「税金で暮らしているくせに」
生活保護批判をする方々が口にする決まり文句だ(多かれ少なかれ税金の世話になってない日本人はほぼ皆無だが…)。
批判の根拠は「働かずにラクをしている」という“誤解”にある。ただ、“誤解”は「解ける可能性がある」のに対して、
彼らの言動は「意図的に更新する気のない」“思い込み”のため、
当事者(受給者)かどんなに「ラクではない」ことを主張しても、
解けない(解く気がない)のではないか。
だから、受給者が批判者に
「じゃあ、どーすれば納得すんだよ!」
と迫ったところで、議論にならないだろう。
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とはいえ、議論にならないのを承知で、“納得”させようと試みてみる。
解決するか不明だが、
福祉事務所を通して、もっと生活保護受給者の現状をオープンにしてもいいのではないか。
だって、税金で賄われているんでしょう?
国民へ報告してやればいい。
どういう事情で受給に至り、
なぜ現在も受給しているのか、とか
どうやって何年で生活保護から脱したのか、とか
受給者個々の了承を得た上で。住居も含め、個人情報の秘匿は当然。
またバッシングが過熱する可能性はある。だから、それを極力避けるため、
これらの情報を公開するとき、必ず福祉事務所がすべき義務がある。それは、
生活保護は、どなたでも申請することができます
という、あたりまえの事実を宣伝し続けること。公的“サービス”なのだから。
できるでしょ。やろうとしてないだけ。そうだよね?