詰むや詰まざるや

9月7日の視聴

・『NHKスペシャル「開戦 太平洋戦争〜日中米英 知られざる攻防〜」』
→冒頭からだいぶ面白いやんけ!蒋介石の書簡がカギを握る!日本を追い込むその手腕。面白そう!!
→鹿(ろく)錫俊教授の、執念とも言える10年間の資料の書写。蒋介石の日記や手紙のコピーや撮影が近時られるなか、書き写して研究したその苦労たるや、想像を絶する。この方が生きていてくれるのも奇跡。
→仕組まれた、上海事変。乗せられてしまった日本。でもジリ貧な中国。
→ドイツを仲介に、中国と講話に向かっていた日本。南京を陥落させたことで、講和に強気に出てしまう閣僚。失敗する講和。石射猪太郎さんの、心痛が伝わるわ…。
→しかし逆に蒋介石の地盤を固める結果に。第一次近衛声明がどツボにはまり、石射猪太郎がそれを「見栄」と切り捨てる。いい外務大臣がいても、首相が日和ったらオシマイなのか。
→日独伊三国軍事同盟を日本は「世界平和のため」と言い切って締結してるの、人間の愚かさが溢れ出ていて良いな。アホだな、ホント。
→日本が同盟国であるドイツを警戒してる文書。“蘭印仏印”とか“仏印蘭印”てどういう意味?オランダ、フランスは分かるがインドはなぜ2回使う???
※“蘭印”はオランダ領東インド(現在のインドネシア)、“仏印”はフランス領東インド(現在のベトナムラオスカンボジア)のことらしい。
→追い詰められていた蒋介石の、老練な外交戦略。その上で、“米英路線”、“ソ連路線”、以外に、“独日路線”としてドイツ・日本と組むことも可能性も念頭にあったのか。和平一歩手前まで進んでいた日本と蒋介石。なのに…鈴木貞一が余計なひとことを!日和見近衛文麿も!!どアホー!!!!!!汪兆銘政権なんか捨て置けば良かったのに!田尻の交渉は見殺しかよ。
アメリカの、日本との交渉条件を、最後通牒と受け取り(1941年11月)、12月に真珠湾攻撃に踏み切った日本。ダセェ。
→見事なくらいに悪手を打ちまくったな。しかしまあ、番組はすげー面白かった。

・『スポーツ×ヒューマン 選「ふたりで強くなる レスリング女子 向田真優」』
→⇩東京オリンピック前の番組を、金メダル獲った後に追加で再編集。ダンススタジオのシーンとか、あったっけ。

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→気のせいかもだけど、再編集版ってナレーションの担当変えてない?こないだの村上茉愛選手の回⇩でも感じたんだが…。なんか雰囲気が軽くなってるような…。

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それに対して、同日に再放送していた大迫傑選手の番組(『プロフェッショナル』)⇩は編集ほぼなし。メダル獲ってないからかしら…。

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→お二人の功績は大きい。アホな迷信に振り回される、科学的でも論理的でもない批判に一石を、いや大岩を投じた。トップアスリートの恋愛に、パフォーマンスの如何にかかわらず文句つける風潮が、一掃されるといいよね。
→もう一度観ていて感じるのは、向田選手の成長曲線が、志土地コーチより激しい。あのメールからして、「能力ある人間(そして私の彼氏)が私的生活を理由に活動できないのおかしくね?」というふつふつとした怒り、でしょ。
→オリンピック決勝の、二人のシーン。感動してゾワッときちゃったよ。
→え!婚姻届のシーンまであんのかよ!泣いちゃうだろーが(こっちが)!!!うわーん!


・『SONGS「布施明」』
大泉洋、そんな布施さん好きなんだ。言いすぎて嘘くさい。
→歌が73歳とは思えん。トークはおじぃちゃんぽくなってるけど。
→「君は薔薇より美しい」(1979)。明るい曲調だな〜。なんだかんだ聞いたことあるんだよな。
ハナ肇さんからの、苦言と激励。休業からの復帰。その財産の曲!…「シクラメンのかほり」(1975)。“かほり”なんすね。そして、作詞作曲、小椋佳!!!
→紅白勇退、て出来るんだ。事実上の日本代表からの脱退みたいなもん?
→ポリープが自然に消失。奇跡。
→「MY WAY」(1972)。
→フランスの国民的歌手、シャルル・アズナヴール。94歳でも歌う。…て、2018年の来日公演から12日後に亡くなったの?彼に敬意をこめて。「She」(1974)…。

・『NHK地域局発 いわチャン「加害者家族の実情〜大切な人が犯罪者になったとき〜」』
情状酌量を求めるためとはいえ、殺人を犯した弟に向けて「ずっと働かせ続ける」「自分のためには一銭も使わせない」とか言うの辛いな。
→加害者の家族を支援するのは当然として、次のフェーズとして彼らが謂れのない中傷を受けたり、意に沿わない引っ越しなどをしなくていいようにしてほしい。



つながりつながり。