9月12日の視聴
・『ドキュランドへようこそ「ナスリン イラン 闘う女性弁護士(NASRIN)」(アメリカ、2020年)』
→現代日本ならば、女性が一度手に入れた離婚の権利と親権を失うなんて想像出来ないよ…革命の影響がこんなとこに生まれるのか。アフガニスタンもきっと…。
→ナスリン・ソトゥデ。人権派弁護士を刑務所に収監できる国は怖すぎる。
→元は銀行員だったナスリンさん。活動を始めた段階では弁護士資格はなかったのか。シリン・エバディ(ノーベル平和賞)の言葉が背中を押す。
→アリ・レザ・タジキ(21)が「やってもいないものをやったとは言えない」と被害者の父親に言い放ち、絞首刑に。こんな、証拠もないのに極刑を課す国で、よく闘えるな、彼女…。
→そういえば…サヘル・ローズさんのETV特集⇩(「サヘルの旅」)。サヘルさんの母上もイランだったな。
→1979年の革命が、女性の権利の全てを台無しに。同じことを今、タリバンがやっている。
→2006年の「100万人署名運動」。事務所で行われる対話の数々。マンスーレ・ショジャイー、ナルゲス・モハンマディ、シリン・エバディ、そしてナスリン・ソトゥデ。しかし、参加者は次々と逮捕、投獄。なんたる弾圧。
→釈放後、弁護士協会が彼女のジャマをしようと画策。資格の剥奪の撤回を求め座り込み。それでも8ヵ月半もかかったのか…というか、なんの根拠で免許停止できるっつうのよ。
→映画⇩に出演させられるナスリン(いうてもドキュメントやけど)。映画祭で賞をもらった監督に映画撮影禁止できる根気はどないやねん。渡航禁止もさ。
→この国で抑圧されてる若者たちに「コロナ禍で外出を制限され、人知れず信用に足る仲間と集まる日本の若者」が重なる。
→この番組、ナスリンがどんなに「いい結果になることを期待します」って言っても大体上手くいかないんだけど、ナルゲス・ホセイニさんの釈放だけは好結果だったな。
→日本の校則が、このイラン政府レベルなんだよな…。情けなくて涙が出そうだよ。ダサすぎて震えるよ、日本の校則。
→レザ・カンダン(ナスリンの夫)も逮捕され、禁錮6年。どんだけ汚いんじゃイラン政府。
→ナスリンの判決、禁錮38年6ヵ月と鞭打ち148回!アホか?!生きてる間に出られねーだろーが!!!
◆
・『NHKスペシャル 選「“ふたり”ならもっと強くなれる〜“絆”で目指す世界の頂点〜」』
→2019年の放送をオリ・パラ後に編集。本放送時は新型コロナすら話題になってなかったろうに。
→向田真優選手の『スポーツ×ヒューマン』のような公私のパートナーの話⇩ではなく、視覚障害陸上競技の、伴走者のハナシ。
→東京パラリンピック女子マラソンの道下美里選手と、男子100m、アメリカのデイビッド・ブラウン選手。語りはそれぞれ南海キャンディーズ、山崎静代と山里亮太。
⇒100m、日本のペアは「選手に伴走者に合わせる」感じなのに、アメリカペアは「ジェロームさん(伴走者)にデイビッド選手に揃えよう」としてるように見えるんだよな…。
→お、なんかそんな方向にブラウン選手が変化してきた経過が見える。
⇒道下選手も(ブラウン選手同様)世界記録保持者なん?!ていうかビューティーすぎるやろ。阿川佐和子さんに似てる。
→伴走の志田淳さんや、青山由佳さんにも、もっとスポットが当たっていいよね。オリンピックに出るほどのスピードは今は無いとしても、マラソンは走りきれないとマズいし、その上で伴走者としての配慮も必要だし。こんな高度な仕事あるかよ?!
→青山さんもビューティーやな。緒川たまきさんにも、麻生久美子さんにも似てる。
→30km走のトレーニング。中断して諦めた道下選手に対し、青山さんが後日二人だけで再開。そんな助け合い。
⇒ジェロームさんのケガ。やはり、シンクロすることへの負荷が彼に。復帰後、遠慮するブラウン選手を挑発し、限界を超えさせるジェローム。やはり。伴走者が対等になる、瞬間。
・『FOOT×BRAIN「.WEリーグ開幕前日!新旧なでしこジャパンが大集合」』
→なんかね。この座談会に関西弁が多いせいもあるかもしらんけど。こういう、選手同士のたわいない会話も面白くてお客呼べるんじゃない?
→あと、ボクシングの試合でメインイベント前の前座試合を行うが如く「地上波で男子の試合を行うタイミングで、同じ局でWEの試合のダイジェスト流す」とか、今は抱き合わせでもいいからどうにか売り込んでほしい。
◆
・『目撃!にっぽん「新型コロナ重症者病棟 終わりなき闘い」』
→都立松沢病院⇩なら新しい情報だけチェックして流し観しようかとおもったら、
聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)だった。こっちは「重症者」病棟なわけね。
→救急センター長の危惧、看護副師長の無念、事務職員の決死の交渉…総力戦。ここは戦場だ。
→オリンピックの裏で、生死に関わる相談が次々舞い込む。
→しかし…だな。都内含めて、ピークアウトして感染者・死者とも減りつつある今の状況が分からんがため、放送時の7月と、この9月との違いも観たい。
→あ、8月下旬のパラリンピック開幕の頃も見せてくれるんだ。そうか…感染者や死者が減っても、重症患者がなかなか転院・退院できないと、人手は必要なんやな。加えて9月は学校クラスターで子どもの感染が増えると、スタッフが濃厚接触者扱いで来られなくなるのか!それは怖いな。
◆
・『桂文枝の演芸図鑑 選「安奈淳 柳家さん喬 アメリカザリガニ」』
→2021年4月25日の本放送。
→アメリカザリガニは相変わらずやな。ちょっとテンション落ち気味。
→柳家さん喬さん(「締め込み」)は初見だけどなかなかのテンポ。いや、有名な人なんだろうけど。泥棒が中にいるから、鍵を…なるほどそーいうネタか。
つながりつながり。