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8月7日の視聴

 

・『理想的本箱 君だけのブックガイド「宗教に悩んだ時に読む本」』

→前回の3冊⇩は、そんなに読みたくはならなかったんだよなー。今回は面白そうな予感。

 

【2023年『7月31日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230821/1692545390

 

→1冊目は『「神様」のいる家で育ちました〜宗教2世な私たち〜』(菊池真理子文藝春秋)。あー、これ去年話題になってたな。ノンフィクションコミック。

→映像の帯、はそのコミックを。ハッピーエンドではあるけれど…。

→2冊目、『宗教を「信じる」とはどういうことか』(石川明人、ちくまプリマー新書)。宗教学者か。社会学部の教授…イヤな予感。

マザー・テレサ⇩の「神は不在です」までのひと通りの言葉が染みるなあ。神を疑っても、いい。

 

【映画の時間『マザー・テレサ』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211226/1640507244

 

→3冊目は宗教と呪術についての小説。『ガダラの豚』(中島らも集英社文庫)。えー、中島さん、もう死んで20年くらい経つのかー。

→映像の帯、は第一部のある場面を映像化。「人間の心は本物の魔宮」。第三部まであるの?第三部だけ読もうかしらん。

 

 

・『こころの時代~宗教・人生~ シリーズ「問われる宗教と“カルト”」vol.1〜“カルト”問題の根源をさぐる〜』

→本放送は2022年10月9日。見逃してた回の再放送ですな。冒頭、

 

“安倍元首相銃撃事件から2か月が過ぎた9月中旬”

 

…のテロップが画面の真ん中に入る。亡くなって1年経ったので、振り返りの再放送であろう。

→あー…当初、シリーズ化する予定もなかったんちゃうかな。本編の番組タイトルに、“vol.1”とか書いてへんもんな。

→噓です!出てきました、vol.1。副題も。

→【論点①“カルト”とは何か?】…ここのテーマ、各人の歯切れが悪いのなんのって。否定的な意味でなく、専門家ですらこの問いは定義仕切れないんだと思う。どうしても、「カルトと宗教の違い」に触れざるを得ず、統計をもって判断する機会から我々は遠ざかろうとするからではないか、と私は睨んでいる。信教の自由と相性が悪いもんな。

→【論点②社会体制と宗教】…なるほど。社会の一部でありながら、社会とは別のものを提供しているのが“宗教”、という解釈か。

→旧統一教会、韓国で“反共団体としての橋頭堡”だったのだな。…「キリスト教を“統一する”という“神主権”という概念」か。婚前交渉禁止?!

→【論点③現代宗教の“歪み”と日本】島薗進さんや小原克博さんが、カルトの暴力性の恐ろしさとか特別性を口にしていて。私は「そうか?宗教なんて、カルトと呼ばれなくても、少なからず暴力やら違法性やらあるだろ?」と思ったら。釈徹宗さんがハッキリと「信仰はそもそも加害者性を持ってる、そこに立たねばならない」と仰っていて、腑に落ちた。そうだろ?「信仰は、常に人を傷つける可能性がある」ってのが本筋よ。

→戦後のGHQ政教分離が、国民が“宗教リテラシー”を欠く原因になった、と?

→正直、これ議論ではないので、互いのアラを突いたりはしないのよね。答えを求めて話し合ってるわけでも、解決に向かう方法論でもない。…彼らのやりとりをどう観ればいいか…。人権やら欧米の個人主義が、東アジアに上手くハマらず、共同体をことごとく破壊してしまったことが、再びヒトがすがる縁(よすが)として、宗教が便利なポジションに就かせてしまったのではないのか?

若松英輔さんの「信仰が深まることで、確信を求めようとするけれど、“疑いが深まる”のがいい状態と言えるのではないか」が響く。

 

 

・『こころの時代~宗教・人生~ シリーズ「問われる宗教と“カルト”」vol.2〜宗教といかに向き合うか〜』

→vol.1を前編として、後編として位置づけられたこのvol.2。2022年10月16日の本放送。

→【論点①“宗教離れ”と宗教集団の“劣化”】…なにをもって“劣化”とするのだ?

→「伝統教団は図体がデカいので、フットワークが重い」っての、企業とおんなじだな。大きくなればなるほど、変革に及び腰になる。結局、新陳代謝としては中の人間を定期的に入れ替えるしかないんだろうな。

→とはいえ、「変わらないからこその安心感もある」と釈さん。うむ。…そこそこの大きさでとどめて、あとは分離しちゃうとかどう?そんなんもうやってるか。

→進行役は小原さんから島薗さんへ。キリスト教はヨーロッパよりアジア・アフリカへ。そりゃそうだろう、西欧の人権思想と共に宗教持ち込んだら、単なる数の論理で人口が爆発的に増えてる場に集中するに決まってる。

→日本の南米出身者も、平日しっかり働き、日曜は礼拝で自国の言葉とコミュニティを感じで次の日からまた頑張る、という。これは…ハレとケでいう“ハレ”の部分が、人の日常(“ケ”)の継続性を高める、ハナシに近いな。

→縮小しているが、それを劣化でなく、“深化”と捉えられるかどうか。

→中国で拡大するキリスト教

→取り消しが効かない?サクラメント新興宗教のフットワークの良さが余裕を生み、他宗教を学んだり、「そこまでの宗教を捨てなくても良い」という教義が存在したりする。これはさしあたり「耳障りがいい」が、実際はどうなんだ?選択的夫婦別姓推進者が「みなさんの生活はこれまで通り変わりません」っていうウソっぱちかましてるのと、何が違うのか?

