体幹の真髄

4月15日の視聴

 

・『こころの時代~宗教・人生~「瞑想でたどる仏教〜心と身体を観察する2」』

→お話のメインは東京大学大学院教授・僧侶の箕輪顕量さん。為末大さん出演回。

→“戒律”の「戒」がルーティン(自ら進んで身につけていくもの)で、「律」がルール(他者から強制的に)、という解釈なのが面白い。そもそも柔軟で、時代とともに合わせていいものである、とも。カースト制度から離れるのが目的なので、カースト制度のあまり及ばない地域では、婚姻もしてたりする、と。なるほど。

為末大さんの語る、「競技者における、“チャンク化”」。これ、「やる気スイッチは、やり始めた人間にのみ現れる」理論に近くね?やり始めちゃうと、最初はキツいんだけど、ルーティン化すると、脳のリソースが“ちょっと空く”んだよな。

→「集中しなきゃいけない局面を経験してる選手ほど、心については“体から入るしかない”と言う」。コントロール出来るのは体のみ。

→【深い瞑想から得られるもの】。名色の分離の智。一方的な関係性(=縁起)。

→【縁起 苦しみとの関わり】。戯論(けろん)が無ければ、苦しみは生まれない?

→【苦しみの解放から慈悲へ】。まだ終わらんよ。まだ存在してない、未来に産まれ出づる者へも慈悲を、てのは推奨したい。

→「智慧と慈悲」。仏教の二本柱。自分に向いてる“智慧”と、他者への“慈悲”。

→為末さんの言うように、アスリートなんかは、自動的に智慧から慈悲へ向かっていくようなんだけどさ。そういった、高みを目指してない、悟りを開くでもない凡人は、子どもを産み育てることこそがその“慈悲”の存在に気づくポイントなんだろうね。

 

 

・『こころの時代~宗教・人生~ シリーズ「問われる宗教と“カルト”」vol.4〜「信教の自由」と法規制(前編)』

→2022年12月に成立した、“宗教団体への不当な寄附行為を禁じる”新しい法律が成立。それを受けての、「法規制と信教の自由」のバランスについて。

島薗進宗教学者)がメインMC(ていうのか?)。

→あ、違うわ。同志社大学の小原克博(牧師、宗教学者)が司会進行。自己紹介からやるんだ。金塚彩乃(弁護士)はフランスの政教分離をふまえて。櫻井義秀(宗教学者)は前回⇩もいらっしゃったな。

 

【2023年『2月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20230307/1678146177

 

駒村圭吾憲法学者)の自己紹介は聞きでがあるな。中庸を目指そうとする気配がする。田中優子…さんは…社会学者か…イヤな予感は…一旦置いておこう…。

→案の定よく分からん。一旦置くんじゃないんか、私。

→「宗教法人法」の制定って、1951年なんだ。古いな。所轄庁は「質問権」を行使できるだけなんだ…って、それは新しいんかい!オウム真理教のせい。でも行使されない質問権。なぜ?

→で、冒頭の新しい法が「法人等による寄附の不当な勧誘の防止等に関する法律」(2023年1月施行)か。略して『法人寄附不当勧誘防止法』。それも長いわ!第三条の「配慮義務」、大事だけど、信者の生活の困難、てどの程度なんだろう?

→第四条の「禁止行為」、下手すりゃPTAに適用出来そうなんだが…?

