公共の福祉に反しない

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)

発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい (シリーズ ケアをひらく)

発達障害(もしくは、その傾向のある人)かどうかの診断を積極的に進めるかどうかで、国の未来は大きく変わる。


「誰にも認められていない」と感じたとき、人は「生きるか死ぬか」の二択に追い込まれる。

苦しい状況の中、生きることを選んでも、それを阻むかのような周囲の視線。耐えられなくなった者は自死を選び、耐えている者も罪に手を染める。

もっと早く、少年になるかならざるかのうちに診断されていれば。もっと早く、「君のせいじゃないよ」と周りが伝えられていれば。

◆◆◆

犯罪の質が変化すると、経済を発展させることに意義を唱える方(「昔はこんな凶悪犯罪はなかった」とか言い出すヒト)もいるだろうけど…。



人が等しく生きる権利を主張できること。

一切の遠慮や感謝の必要もなく、

支援を「当然の権利」として受けられること。



それが、本当の意味での経済の発展だと、私は思う。

発達障害という言葉すら、消え去るほどに、世界が進みますように。

つながりつながり。