1月6日の視聴
・『NHK映像ファイル#694 あの人に会いたい「那須正幹(児童文学作家)」』
→2023年7月、79歳で没。「ズッコケ三人組」のシリーズの人ね!50巻で完結。
→昭和17年広島産まれ。東京で働くも、上司とケンカして脱サラ。なかなかイカツイことするやん。
→実家帰って、父の書道教室を手伝いながら、なんやかやあって、児童文学の道へ。この挿絵のキャラ描いてるの、もしかして…。
※サトウサンペイかと思ったら、前川かずおさん(1937-1993)なんや。え、割と早く亡くなってるけど…?
→児童文学でタブーと言われた“離婚”を扱う那須正幹さん。子どもにウソつかない児童文学。
→被爆するもギリギリ助かった那須さん。7/22㈯に放送したのは、終戦記念日が近づいてるからかね。
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・『NHK映像ファイル#644 あの人に会いたい アンコール「サトウサンペイ(漫画家)」』
→再⇩。2021年7月、91歳で没。
【2022年『1月16日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220125/1643109269】
→あー、そういやチャップリンの『ライムライト』⇩に影響されてた人だっけ。
【映画『ライムライト』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20240105/1704380699】
…専業漫画家になるか、安定した百貨店との兼業かで悩んだ時に観たその映画。クレア・ブルーム扮する、悩むバレリーナに語るチャップリン。「カンタンだよ」「3つのモノがあれば生きていける」「希望」「勇気」「サムマネー(a little dough)」だ、と。「マッチマネーじゃないならなんとかなる!」て思うサトウサンペイもすげーな。
→おフザケの中にチラリと混ぜる真実。
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・『NHK映像ファイル#695 あの人に会いたい「大江健三郎(作家)」』
→2023年3月、88歳で没。ノーベル文学賞、平成6年(1994年)だったか…。
→愛媛県内子町、7人兄弟の三男。松山東高校で、伊丹十三と同級生に?!
→インタビュアーに、井上ひさしが。
→『ヒロシマ・ノート』(岩波新書)って、広島の被爆者の取材記録なのね。
→被爆者を治療する、重藤医師との出会い。「絶望しすぎず、希望をもちすぎず、しかし自分の仕事をする」。
→個人を表現しながら普遍を描く。
→大江さんが、どんなに同時多発テロに心を痛めようとも、戦争には“巻き込まれるときには巻き込まれる”んだよ。それは、永世中立国を標榜しているスイスとて、避けられない。だからこそ、自国で軍隊持ってるわけじゃない?
→どうしてもさ、この<b>特別に血気盛んな人間こそが戦争を起こす</b>みたいな幻想に捕まってる人文学の大家には、疑念が湧くのよね…。
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《「今日の理科」のコーナー》
・『NHK高校講座 生物基礎「遺伝子と私たち」』
→なぜ“オサムシ”を選んだ…?「動物界・節足動物門・昆虫綱・甲虫目・オサムシ科」に属する昆虫。ながいな!
→仲間が世界に3万種以上。「歩く宝石」。住んでる地域が、たかが10km20km離れただけで、別の色味のオサムシが。今回の例だと、千葉県だけでも、大雑把に最低3色はいるってことだもんな…。
→肉食?ミミズやナメクジも餌が。
→あ、マイマイカブリもオサムシの仲間?!カタツムリ食います。消化液でカタツムリを溶かし、殻に首を突っ込んで食べる…!ひい。
→マイマイカブリ、日本の固有種なの?しかも北海道から九州までで8つのグループに分類。羽が退化したことで、行動範囲が狭くなり、短い距離の差で固有種が存在する。
→「進化」の定義って、“生物の形質が、世代を経る中で、変化していく現象”なの?そうか…あくまで“変化していく現象”を指しているだけで、変化した先がエラい、とかではないのだな。
→「遺伝子の変異」。これこそが進化だよな。本来なら(細胞分裂時に)、塩基の相補性によって正しく複製が行われるところを、間違った塩基が結合してしまい、(本来なら修復されるが)間違ってそのまま次の複製に進んでしまう…。良し悪し、ではないんだけどね。
→む。大阪府高槻市の「生命誌研究館」に久保田真旺くんが。あー、DNAと遺伝子の模型がある。
→主任研究員・蘇智慧(ソ・チケイ)さん登場。むしろこういう人が、なぜこの仕事に至ったかとか知りたい。
→へー、蘇さんの研究チーム、<b>見た目(色・形・大きさ)でなく、遺伝子の変異を基に、オサムシの系統関係を解析し直した</b>のかー!そうすると、これを植物にもってきて、牧野富太郎の業績にも変化が起こってたり…なんてこともありそうだよね。
→そもそもオサムシが生き残ってる時点で、なんらかの淘汰はくぐり抜けているんだよな…。
→オサムシが、「マイマイカブリみたいな、日本列島が大陸から切り離された後の特有な種」と、「大陸と地続きだったころのもっと古い種」の大きく2つに分けられるのも面白い。
→違いが僅かなので、「ヒトは1種」。
つながりつながり。