→信者になる入口は適用されるけど、信者になっちゃうと賠償が適用されないんだな。

→実務になると、債権者代位権、とかをどう使えるのか考えねばならんのね。

金塚さんも島薗さんも「ピンポイントすぎはしないか」がやはり気になる様子。1999年制定の「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」もオウム真理教への当てつけ感あるしな。まあ、それだけ人々の認知に「不協和音」を醸した事件だったわけだが。

→この番組ですごくいいなーと思ったのは、討論内で出てきた専門用語を画面下部にテロップで出すんだけれど、その時間を比較的長く取ってくれていること。忙しいからと、倍速で観たりするときに、パッとテロップが消えてしまったりしないので、非常に集中できる。

日本国憲法、第二十条と第八十九条の、欺瞞。

→小原さん上手いな。このタイミングで社会の問題の話に入って、田中優子さんに降った。アレクシエーヴィチの語る、「孤独の時代」をどう生きるか。

→うーん、社会のつながりが減って「孤独の時代」だからと、駒村さんの言うように、『人権侵害には家庭内でも恋人間でも果敢に介入していく、そして間違ってたら謝って修正していく』…のは悪くない。が、その最後の「間違ってたら謝って修正していく」は果たして出来るのか?今のポリコレ全盛期に、さ。

統一教会の思想の大元に、「反共産主義」があるのか。

→そうそう!新法にナチュラルに“霊感”というワードが入ってるのに驚いたのよ。宗教団体そのものの成立が揺らぐんじゃないの?と。

地鎮祭訴訟とか、玉串料訴訟とかあったのね。

 

 

・『こころの時代~宗教・人生~ シリーズ「問われる宗教と“カルト”」vol.5〜「信教の自由」と法規制(後編)』

→フランスの反セクト法(セクト規制法、2001年〜)からの討論。もちろん、金塚さんからスタート。へー、法人だけでなく、個人も処罰されるのか。

フランス革命啓蒙思想を否定するつもりはないが、このセクト規制法、正義を正面に出しすぎではなかろうか?

→中間団体、てのがここではカルトのことなのかな?

日本国憲法の第十三条は、団体より個人を救うことを明示しているように読める。

→へー!この第十三条の「個人」を「人」に書き換えると、法学的には両者とも「人」である「個人」と「法人」。現在は個人を優先するよう規定されてる憲法条文を「個人→人」とすることで、自然人である個人と、中間団体である法人が同等になってしまうのか!

→世界の宗教との比較。日本の宗教法人法は、“宗教性善説”によって立つ。その限界がきているのか?

→やっぱちょっと田中優子さんだけ「なんのはなしをしてるの?」になってる気が。

→江戸時代の昌平黌(しょうへいこう)での朱子学の教え、てのもまあ宗教教育だよな、たしかに。

→加療でなく隔離。日本の精神医療入院における問題点。

→2004年の中国の法律「宗教事務条例」。実に統制的。ある意味中国らしい。フェミニズムも、この流れで規制されるだろうな、おそらく。上野千鶴子の書籍なんか、国家の持続可能性からすれば、毒でしかない。中国が気づかないわけが無い。

→「信教の自由」と人権、についての議論。日本国憲法第二十条を読んで、「あれ、公明党って…」ってなる人いっぱいいると思うんだがね…。第八十九条、もう一回読んでやっと意味分かったわ。

→第二十四条の家族条項。これも含めて、明治体制からの訣別、を表している。

→選択的夫婦別姓同性婚の話題が。

→政党も、宗教団体も、ぶっちゃけどちらもアンタッチャブルな存在なのか!この2つが代表的!会計処理も割と緩い。Colab○が宗教団体と同一視されるのも頷ける。

→お、このタイミングで田中優子さんが「女性が抑圧されてる」ってハナシし始めた。やっぱりな。それ言いに来てるんだと思ったよ…。え、個人に権利を取り戻すの?!さっき、コミュニティが壊れてきたせいだ、てご自身が言ってたのに???個人的を突き詰めるなら、コミュニティを拒否したのも自分なんだから、そこから来る弊害は本人が引き受けなきゃいけないんじゃないの?無責任かよ。

→いや待てよ。金塚さんまで夫婦別姓に関して「違憲のはずなのに、合憲とされる」とか言い出すのかよ。日本の婚姻が子孫を残すためのシステムであることを抜きにして語るなよ。アンフェアすぎるだろ。金塚さんが夫婦別姓訴訟に関わって来た人間なのを踏まえた上で、その卑怯さというか、お正義思想からは離れてくれないと、逆に「夫婦同姓にしてる人間へのイジメ」が始まることは予想出来るでしょうよ!?

