10月9日の視聴
・『振り返れば奴がいる 第七回』
→前回まではこちら⇩。
【2023年『9月4日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230930/1696069591】
→スキルス胃がんか。それにしても、ドクターがこんなに集まって会議してたら、簡単にバレるだろ。いちばん顔に出そうな人間もいるしさ。
→逃げるのを止めるな。
→石川を一番助けようとしてるのも、ショックを受けてるのも、実は司馬…というのが分かるこのシーン。じわじわ来るよね、不思議な友情。
→かつての、中川研究室での、事件…。
→ポケットに手に入れて階段を降りるでねえよ、石川…。
→こっちの医者も、楽器止めさせるの司馬のせいにすんなよ…てか、言い過ぎだろ!
→8人の死んだ患者の言い訳しようにも、「ホントは中川部長の仕業なんだ」とは言えないしな…。
→ガンに勝つのは分かるけどさ。司馬に何を勝つのよ…。
◇
・『振り返れば奴がいる 第八回』
→中川部長、目ぇどうしました?オペできない言い訳作りかな?
→「頭に乗るなよ…?!…(略)…何でもありません」この流れのヒヤヒヤ感。全てをおっ被せてきたこと自体は、ハッキリと明言しない脚本。
→司馬がNRDをなぜ購入したいか…に、石川は気づけるのだろうか。
→写真の秘密…は、“ブレてる”ということ?
「この前はどーも」
「“突き飛ばしてくれて”」
「痛かったよ〜?」
…カードの使い所、わかってるなあ。あと、
峰「クランケのため?自分のためでしょ?」
司馬「…同じことだ」
…も、好きなシーン。
→空回りする誠意。
→軽蔑されたからって、ねえ。
→新記録、達成。
◇
・『振り返れば奴がいる 第九回』
→「君たちのおかげだよ。」のセリフを笑いどころとして設定するあたりが、このドラマの色褪せない面白さを表してるなあ。
→石川によぎる死相。
→笹岡に忍び寄る、死の影。
→購入委員会前のゴタゴタがすげえなあ。
→石川、わざわざ新聞を開いてまで対決姿勢を見せるとは…ダサめの意思表示。
→「平成5年度の購入委員会」!マジで30年前だな!
→司馬はなぜ、時間を気にしているのだ…?
→同意書かよ!そして…。
→なすりつけられる平賀(西村まさ彦)。いや〜ここの小気味よさといったらないわ。
→また殴るんかい!
→あ、NRDは石川のためじゃねーのか。
◇
・『振り返れば奴がいる 第十回』
→え、やっぱ石川のためじゃ?
→顔色悪すぎだろ。
→「生きることと、死なないってことは、違うんだよ」
→笹岡さん…。
→記録は償却。
→「あなたを、信じてますから。」うわー、ヤラシイなー。
→いやいや、最初に構い始めたの司馬先生からじゃん。
→石川、安っぽいヒューマニズムが酷すぎる。クソみたいなリーク。お前も司馬と同じことやってるやん。ダセェ。
→ぜんぶ、中川部長のせい。
→顔色悪いまま、「(勝った!)」な顔の石川。さて、どっちが狂気か…。
→「僕は、死ぬまで、黙ってます。」…中川部長の罪の意識、余計増すだろうな。
→司馬が去ったあと。…この、セリフなく各々の顔をカメラが追う後ろに、流れる曲がのちの『彼氏彼女の事情』のアニメのシリアスシーンと似ていて、不思議。
→石川ァ!
