体をとりもどせ!

手塚治虫傑作選集 (3) どろろ 1

手塚治虫傑作選集 (3) どろろ 1

⇧原作を読むと、今回のアニメ版の恐ろしいほどの作り込みがわかる。

原作のコミカルさ(英語使ったり、登場人物から読者に委ねるセリフがあったり)はアニメでは失われているものの、

「醍醐」の目的と立場、「みお」の出てくるタイミング、「金小僧」の役割、「万代」と村人の関係、「田之助」の刀の由来など、

少しずつ原作とズラしながら、百鬼丸と敵対する側にも視聴者が感情移入しやすくなっている。

マンガ原作は、読みながら「人間を恨んで」しまいそうだが、アニメはより「誰も恨めない、恨む必要などない」ような気分になるのだ。




つながりつながり。