クローズド・レター

3月2日の視聴

・『100分de名著 日蓮の手紙 第1回「人間・日蓮の実像」』
既得権益の場にいない人間たちは、みんなファンになっちゃうよなあ。
→なんか、日蓮が悩んだ時に「神が何もしてくれないなら、もう頼らんわい!」みたいな思考に近づくの、こないだのロコ・ソラーレ⇩の発想に近いな。

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・『100分de名著 日蓮の手紙 第2回「厳しい現実を生き抜く」』
→弟子を導く手紙の数々。日蓮、歴史まんがだと悪者扱いだけど、こんな人間味のある坊主、なかなかおらんがな。
→顧問弁護士みたいな、日蓮。今でも通用する、裁判前後での対応策。やっぱ法を熟知するのは大切やな。
→アドバイスめっちゃ細かい。しかも法華経に入り込みすぎて周りの一般の人々を無視するなって、エコーチェンバーに嵌まりこんでる人文学者やフェミニストにドンピシャじゃん。すげーな、日蓮
→兄弟の、兄だけ勘当されるエピソード、日蓮の手紙が最終的に“勘当はされず、父親も兄弟と共に法華経に帰依”って何それ。
→自己を高めることで生まれる葛藤、その当時の社会に貢献することで徳を積む、て考え方が千年以上前の人間とは思えん。天才すぎる。


・『100分de名著 日蓮の手紙 第3回「女性たちの心に寄り添う」』
→へー。『法華経』自体が女性差別を否定してんのね。
日蓮、「月経は外からやってくる不浄ではない」「それは生理現象だからね」「子どもを作るただの原理だよ」と、当時の思想に真っ向から対立してるな。めっちゃ優しい。
フェミニストこそ『日蓮の手紙』読みなさいよ。
→日明尼を、日妙聖人と呼ばわる!たしかに、こんな危ねえ時代に、娘一人連れて鎌倉から佐渡まで来んの、並の体力と精神力じゃない。



・『100分de名著 日蓮の手紙 第4回「病や死と向き合う」』
→富木尼(富木常忍の妻)、ちょいちょい出てくる。不安の代表者みたいな。
→上野尼(南条次郎時光の母)。夫も長男も三男も死ぬ、という不幸続き。そんな方へ日蓮が「死は誰にでも訪れる…と知ってる私でも、動揺しています」の言葉。母上は泣いちゃうよね。
→霊山浄土(りょうぜんじょうど)。
日蓮身延山(みのぶさん)に眠る。
伊集院光の感じる、墓参りと霊山浄土の類似点。
→生きてる充実感を、何で満たすか?地位・名誉・美貌で満たそうとする愚かさ。

・『ハートネットTV「eスポーツがひらく社会への扉」』
→正直に言うと、出演の正次(まさつぐ、名字!)さんの所作がなかなか受け入れられづらいんだろうなあ、とは思った。しかし、こういった団体が、発達障害に限らず、生きづらい男性の拠り所になるのは大歓迎。
→性別とは別のハナシになるが。私とて、生活保護の受給に至らなかったらパートナーとわが子もろとも飢え死に必至だったわけで、弱者を救うシステムが強者(容易にチャレンジできる者たち)をも活かす、というのは世間に理解してもらいたいところ。


・『ハートネットTV「視線でバトル! 重度障害児のeスポーツ大会」』
→視線入力のシステムおよびネットワークがなければ、彼らの意思表示すらままならなかった過去を考えると、島根大学のこの取り組みの価値はものすごく高い。
→ドローンも視線入力で動かせるなら。ひいては(自分の身体は動かなくても)、吉藤健太朗(通称、吉藤オリィ)さん⇩の“分身ロボットOriHime”だって動かせるだろう(もしかして、もう出来てる?)し、

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…加えて声は出せなくても視線入力で自動音声伝いで接客だって出来る。技術のおかげで稼げる人間が増える。すごく素敵なこと。

・『NHK高校講座 世界史「アメリカ合衆国の独立とフランス革命」』
→あ、自由の女神って、フランスにもあるんだ。知らんかったわ。
→おもしれー。ボストン茶会事件までの流れは、なんとなく知ってはいたけども。そこから独立宣言の時点で独立したんだと思ってた。
→実は宣言後も戦争は続いていて、そこから先、独立戦争開始(1775)、独立宣言(1776.7.4)から(イギリスと敵対する)フランス、スペインの参戦(それぞれ1778年、1779年)、パリ条約(1783)での独立承認、と怒涛の領土解放。
→しかしまあ、イギリスの弱体化を狙ってアメリカ支援に乗り出したフランスが、逆にアメリカから革命思想を輸入してしまい、絶対王政が揺らぐ、というね。しかも革命支援で財政難になってて、革命気運に拍車をかけてたり。笑えるなー。
フランス革命も、中学レベルの知識だと1789年、なんだけど「王政廃止と共和政の宣言は1792年」なのよね。
フイヤン派ラ・ファイエットなど)、ジロンド派(商工業者)、ジャコバン派(最下層)。
ジャコバン派ロベスピエールの、恐怖政治。今のフェミニストの男性への私刑も、似たようなもんよね。「革命という正義に従わない者は、敵」みたいな。そらナポレオン・ボナパルトも出てくるっちゅうに。

・『燃える闘魂 ラストスタンドアントニオ猪木 病床からのメッセージ〜』
→病名、“全身性トランスサイレチン アミロイドーシス”。覚えられん。そんな何十万人に1人、の難病。
→番組プロデューサーが、プロレスラーだった(猪木事務所)のか!なんでヒゲ剃らせてもらえるんだ、と驚いてしまった。そんな深い関係性。
→貧困にあえいで、家族に連れられてブラジルへ。遠征中の力道山に見出され、17歳から55歳までマットに君臨。獲ったタイトル、数がエグすぎる。あと読めん。マット界、素人にわかりやすくする気ないんかいな。
→53歳(1996年)にビッグバン・ベイダーと戦ってるんかい。死ぬ死ぬ。
→でも、勝つ。
→令和三年一月五日、の詩を。語り、として古舘伊知郎が読む。こんな幸せな瞬間があろうか。猪木さんにもぜひ見てほしい、このシーン。
→一年前に移った、千葉のリハビリ病院ってどこだ?君津?
→奥様、2年前に亡くなってんねや。享年62歳は若すぎん?そら猪木さんもショックでかいよな…。年の差夫婦。
藤波辰爾もハゲたの。
→「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」、日本武道館!1976年6月26日!6ばっかだな。




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