ベクトルの矛先

9月25日の視聴

・『ハートネットTV「いのちの格差〜“逸失利益”をめぐって〜」』
→2018年12月の暴走重機による死亡事故。亡くなった、聴覚障害の井出安優香さん(享年11)。命の価値を問う裁判に。
→井出努さん、さつ美さん夫妻。そりゃ自分の子を、健常でないことを理由に低い命だと判断されたら、許せる道理はないよな。
→番組が「逸失利益を通常の40%」とした理由を被告側に問い質したが、回答はなし。回答義務が無いにしても、根拠があるかどうかくらいは答えてくれても良くない?語ると今後の裁判に支障がでたりすんのか?
→正直、現状の技術、バリアフリーの社会への浸透具合ならば、確かにまだまだ健常よりは稼ぐのは大変である人が多いかもしれない。でも、“安優香さんに限って”考える場合、その稼げない方に合わせて逸失利益を40%で計算(そもそも根拠ないけど)するのは死んだ彼女への冒瀆じゃない?
→安優香さんの学力を、井出夫妻が証明する必要なくない?だってさ、逆に学力がなかったら逸失利益が「少なくても良い」のか?単純に平均余命と現在のボリュームゾーンの給与などで算出するほうが建設的では?
→鶴田明日香さんのように、逸失利益というモノサシ自体を疑問視する方もいる。そのわだかまりも十分伝わる。
→ああ、被告側は40%の主張を撤回したのね。それでも、まだ。


・『ドキュメント72時間「真夏の東京 幻のマラソンコース」』
→オリンピック期間中の撮影。国立競技場周辺、物々しいな。愛知県警からも応援来てるのかー。
→選考会に出場した、公務員の競歩選手に出会う。なかなかなレアキャラに会うなあ。
→浅草のよく喋る男性に話しかけられる。なんか急に来られると怖いな。
→東京タワーのライトアップ美しいな。
→3日目がオリンピックの最終日。
→北海道から16歳で上京した男性(49)。ホームレス状態でいる方々って、自責の念が強すぎる。フェミニズム団体とか、こういう人に冷たいよな。男女平等から一番遠いのが、フェミニズムと学校的価値観になっちゃったよ、ホント。学ぶ意義を失ってる。

・『NHK映像ファイル#281 あの人に会いたいアンコール「古橋廣之進(水泳選手)」』
→すげぇ人らしいのは知ってたけど。日本が国際水泳連盟に加盟してないせいで日本選手権の世界記録が公認されず。昭和24年の全米選手権の400m,800m,1500mで世界新記録とか、どんな偉人だよ。
→割と若くして引退してんのね。
→勝利への執念と、努力の大切さを繋げちゃうのは、まあ昭和初期の人、だな。

・『NHK映像ファイル#566 あの人に会いたいアンコール「金栗四三(マラソン選手)」』
→ああ、この人が“いだてん”なんだ。
東京高等師範学校で、校長の嘉納治五郎の勧めでマラソンを始める、てのがもう、既にドラマティック。
→道徳の教科書に載せるのは、さすがに気持ち悪いな。そういう扱いをするのは、逆に失礼じゃねーの?文部科学省はいつまで同調圧力という名の軍隊教育すんねん。
ストックホルムオリンピックは暑さと痛みで棄権。しかもそのまま帰国して「消えた」とか言われんのそれはそれで胆が太いな。その後も2回オリンピックに出場するも結果残せず(メダルなし、てこと?)。それでもこれだけ慕われてるのも含め、これだってアスリート人生よ。メダル無くてもすげーのよ。
箱根駅伝発案したの金栗さんなの?!


・『首都圏情報ネタドリ!「その通学路 安全ですか? WEB×現場 緊急調査」』
→千葉県八街市の児童死傷事故から3ヶ月。
→幹線道路を避けて「抜け道」としてスクールゾーンに入り込む車たち。とにかくスピードを落とせ。
※時速30kmを超えるあたりで、事故時の死者が指数関数的に増える様子
風見しんごさん連れてくると悲愴感すごい。よく話してくれるよな…。
→千葉県ばっかり出てくるのは偶然じゃない。30年も前から「千葉の道路は拡張の仕方が強引で一方通行が多く、入り組んでいて危ない」って言われてたし(教習所とかで)。横芝光町は、町長とかが本気にならないと死者また出るぞ。
千葉大学の南門(?西千葉駅前の出入り口)側から、国道14号に向かう道路も危ねえんだよな…サイゼリヤポポラマーマの交差点まで出ないと、自転車や保護者は安心出来ない。
→ハンプやライジングゴラードの設置の効用。


・『すくすく子育て「シングルの子育て」』
→子自身が、「他の家庭には自分と同じ親が一人の家庭もあれば、親が二人いる家庭もある」ことに気づくのはチャンスではある。親の側に後ろめたさがあると、説明しづらいけれど。具体的に紹介されたわけじゃないけど「シングル子育ての絵本」を一緒に読む、のは良さそうだな。
→「面会交流支援団体」という相談先。
→なかなか現実問題として、「親権が父親」のパターンが少ないせいか、番組も「ママの気持ち」に偏りがちではある。が、白梅学園大学の福丸由佳教授が「同居の保護者」とそうでない保護者、と使い分ける表現にナルホド!と思った。
→離婚後、期間をおいて「元夫と子育て」している女性。元夫に息子さんを月イチで預ける行為は、どこか祖父母のポジションを「元夫」が担っているように思える。


・『FOOT×BRAIN「ママになっても活躍できる!女性アスリートを支える環境作り」』
ジェフ千葉レディースの福利厚生、太っ腹だな。財源はどこなの?


・『ハナシティ〜10代がなんでも話せる街〜第2回「いつまで隠す?本当の自分〜“性”の悩み」』
→第1回はこちら⇩。

moritsin.hatenablog.com


→すでに学校の「性教育」の失敗だな、と思えるのが出演のひかりんちょですら「小学生から性の悩みが寄せられることに驚いている」こと。有料の学習サイトにハードルがあるのはわかる。しかし、無料で視聴できる「Eテレ」で、ここ5〜6年これだけ情報を出しているのに、教員が知らない&学ばない、かつ生徒と一緒に学ぼうとすらしない状況が危険すぎる。
→第二次性徴による体の変化だって“性の悩み”であることを大人が理解しないと、なんでもかんでも“性の悩み=LGBTQ”、みたいな単純なハナシにしてしまう。
→トーマさん(ゲイ)がゲイ以外の人に「そういうひともいるんだ」「今までどおり仲良くするよ」という感覚でいてほしいみたいだけど、私はどっちかっていうと踏み込まずに放っといてほしいな。変に理解しようと躍起になるでもなく、興味があるならある、ないならないで「みんなちがって、みんなどうでもいい」スタンスで。偏見があるかどうかは、話てみないと分からないし、お互いに傷つくのが嫌なら距離を置くしかないし、それはそんなに悲しいことじゃないしね。

・『アニメ放送直前!「ブルーピリオド」大解剖SP【スーパーアニメイズム】』
→なるほど。ピカソの「青の時代」か。プラス“アオハル”ってカンジか。


・『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第50話「我ら獣王遊撃隊」』
→文字通り、死の大地に入り込むネズミ。
→ゴメちゃんの覚醒。危機一髪。
→なぜバラン?





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