中国を「輸出指向型工業で急速に発展した国の例」としてあげてはいるが。それこそ1978年の改革開放路線(鄧小平)から約45年、その陰りもある。

 

 

・『NHK高校講座 地理「世界を結ぶ交通・通信を見てみよう」』

→「交通:人や物の場所的移動」。元々各地にあったんだろうけど、番組では大規模なものを想定してるらしく、

①陸上交通:18世紀の蒸気機関車産業革命)から、19世紀末の自動車登場、20世紀からは自動車が主役

②水上交通:15世紀の大航海時代(貿易とキリスト教布教)。早さはアレだが、大貨物を低料金で。

③航空交通:1903年ライト兄弟、有人動力飛行に成功。以降発展(雑な紹介)。

→“時間距離”という表現があんのか。

→ドバイ、なんか高層ビル群のイメージだったけど、“ハブ空港”のドバイ空港(アラブ首長国連邦)の能力を期待されてるのか。オランダの地位を脅かす。日本は完全に出遅れた。

LCCの話題、低価格が売りだったけど、コロナ禍で体力続かなくてダメージ受けまくったからな…。

→デジタル・デバイドを埋める、バングラデシュの取り組み。ノートPCを運ぶ、インフォレディ。

→こういう分野は「現代社会」の分野だから、正直テスト問題にしづらい内容が多いな。歴史の授業とも言えるし。

 

 

・『NHK高校講座 地理「世界のさまざまな地域を見てみよう〜オセアニア〜」』

→依頼主・籠谷さくら。ぶっこんできた。

→オーストラリアとミクロネシアメラネシアポリネシアの島々。ニュージーランドポリネシアの範疇なんだな。別枠だと思ってた。

→なんでオーストラリアだけ、有袋類が生存競争にさらされなかったんだ?他の大陸いた有袋類だけ、天敵が現れた理由も分からん。気候?

→乾燥した大地になった理由、南極大陸なの?!確かに、南極大陸が海流を遮ることで、空気中の水分はかなりもってかれてるけど。それだけであんなに影響うけるものなの?!

→羊は乾燥地域でもよく育つ。なんでだ?

→鉄鉱石、石炭、ボーキサイト。そんなラッキー・カントリー。

→牛を運ぶロード・トレイン(※でかいトラックです)。全長50メートル?!牛180頭も載せられるの???すっげー!

→新しい牛肉の輸出先が中国なの、ちょっと恐ろしいな。カネにあかせて取引先奪い、さらに高値で日本に売りつける、てのもありそうだし。

さくらんぼもアジアに輸出。アジアの収穫時期は6月だけど、オーストラリアは12月だもんな。

→オーストラリアの、イギリスによる植民地開拓の歴史。1787年の移民船到着から。

流刑地だったから、囚人を開拓のために連れてきたのか。世界遺産ハイド・パークバラックス”は、元監獄、てこと?

→19世紀半ばのゴールドラッシュ。いっぺんに増える中国人。なんでやねん。そのせいか、白人優遇(有色人種を差別)の“白豪主義”に。てはいえ第二次世界大戦後、不足する労働力をアジアから。出稼ぎ?いや、難民の受け入れ先か。

→1979年、移民制限撤廃。これは“白豪主義の撤廃”とイコールなのか?

→オペラハウス(シドニー)。グレートバリアリーフ。デカイ一枚岩、ウルル。

→結構、日本にスキーしに来ているんだな。

 

 

《『今日の数学』のコーナー》

 

・『NHK高校講座 数学I「正弦定理」』

→再視聴⇩。

 

【『5月10日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220517/1652757979

 

→正弦定理の

 

(a/sinA)=(b/sinB)=(c/sinC)=2R

※Rは外接円の半径

 

…三角形ABCさえあれば、3つの頂点のうちどれかからの垂線を(高さとして)hとおけば、それを共通の高さとできる「2つの角」を利用してすぐ導けるな。

→これ、よく考えるとさ。中学生あたりなら(a/A)=(b/B)=(c/C)、すなわち、<b>角の大きさの比がそのまま対辺の比だと勘違いしてしまう</b>ことを防ぐ意味合いもあると思うんだよね。中学生が知っておいてもいいかもしれない。

※そもそも45°-45°-90°の直角三角形で対辺の比が(1:1:2でなく)1:1:√2である時点で気づくけどね

→うーん。結果としてすごい役に立ってるのは理解できる。しかし、Rが出てくる必然性が感じられないのよね。正弦定理の“「=2R」以外”の部分は、定理の導き方からしても納得できるんだけど…。誰が、どういうキッカケで、外接円まで定理に絡められると予想したのだろう?

 

 

・『NHK高校講座 数学I余弦定理」』

→再視聴⇩。

 

【『9月5日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220912/1662982426

 

→ああそっか。余弦定理(a²=b²+c²−2bc・cosA)のA=90°の時が「三平方の定理」。すなわち、“余弦定理⊃三平方の定理”。

 

 

 

つながりつながり。