それぞれの覚悟

5月20日の視聴

 

・『映像の世紀バタフライエフェクト 第65回「映像記録 東京裁判」』

東京裁判極東国際軍事裁判、1946年5月〜1948年11月)といえば、以前NHKでやってたドキュメンタリードラマ⇩、面白かったなー。

 

【2020年『8月9日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200819/1597764249

 

【2020年『8月17日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200827/1598504050

 

…始まりから刑の宣告まで、全て撮影が許される裁判…って前代未聞なんだ。なんで?

→傍聴した川端康成。…絞首刑と終身禁錮刑、すなわち死と生の間を見る。

→え、東条英機GHQが逮捕に来た時に、拳銃自殺図ってんの?!

→なんとか一命をとりとめ、最期の使命を「天皇陛下に罪を負わせない」ことだと決意する東条。

→え、主張自体は本人が「有罪か無罪か」申し立てられるの?じゃあ、みんな「無罪」って言うだろ。死にたくねえもん。

ニュルンベルク裁判(1945年11月―1946年10月)。

 

【2022年『12月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230103/1672680275

 

ゲーリングの逃げ口上すげえな。ヒトラーに罪をなすりつけようと必死やん。記者、ヴィリー・ブラント(のちの西ドイツ首相)が描く。

ゲーリング、絞首刑なんかーい!

愛新覚羅溥儀、証人で来てたのかよ。しかし、日本軍の残虐行為(捕虜への暴力など)を非難するなら、ロシアがやってた虐殺の方が、証拠の隠滅としては正解になりはしまいか…?

→1947年2月からは、弁護側の反証。侵略戦争ではない、とする弁護人・清瀬一郎。しかしなんかまたなすりつけ合いが始まる…。そんな中、沈黙を続ける広田弘毅。裁判開始早々、妻が自死?!「父には責任があったのだ」と、父が(死刑となって)殺されるまでを見届ける覚悟の、広田の子たち。

→うっかり、天皇の戦争責任に触れてしまう東条英機の発言に焦るキーナン。

ニュルンベルク裁判において、女性医師ヘルタ・オーバーホイザーは、ホントに人体実験をしてきたのだろうか。

→広田の絞首刑を決めたのは6対5の多数決…。しかし、もう少し被告のみんなはさ、「絞首刑」の発言で泣き叫んだり暴れたりしないんかね。

→1948年12月23日。絞首刑の七人に、刑が執行された。

→1951年以降、公職に復帰するドイツのA級戦犯。初代西ドイツ首相コンラート・アデナウアーも?なの?

→第4代首相はヴィリー・ブラント。歴史と対話せよ、とは言うが…。

井上ひさし、「東京裁判を三部作の戯曲に書き著した」りしてたんだ。国民がこの裁判を無視していたことを、“傷”と呼びながら。

 

 

・『おとなのEテレタイムマシン ETV8「シリーズ授業 作家・井上ひさし “言葉と友達になろう”」』

→1987年5月26日放送。母校、山形県川西町立小松小学校へ。

→本職の教員ではないので、思うように進まない場合の対処に、多少あたふたしてる様が新鮮ですな。井上ひさし、当時52歳。

→日本で生きる人間が、当たり前のように使う母語である“日本語”。だからこそ、井上ひさしさんですら、その重要性をなんとか子どもたちに伝えよう伝えようとするんだけども。

→健作くんが、ちと反抗的でメンドクサクて、いいですな。…それにしても、「なりたい職業」を生徒たちに聞いた場合の多種多様さがすごい。農業、美容師、漫画家、作家、トラック運転手、レストランの店員…昔のほうが、子どもたちが職業に貴賤など感じず口にしてる。仮に勉強出来ても、今みたいに開口一番“医者”って言い出したりしない。多様性を声高に語る令和日本の方が、断然多様性が無いわ。

→私自身の話で言うと、“国語”を面白く解かせることは出来ても、「国語は役に立つから勉強せい」とは言えないのよね。加えて、この番組みたいに小5レベルの人生経験では、漢字を覚えるために練習し、その意味を考察しながら利用することが「どこに人生の旨味をもたらすか」なんて、想像できやしないわけで、そこに学びを促しても、“暖簾に腕押し”であろう。

→なんだかんだ、今の番組の方が面白いよな…。

 

 

・『将棋フォーカス「涙のプロデビュー!新四段特集」』

→山川泰熙四段(25)も、高橋佑二郎四段(24)も、長きに渡り奨励会に在籍している苦労人。まさか2人とも昇段で泣くとは…。それこそ、藤井聡太八冠みたいなバケモンが駆け抜けていくのを、横目で見ていたわけだし。腐ってもおかしくないところを、よく耐えたな!

→山川四段は、『将棋フォーカス』と『今日の料理』のどちらに先に出るであろう。

→「月刊藤井聡太」は、藤井聡太八冠の好きな駒である“角”について。渡辺明さんですら意味をつかめなかった、端角。

 

 

 

 

つながりつながり。