→【論点②政治と宗教のゆくえ】宗教は、ホントに取扱い注意なのだな。政治と宗教が近づくのは、明治政府確立のために考えたシステムであるから元々そうだったとしても。気軽に「協力してもらおう」なんて政党側も考えんじゃねえぞ、てことか。

→おお?!若松英輔さんと川島堅二さんが一触即発か?!

→若松さんが語る、マザー・テレサの言葉。行政からこぼれ落ちる部分を担うのが、宗教、ということ?

→【論点③宗教の社会性・公共性】フランスは“反カルト法”を成立させるくらいにはカルトの犠牲者が多かったんだ…。ドイツは教育として宗教をしっかり学ぶことによって、カルトによる犠牲者をフランスより少なく出来ている、と。

→ジョン・ヒックの提唱する3類型。排他主義、包括主義、多元主義

→やっばこのメンバーの中だと、釈徹宗さんのターンが一番リアルな行動指針に聴こえるな。「落としどころを見つけよう」という姿勢も含めて。

→そしてvol.3⇩へつながる。

 

【2023年『2月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230307/1678146177

 

 

 

・『事件の涙 私の人生を生きていく〜宗教2世「小川さゆり」の1年』

→例の彼女⇩の話ですね。

 

【2023年『2月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230307/1678146177

 

→いきなり冒頭から、彼女がスタッフにタメ口で「知らないよ!」で始めるシーンなのは、印象良くないけどいいのか?

→なんかやっぱ危ういよな。夫も、仕事を削ってまでやることか…?

→現役の2世信者に理解者がいたのは、嬉しいよな…。

→…?別に、「喜び方が下手くそ」とも思わんが…みんなこんなもんじゃない?

→あー…これは…「メンヘラ女性と結婚した男性」がボロボロになるパターンに…。

信田さよ子さんや。

→あ、「小川さゆり」を辞めるのね。それがいいよ。メディアとはキョリをおいたほうがいい。

 

 

・『SONGS「伊藤蘭キャンディーズから50年〜」』

→4年半くらいしかやってないのよね。あの『伝説のコンサート』⇩から45年…。

 

【2022年『1月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220120/1642610839

 

→そうそう、そうだよね。初め、メインボーカルはスーちゃんだったよね。なんか途中から変わったのはなぜ?

→あ、「年下の男の子」からメインボーカルがランちゃんになったのか。お姉さん路線へ。

→1976年の紅白歌合戦キャンディーズの部分、丸々やってくれんの?!さすがNHK

→コント…ていうかシチュエーションコメディ?もするキャンディーズ。「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」(1976-1978)とか観たことは無いけど、今見ても十分面白いもんなー。ミキさんの朗読がすごい上手いな!劇中の役とキャンディーズとを交互に利用する演出脚本も見事だな。

→『〜全員集合』も出てたん?

→ミキさんは知らんけど、ランとスーはこのあとマジで女優業してたわけで、この頃の仕事はキッチリ生きてるんだな。

→「暑中御見舞い申し上げます」、郵便局のキャンペーンソングだったのね。

→ラストシングル「微笑がえし」で、初のチャート1位!チャートって何?

→そして、伝説の解散コンサート。女性アーティストとしては、後楽園球場初のコンサート。へ〜。

→水谷豊です!じゃねーわ。そういや夫婦だったなー。え、蘭さん、カラオケでキャンディーズの歌、歌ってくれないの?「娘と妻(蘭さん)で行くと歌う」って、そりゃ豊さんも不満じゃい。

→『少年H』(2013)で夫婦役も。なんでやねん。どういう感じ?夫婦が夫婦役やるの、て。

→ミキさんに連絡をとって、蘭さんの41年ぶりの歌手活動再開の準備を。2人とも思い出せない、振り付け。なんでやねん。

トータス松本奥田民生と組んで。そんな「春になったら」。そういや、ここまで一曲も歌ってないやんけ。

→最後まで、ゲストが歌わない『SONGS』なんてあったか?!

 

 

《『今日の理科』のコーナー》

 

・『NHK高校講座 生物基礎 #24「血糖値の調節」』

→「応用動物科学/応用生命科学専攻 動物細胞制御学 334号室」。内分泌学者・高橋伸一郎、ふたたび。

→「寝ている間に脂肪を(分解して)体に巻いて、翌日“血糖値が低い状態”でも身体を動けるようにする」

→まずは糖を分解。次に脂肪。それでも足りなければアミノ酸を分解して、糖を作る!そしてエネルギーに。

→血液の中の糖、それが“血糖(グルコース)”。グリコーゲンとして肝臓に貯蔵され(ときに放出されまた血糖に)、脂肪に貯蔵されたり。全身の細胞に吸収されてエネルギーになったり。

→(空腹時、血液100mL中に)60mg以下が低血糖、200mg以上が高血糖

→へー。高血糖時、「すい臓の、ランゲルハンス島のB細胞」が感知して、インスリンで血糖値を下げるんだ。よく出来てる。そんな『内分泌系』。おなじ高血糖時、『自律神経系』では、視床下部から副交感神経を通して、やはり「すい臓の、ランゲルハンス島のB細胞」に働きかける。

→運動後などの低血糖時『内分泌系』は「すい臓の、ランゲルハンス島のA細胞」が直接感知。で、グルカゴンが、肝臓に“グリコーゲンからのグルコース生成”を促す。『自律神経系』は「視床下部感知→A細胞→交感神経(副腎髄質)からのアドレナリン」が肝臓や筋肉へ。『自律神経系』はもう1つあって、「視床下部感知→脳下垂体前葉→副腎皮質ホルモン→副腎皮質からの糖質コルチコイド」で、筋肉など(タンパク質)からのグルコース生成を促す。

 

 

 

 

 

つながりつながり。