7月3日の視聴
・『NHK高校講座 世界史探究「世界史へのまなざし」』
→“茶”の呼び方。テ、だのティーだのチャイだの、とここまで語感が全世界で似てる物品も無いんじゃなかろうか…。
→遣唐使で日本に来たらしい。
→出演の高校生たちは、考えるのが仕事なので、(どこまでが演技や演出かは不明だが)基本この番組のための予備知識は無しで来ている(という体)のだな。
→確かに、この番組自体で人名や地名、年代などを“暗記”しようとは思わないな。読み物的な番組。出てくる地名が、世界地図においてどのあたりにあるのかは知っておいた方がいい(ヨコの違い)が、あんまり考えずに観られるのはいいかもね。
→中学生くらいでもすんなり観られるよな、これ。
→おー。お茶のハナシから、そこに必要な“砂糖”のハナシへ。すんなり「三角貿易」と奴隷の話題に広がった。ちなみにこの、『探究のタネ』はおそらくNHKのサイトから見られるのかな?
→「ボストン茶会事件」、そこまで単純じゃないだろう…。あと、ネイティブアメリカンに扮してお茶箱捨てたの、番組では「抗議の意思」などとプラスに受け取ってたけど、さ。見ようによっては、「ネイティブアメリカンに、お茶投げ捨てた罪をなすりつけてる」ようにも見えるんだよな。
→アメリカ人、かつて緑茶に砂糖やミルクを。ううむ、にわかには受け入れづらい。…まあ、何が言いたいかというと“不味そう”。
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→高校生メンバーが、前回の中から3人に絞られてる。毎回、あの人数の高校生が来るわけじゃないのね。次回は次回で違うメンバーがあの中から来るシステムと見た。
→メソポタミア文明。「文字」は、農業を軸に、必要に迫られて発明された…と考えるといいのか?
→エジプト文明における「文字」は、神に向けたモノであると?たしかに、メソポタミア文明の“楔形文字”は人間向けだけど、エジプト文明の“象形文字”は、誰でもイメージしやすい(神にも伝わりやすい?)感じするもんな。
→ハンムラビ法典の「同害復讐」、身分差があると適用されないのか。
→文字ができると“ハンコ”が出来る!メソポタミアの円筒印章。既に、契約社会が出来上がってたことに驚く。
→古バビロニア王国を倒した、ヒッタイトの強さ。戦車を作れる、鉄を使う技術。ヒッタイトが滅亡すると、その技術が世界に広がった…!
→番組終盤で駆け足で、滅びと統一の流れでアッシリアと(アケメネス朝)ペルシアが出てきてサラッと終わるのね。メインはそこじゃねえぞ、てカンジがイイ。
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・『NHK高校講座 世界史探究「古代ギリシア・ローマと地中海」』
→約2,500年前〜1,600年前か。
→陶片追放(オストラキスモス)。なにそのあぶねえシステム。悪用されたら終わりじゃね?
→アテネの社会、陶片追放の資格は18歳以上の男性なわけだけど。寿命も30年あるんだか分からん時代に、「成人が18歳以上」って遅すぎでは?
→古代アテネの民主政。当時のギリシアのポリス、“戦士共同体”だったから、女性に“参政権”が無いってことなのね。「戦争に行って戦う人が作る国」なわけで、そりゃ確かに“女性は戦士になれない”から“参政権無い”のもうなづけるわな。
→アリストファネス(前450年ごろ〜前386年ごろ。長生きだな。)の喜劇脚本『女の議会』、よしながふみの男女逆転『大奥』みたいな作品だな。
→アテネが衰退して、台頭する共和制ローマ。ユリウス・カエサル⇩!からの、カエサルの養子オクタヴィアヌス。元老院からアウグストゥス(尊厳者)の称号を受け、皇帝に。帝政ローマ始まる。200年もの間、パックス・ロマーナ(ローマの平和)!
【2022年『8月26日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220901/1661994717】
→パトロネジ関係が長期の平和を?
→キリストはローマの反逆者。が、増える信徒を抑えきれず、のちのち国教に…。
→んー、第1回ほどのインパクト無くなって、割と普通の世界史の授業になってきてしまったような…。
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・『NHK映像ファイル#714 あの人に会いたい「谷村新司(シンガーソングライター)」』
→2023年10月、74歳で没。彼の功績は、さんざっぱらやってた⇩のであんま悲しくない。
【2023年『11月3日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20231204/1701666679】
→大阪府出身。そういや、堀内孝雄も関西弁喋ってたな。3人兄弟の末っ子。モテたくてギターを。
→北米大陸横断ツアー(1970年8月)!え、アマチュアが?いきなり?メキシコでの盛り上がり。メキシコ人、日本人と親和性高い⇩んじゃね?
【2024年『3月12日の視聴』東京スカパラダイスオーケストラ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20240329/1711644549】
→「今はもうだれも」「チャンピオン」。そしてソロでの鉄板「昴−すばる−」。
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・『NHK映像ファイル#715 あの人に会いたい「赤﨑勇(工学博士)」』
→2021年4月、92歳で没。青色LEDの実用化のヒトか。中村修二さんのイメージ強いから忘れちゃうな。
→鹿児島県生まれ。鹿児島大空襲?そんなん、中高の歴史レベルだとピックアップされないから、知らんよな…。
→松下電器東京研究所の室長に(1964年)。LEDの研究に着手。
→名古屋大学教授になり、当時学生だった、天野浩さんと青色LEDの研究、特に窒化ガリウムを使ったモノに没頭。で、大体何かしらの偶然が、実用化の端緒に。なんなんだろうね、こういうの。
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・『NHK映像ファイル#716 あの人に会いたい「財津一郎(俳優)」』
→2023年10月、89歳で没。
→なにこの武田鉄矢がインタビュアーの番組…いや、単に2人で九州まわってるだけか?
→ミュージカルやりたかったんだよね。やりすぎて、攻めの芝居ばかりになってしまう。脳出血からの復帰が、受けの芝居へ向かわせる。
→「根アカが人類の武器」って新しい視点だな。もうすでに“根”じゃなく、技術としての明るさにしてもうてるやん。ま、そこが好かれてんのやろな。
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・『NHK映像ファイル#436 あの人に会いたい アンコール「長田弘(詩人)」』
→このアンコールは初見だな。2015年5月、75歳で没。福島の人なのね。そりゃ東日本大震災には心を痛めますわね。
→詩人は詩で勝負すべきなんだろうな、やはり。長々と理想を語ってしまうと、昨今の人文学者ばりに、ダブスタの独裁者然とした者たちが、それをいいように利用しかねない。
つながりつながり。