- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/07/13
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サッカー日本代表メンバーについて。
本田、香川、岡崎が親善試合に呼ばれないとか当たり前。ちょっと前のハイチ戦がうまくいっていたなら、長友と吉田だって呼ばなくてもいいくらいです。
日本としては、ワールドカップ後に、FIFAランキングでトップ10、最低でもトップ20以内には入りたい(はず。ワールドカップのFIFAポイントが大きいので)。
今負ければ、ワールドカップ前のランキングは下がるかもしれない。
でも、明らかに日本の方が格下なのに、今ここでチャレンジしなくていつするっての。
ブラジルやベルギーのような超格上チームが、ベストメンバーだからといって、こっちが新戦力を投入するのは失礼でもなんでもない。経営と同じで、
常に変化しないと衰退する
わけで。ハリルホジッチ監督は、もちろん勝ちにいくつもりでしょう。
むしろ、代表チームにとっていちばん怖いのは、予選や親善試合と同様の、固定メンバーでワールドカップにいくことです。
そんなの「研究してください」と言っているようなものでしょう?ただでさえ勝てるかわからないのに、研究しやすくしてどうすんのさ。だれかがここからケガで離脱してから手持ちのコマを探しても手遅れですよ?
ワールドカップ直前まで、どんな布陣、どんなメンバーが出てくるかわからない。そういうチームの方が強いです。
まあ、ベテラン偏重から脱して、新戦力を投入するメリットはいくつかあって。例えば、
◆Jリーグが活性化する。海外へ出なくても、国内リーグでの活躍で日本代表に選ばれるなら、Jの日本人選手のやる気が全く違う。レベルも上がる。
◆海外からのオファーが増える。日本代表経験者が増える(メンバーが固定されない)と「国際Aマッチ経験者が増える」ので、海外メディアの目に触れるチャンスも増える。移籍市場も活性化。
◆所属チームの控えの選手が活性化する。代表選手の多いJリーグのチームが、「国際試合期間中は主力選手がいなくて弱い」んじゃハナシにならない。控え選手がいつでも主力にとって替われるチームは強い。
で、日本のサッカー全体のレベルが上がっていく、と。
チャレンジすると負ける可能性も高くなります。チャレンジしながら勝ちつづける、というのは非常に難しい。
それをやろうとしているハリルホジッチ監督。日本のサッカーのレベルを上げようとしているように見えますね。
つながりつながり。