メモ『幸せな劣等感』

P17~23
→「わかりやすく、実用的」「人間を中心とした理論、を採用」「社会運動的な側面を持っている」…この3つが「他の心理学にはないユニークな特徴」というからには、他の心理学はむしろ何の役にたってるのだ?

P19
→科学技術の「要素論」「原因論」でなく、アドラー心理学は「全体論」「目的論」の枠組み

P20
鈴木愛理(の母上)の理論と合致。3年、かは知らんけど。

P31
アドラーが現代の心理学に与えた影響。「発達心理学」(P29~)「パーソナリティ心理学」(P30~)「社会心理学」(P32~)「臨床心理学」(P33~)「認知心理学」「教育心理学」(P34~)、など

P42
アドラー心理学は、より変化を促す学問とも言えそう。自分を“識る”のは恐ろしく厳しい行為だが、自分だけの幸せに近づく「最短距離」。
アドラー心理学は、いくらでも当人の好きなように解釈できる一種の「聖書」。読み込んでこそ見える。

P55
→【Q3】で示されるように「自らが実践」し幸せに過ごすなら「布教」しなくても広がる。

P57
→「個人心理学」の真髄は、これから。

P64
→“優越コンプレックス”は、字面だけで納得すると“暴言・暴力”に発展する。自分より若い者、特に「親から子供」への圧力として無意識に成立してはいまいか。
→「親の方が経験がある、だから子供より圧倒的に正しい」…なんてワケは、無いのに。

P66~67
→自尊心(Self-esteem)のつくられ方、3つのパターン。「ひとつ目」の“他者”と、「ふたつ目」の“他者”はイコールではない。
→「みっつ目」である「本来の自尊心(True  self-esteem )」がアドラー心理学における真、か。よくトップアスリートが口にする「自分との戦い」、ここにあり。

P71
梅原大吾さんが「勝ち続ける」のは「自尊心との闘い」なのだ。大会の勝敗のみの話ではない。彼はアドラー心理学の体現者だな。

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

P74
「自分はまだまだ未熟だ。でもそこそこ良くやっている」…。このバランスが人を冷静にする。
=「不完全である勇気(Courage to be imperfect )」

P75
→「ミスを許さない社会」日本。この伽藍の思想が幸福度を下げる。

P76
→「不完全である勇気(Courage to be imperfect )」「自己概念(Self-concept )」「本来の自尊心(True self-esteem )」および「自己暗示(Autosuggestion )」など、本書を前から読まないと解釈を間違えそうな語句多し。初めの9行だけでも、十分アドラー心理学が味わえる。

P120
→私の「賞賛獲得欲求」18点(むしろ欲求なさすぎ)、「拒否回避欲求」37点(ギリギリ標準)。

P127
→「協力(Cooperation)」…家入一真さんみたいなイメージかな。

P132
→【Q3】への答え、企業に属さず、オンラインサロンやるようなもん

P136
ブレイディみかこさんが『SWITCH インタビュー』で、シンパシーとエンパシーのハナシをしていたので、第6章冒頭にシンクロしてくる。

P151
→“言葉は、相手を非難したり、貶めたり、攻撃したりするために発明されたわけではありません。”
民俗学言語学?言葉を「発明」ととらえる発想が既に私にない。あたりまえでないという事実を現代の民に突きつける。

P152
→Common sense=「相手と自分に共通した、合意のできる感覚」=『共通感覚』≠「常識」

P153
→クライエント自身の「どうしたいのか」が無ければ、カウンセラーの出る幕は、ない。

P174
→5〜7行目は、日本の学校組織の「負の側面」だ。学校的価値観は、社会(市場?)での価値とは全く違う。

P192
→大抵の実践編て、がんじがらめで思ったより厳しめ。あんまり真に受けない方がいい。なにより内容が急に面白くなくなる。こっちが思考する余地が減り、ひらめきが減るからかな?




つながりつながり。