◇
・『振り返れば奴がいる 最終回(第十一回)(終)』
→『DOC』⇩観たあとに、この超絶シビれる医療ドラマ観られるの最高すぎるよな。tvkのドラマ再放送選定スタッフ、絶対狙ってるでしょ。
【2023年『2月20日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230313/1678676334】
→…しかし始まって10分もしないうちに、石川のオペを切望する司馬が、中川外科部長に理由を説明してるシーン。
「理由?言ったじゃないですか」
「ぼくは、ドクターなんです」
「理由はひとつ」
『難しいオペだからです』
…ヒェッ。ヤベエ盛り上がりだよコレ。
→石川もさー、「司馬に切られるくらいなら死を選ぶ」とか、司馬も「生きたいと望まない患者の腹は切れない」とか、もーなにこのツンデレ合戦は…。
→最終話で、やっと役に立つ松下由樹。
→病室で2人だけのやりとり。
石川「僕は死にたくない…死ぬのが怖い…情けないだろ」
司馬「ぜんっぜん」
(中略)
司馬「オレ1人のチカラじゃどうにもならん」「オレが、助かる確率を(ゼロから)10%まで引き上げる」「だから」「オマエはそれを20%まで上げてくれ」
石川「わかった」
…こいつら、好きすぎる。
→そういや、千○大病院のメイン分娩室のドア、このドラマのオペ室ばりに「足で開ける」仕様だったんだけど、数名のドクターが開け方分からなくて空いてる隣の分娩室から入っていったのなんだったんだろ…。
→ふたりとも失いたくない。中川外科部長のホンネ。
→アンタが礼を言うこっちゃない。…んだけど、それを言わずに「奢れよ(ニヤリ)」な司馬が新鮮。
→握手が!軽口が、笑える関係になるなんてね。
→石川ぁ!
→全視聴者が心で叫ぶ。
「戻ってこい!」
→あー、手が痛い痛い痛い。
→からの『YAH YAH YAH』。フルバージョン。と、見せかけて、止まる曲。
→…『振り返れば奴がいる』。
◆
《「今日の理科」のコーナー》
・『NHK高校講座 化学基礎「中和反応の利用」』
→トイレ消臭剤、中和反応か!言われてみればアンモニアだもんな。酸性で消せるのか。柑橘系の香りが使われるのも分かる、というもの。
「アンモニア+クエン酸+水→クエン酸三アンモニウム+水」すなわち
3NH₃+C₆H₈O₇+3H₂O→C₆H₅O₇(NH₄)₃+3H₂O
→あ、違った。中和反応使うのは、“香料の入っていない”スプレー消臭剤か。吸着タイプや、香料(で誤魔化す?)タイプとは違うのね。
→猫砂も酸性!靴用の消臭スプレーは、臭いの原因が“イソ吉草酸”という酸なので、むしろ塩基性スプレー。
→草津温泉のpHは2.3。酸性高い!
→草津中和工場(1963年〜)!中和剤流してるの、この工場の作戦か!『マチスコープ』の特別編でもやってたな!下流ではpH6.9。
→身の回りの中和反応。いや、今回はこれ、化学得意でない人でも見た方がいいわ。中3とか特に酸とアルカリとしてやるから、この程度の知識は放り込んでもえんちゃう?
→胃薬や発泡入浴剤は分かるけど、スティックのり?あ、あの青いやつ?「時間が経つと
空気中の二酸化炭素に中和されて色が消える」のか!
→発泡入浴剤の泡の理由。弱酸の“塩”と強酸が反応して遊離が起きるから。「遊離」も初耳だが、入浴時における“強酸”にあたるのって、何?
→「遊離」とは。「炭酸ナトリウム+塩酸」?普通に二酸化炭素が出るだけでは?
Na₂CO₃+2HCl→2NaCl+CO₂+H₂O
を、それぞれ
「弱酸の塩+強酸→強酸の塩+“弱酸”+(水)」
と読み替えて、それを強酸の塩が出来る過程で、弱酸である二酸化炭素が追い出されたと見るのか。それが「遊離」!これ、酸でなく塩基でも起こるのか?
→ほう。発泡入浴剤、強酸にあたる液体があるんじゃなくて、あの個体に弱酸の塩(炭酸水素ナトリウムなど)と強酸(フマル酸など)が既に含まれてるんだ!てかあれ、二酸化炭素なんだな。
→「弱酸の遊離」をまとめると、強い酸が、弱い酸から、イオンを奪って塩になろうとする性質、であると。塩基性でも起こる!
→「弱塩基の遊離」は、
NH₄Cl+NaOH→NaCl+NH₃+H₂O
すなわち
「弱塩基の塩+強塩基→強塩基の塩+弱塩基+(水)」
ということで、これは「弱塩基であるアンモニアが遊離された」わけだな。
→アンモニアを使った、フェノールフタレイン溶液の噴水の実験、懐かしい。
→缶詰めのミカンをつくる中和?あ、薄皮取るのに塩酸を!そしてさらに水酸化ナトリウムに!へー、こんなんで皮が…。
※薄皮、セルロースとペクチンという多糖類なので、強い酸や塩基で溶ける
つながりつながり。