3月30日の視聴
・『100分de名著 ヘーゲル“精神現象学” 第1回「奴隷の絶望の先に―“弁証法”と“承認”」』
→世界三大難解哲学書?その一つがコレだと?既に他の2つは履修済みの本シリーズ。カントの『純粋理性批判』⇩と、
【2020年『6月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20200707/1594048024】
【2022年『4月28日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220505/1651679963】
→指南役は斎藤幸平。
→ベートーヴェンと同学年のヘーゲル。なるほど、「調和の下に受入れていた不自由」と、「自由を得て失う調和」のバランスか。
→“弁証法的な運動”を分かりやすく説明する斎藤幸平に、ヒントを与えているのは伊集院光なのよね。
→うーん。主人と奴隷の例はさ。労働者側に、「雇用者の言いなりになることが自立なんだ」と勘違いさせる、強者側の卑怯な考え方にも見えるんだよな。だって、その地位とかカーストを維持することに、なんの疑問も持たないじゃない?
→まるで、強者が弱者を騙す詭弁みたいだよな…。
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・『100分de名著 ヘーゲル“精神現象学” 第2回「論破がもたらすもの―“疎外”と“教養”」』
→かつての「良き夫」「良き妻」のイメージの方が、皆が望んだ幸せの生活(特に、人類の持続可能性において)に近いのだと勘づき始めた今となっては。斎藤幸平によって噛み砕かれた、精神現象学の内容の薄っぺらいこと…。
→「ラモーの甥」の中身、完全にSNSの中身だな。でも別に、規範を疑うこと自体は構わんだろ?
→「論破しようとする人間」を批判的に捉えているけど、この回においてヘーゲルの言う“教養”という単語で論破しようとしてるのは、まさにソイツらだぜ?
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・『100分de名著 ヘーゲル“精神現象学” 第3回「理性は薔薇で踊りだす―“啓蒙”と“信仰”」』
→ヘーゲルの言ってる「科学主義」、トンチンカンすぎじゃね?科学をやればやるほど、そんな傲慢から遠ざかるはずなんだけど。「人類には分からんことがどんどん出てくる」ってのが、研究者の共通認識では…?
→今の科学者のほとんどは、宗教を蔑ろになんかしてないと思うぞ?
→あー、そこからフランス革命時の、改革側へのヘーゲルの考察が始まるのか。
→のちの著書『法の哲学』(ヘーゲル)からの、“薔薇”の引用。
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・『100分de名著 ヘーゲル“精神現象学” 第4回「それでも共に生きていく―“告白”と“赦し”」』
→なんか、イイ話で終わらせる気マンマンな第4回タイトル。
→カントの“定言命法”への批判。…でもさ、今回の例(DV被害に逃げ込む女性をかくまう)に関しては、まず「DVが本当かどうか」疑わないと、辻褄合わんだろ。なんか雑だな、ヘーゲル。
→行為側の「告白」に対して、“然り”として「赦し」を与える評価側。
→『進撃の巨人』を例に!ガビがサシャを殺したあと⇩の顛末か!カヤ、ブチ切れてたもんな。
【『海渡る壁』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230227/1677499214】
→あのさ…ガビとカヤの話はいいよ?女子同士だし。でも、伊集院さんと安部さんの言う夫婦(男女)論になると、性的価値が段違いだから同列に語れなくなんだよ。役割分担も別だしさ。
→「共に変わろう」が戦争の引き金になってる現状からすればさ。<b>歴史を学ぶことも、哲学を学ぶことも、『人間の愚かな行為の1つ』</b>としか、私には思えないんだけど?
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・『NHK映像ファイル#722 あの人に会いたい「八代亜紀(歌手)」』
→2023年12月、73歳で没。まさか『無敵のボイス』⇩のナレーターしたり、ちょうどそこらで観始めた、その年に亡くなるとは、誰も思わんよな。
【2023年『3月31日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230424/1682266761】
→お父さんが買ってきた、ジュリー・ロンドンのレコードが、全てのキッカケ。
→言葉遣いが丁寧よね。10週勝ち抜きで歌手生命を繋いだエピソード、賭けに勝った感がスゴイ。
→「舟唄」「雨の慕情」は鉄板。
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・『NHK映像ファイル#723 あの人に会いたい「山本陽子(俳優)」』
→2024年2月、81歳で没。
→年齢制限超えてた日活ニューフェイスのオーディションに、(勤めてた証券会社の)アルバイトが勝手に応募した話…。単なる自慢よね。
→嫁姑問題のドラマで、姑役の沢村貞子と対峙。
→主役女優の世代交代。宇野千代が原作の舞台「おはん」への活路。そういや、宇野千代と沢村貞子を撮る、笹本恒子⇩の回を思い出すな。
【2023年『3月18日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230409/1680973901】
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・『NHK映像ファイル#724 あの人に会いたい「伊集院静(作家)」』
→2023年11月、73歳で没。そういや、夏目雅子の夫だったっけ。
→近藤真彦の「愚か者」の作詞も伊集院静なんだ(伊達歩の名前で)。お父さんに似てるなー。
→結婚して1年で、夏目雅子が白血病で死去。やさぐれた伊集院静を、色川武大との旅が変える。彼との出会いが「いねむり先生」に。執筆活動に戻る伊集院。
→「受け月」で直木賞。手書き原稿…は悪くないけど大変じゃね?本にする時に編集者の手間が…。
→篠ひろ子と結婚(1992年)。そりゃ知らなんだ。…篠ひろ子の地元仙台に移住?!からの東日本大震災!篠さんの方がチョイ歳上なのね。
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・『NHK映像ファイル#725 あの人に会いたい「寺田農(俳優)」』
→2024年3月、81歳で没。当然出てくる、『天空の城ラピュタ』ムスカ役。
→父親は洋画家。父が新聞に描いてたのを見て、なぜか新聞記者へ。
→なぜだか、文学座1期生に。青春ドラマに相次いで出演してた頃(白黒だな)なんて知らんなー。『独眼竜政宗』の頃でもう40代だもんね。
→遅刻ばかりしてた寺田農を諭す、沢村貞子…ってまた沢村さんかい!
→岡本喜八監督の『肉弾』⇩。お二人、顔似てない?
【2023年『10月27日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20231127/1701051961】
→相米慎二監督との出会い。『セーラー服と機関銃』⇩出てたね。
【映画『セーラー服と機関銃』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20231125/1700895982】
…東海大学の特任教授もやってたんだ。
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・『ソクドノオンガク(2025.3.26)』
→福山雅治「桜坂」だろ。だいぶ原型をとどめないが、季節からしても間違いない。
つながりつながり。
