財布だけは忘れるな

12月18日の視聴

 

・『日本の話芸 古今亭志ん橋 落語「風呂敷」』

→2023年2月11日㈯の収録。志ん橋さんは、10月8日に79歳で亡くなったとのこと。追悼放送?

→兄ィの話を聞いてる間に、「自分のことじゃね?」ってならんのかいな。賭けだろ、これ。

→なるほど、これは上手い!

→志ん橋さんの、御冥福をお祈りいたします。

 

 

《「今日の理科」のコーナー》

 

・『NHK高校講座 化学基礎「酸化剤と還元剤」』

→この、

 

CuO+CO→Cu+CO₂

 

において、酸化銅(Ⅱ)CuOが還元されたことから、「(二酸化炭素CO₂になった)一酸化炭素COが還元剤」、「CuOが酸化剤」ってことかな?

→おっしゃ。でも、電子のやりとりで定義される酸化還元反応のほうだと、どれが酸化剤(相手の電子を奪う)でどれが還元剤(自らが電子を出す)か判断するの、ちょい時間かかりそう。

→お、電子に着目した反応式?

 

SO₂+2H₂S→3S+2H₂O  …🅰

 

を利用して作る。手順は4過程。

 

【書き方(その1)】反応物を左辺に、生成物を右辺に。

【書き方(その2)】両辺の酸素(あれば)原子の数は、水H₂Oで合わせる(調整する)

【書き方(その3)】両辺の水素原子Hの数は、水素イオンH⁺で合わせる(調整する)

【書き方(その4)】両辺の電荷のつり合いは、電子e⁻で合わせる

 

…より、

【酸化剤】

SO₂+             → S     …①

SO₂+             → S+2H₂O    …②

SO₂+4H⁺          → S+2H₂O    …③

SO₂+4H⁺+4e⁻→ S+2H₂O    …④

 

①→②→③→④で完成!

 

全く同じステップで、

【還元剤】

  H₂S→ S     …①'

  H₂S→ S(O原子が無いので)…②'

    H₂S→ S+2H⁺    …③'

    H₂S→ S+2H⁺+2e⁻…④'

 

…え、で、何がわかるん?

 

→なに?酸化還元反応の化学反応式は「酸化剤と還元剤の反応式を足して、両辺にあるものを消す」?つまり、上の「④+④'」をする…わけだが、そうすると

 

SO₂+H₂S+4H⁺+4e⁻→2S+2H₂O+2H⁺+2e⁻

 

…となり、🅰にならんが…?

→あ!H⁺とe⁻を相殺するように調整するのか!「④+2×④'」で🅰が出てきたわ!でも…え、そーいう話?別に、電子に着目した式は、「酸化剤か還元剤かを見分けるため」とかでは無いのだな…。勘違いしてたわ。

→酸化剤でも還元剤でもある、過酸化水素H₂O₂と、二酸化硫黄SO₂…。過酸化水素H₂O₂の例では、

 

【酸化剤H₂O₂】(ヨウ化カリウムKI水溶液との反応)

 

H₂O₂+2H⁺+2e⁻→2H₂O

※H₂O₂は硫酸酸性にしてある

 

【還元剤H₂O₂】(過マンガン酸カリウムKMnO₄水溶液との反応)※過マンガン酸カリウムは、硫酸酸性にしてある

 

H₂O₂→2H⁺+O₂+2e⁻

 

…へー!

→食パンやペットボトルのお茶に含まれるビタミンC、酸化させないように「還元剤」として入れてあるのね。…でもさ。そうすると、本体の代わりに“酸化される”わけで、「ビタミンC本来の機能」はどうなった…?消えてるの?まだあるの?

→えっ?!鏡を作るのに、「グルコースブドウ糖)が還元剤として使われている」の???

アンモニアを混ぜた硝酸銀水溶液AgNO₃に、グルコース(還元剤)の粉末を混ぜて振り、お湯で温めると…銀イオンがグルコースで還元され、金属の銀が析出!「銀鏡反応」!鏡のガラスの裏面はこれか!

→酸化剤オゾンで水を消毒。

→酸化剤オンリー、還元剤オンリーの物質は暗記してもいいかもね。

過マンガン酸カリウムKMnO₄(酸化剤)、濃硝酸HNO₃(酸化剤)

硫化水素H₂S(還元剤)、ヨウ化カリウムKI(還元剤)

 

 

 

つながりつながり。