「賃貸トラブルストーリー(仮)」

これは、私の怒りと諦めと反省の記憶。

私が部屋を借りていた、大家のI夫妻(I男とI子と呼称する)。



…70代〜80代くらいだろうか。

I男は、過去に東○ガスに勤めていたことをしきりに自慢するだけあって、

私が仲介の不動産屋に「水道の水漏れ」や「ガス湯沸かし器の蛇口の老朽化」の修繕指定業者などを相談した際、業者を呼ばずに自ら直しに来てくれたりもした(今から思えば、修繕費が惜しかっただけなのかもしれないが)。

I子は個人商店(駄菓子屋のような)を営んでいたようだが、既に廃業したらしく、収入は賃貸収入と年金のみ。私が入居する際には「金儲けしたいわけじゃないから安くする」と家賃を45000円に設定。

部屋をざっと見る。部屋中に謎のフックと赤い羽根(共同募金の。なぜ壁に?)あり。クリーニングした、という割には畳は古くて換えた様子なく、すえた匂い。居間の真ん中は凹んで傾斜している。洗面の温水装置は使えない…どころか蛇口が固くて捻られない(のち蛇口のみ動くよう修繕)。居間の戸が片方開かない。などなど不満はあれど、

「それさえ無ければ6万円くらいかな」

という私の勘定から、妥当な線とみて借りることにした。

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しかし、私は間違っていた。“妥当”などとんでもない。価値がゼロに等しい物件だった。お金をもらっても住んではいけなかった。部屋ではなく人を見て借りるべきだと痛感する半年が始まるのは、借りて4年半が経つ、ある日からだった。

🔖(更新は不定期。Twitterに流します。更新時に、若干の編集は行いますが、基本は追加のみ。とはいえタイトル変えるかもですが。長くなっても1つのエントリにしたいので、生活保護ネタの時のように分割はしないことにします。)