→櫻井義秀さんは「宗教2世の方などを守れる、適切な社会団体があれば」というが、多分無理よ?「信教の自由」なんて、誰も物申すことの出来ない、“お正義”そのものじゃん。案の定、宗教団体から内容証明郵便を大学宛てに食らったり。じゃあホントは分かってんでしょ?

→総括は島薗さん。…アメリカの「家族感を大事にする団体が、女性の人権に制約を課したり〜」と問題視してるみたいだけどさ。いや、制限しないと持続可能性が失われる、ていう生物としての背景に踏み込んだら、そうなるんだってば。その不都合な真実から、目を逸らすなよ。

 

 

・『Jリーグ2023 J1第8節「浦和レッズ」対「北海道コンサドーレ札幌」』

→なんでこんな中途半端な時期に地上波?って思ったら、埼玉スタジアムの芝が張り替えられたばかりなんだ。それで、浦和レッズの今期発ホームスタジアム。ちょっとプチこけら落とし的な?

→解説、槙野智章なん?ううむ。

→やっぱ酒井宏樹はいないか。いきなり雨なのも厳しいな…。

→【前半】札幌のプレスすさまじい。浦和、なかなか自陣から出られん。

→15分過ぎて、浦和もだいぶパスカット出来てきた。

→札幌、ユニフォーム引っ張りのイエローカード、多すぎる。雨だから、危険回避のために警告してるのか?

→42分のホイブラーテンから大久保へのパスは惜しかった。大久保のトラップがうまかっただけに…。

→前半は0-0。札幌は、10人になった分をどう補うか。

→【後半】マンツーマンを旨とするコンサドーレ、1人減ったことで途端に攻め手が無くなったな。

→64分、小泉に変えてホセ・カンテ。どう配置が変わる?

→68分、センターサークル内でショルツがインターセプト。そこからスルスルドリブルして、右サイドの大久保?に渡してからの長めのワンツーが通って、ショルツで、先制!

※右サイドにいたのは大久保でなく関根でした

→直後の70分、興梠慎三がペナルティアーク前で潰れたのを審判が流して、そこで一旦止まった札幌DF陣を尻目に関根がこぼれ球を拾って、ゴール!2-0。

→あ、オフサイドなのね。1-0に戻る。

→うげ。75分、ホセ・カンテがレッドカード食らった。

→84分、札幌・青木にペナルティエリアイエローカードだ。これは不運…。シュートコースに入っちゃった、てことなんだろうな。興梠慎三が決めて2-0。

→87分、札幌・菅がドリブルで切れ込んでゴール!2-1。

アディショナルタイム、10分!?

→90+5分、代わったモーベルグが右サイド駆け上がり、そのままゴール!(オウンゴール誘発)3-1。

→90+8分、馬渡の右サイドからのFKに、ホイブラーテン!初ゴールなんだ。DFだからな。4-1。これはさすがに決定打。

→試合終了。

 

 

・『NHK映像ファイル#635 あの人に会いたい アンコール「橋田壽賀子(脚本家)」』

→再⇩。

 

【2021年『9月27日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211010/1633801709

 

DINKSでここまで来れたのは、社会と繋がってることが大前提だよな。最終的に「ひとりがいい」としても、夫が先に死んでるだけで35年前までは独りじゃないし、なんだかんだ周りに支えてくれる人はいるし。

 

 

・『NHK映像ファイル#684 あの人に会いたい「崔洋一(映画監督)」』

→2022年11月、73歳で没。

→あー、『月はどっちに出ている』からもう30年かー。岸谷五朗ルビー・モレノも出てたかー。『映画の時間』とかでやらんかね。

→東京朝鮮中高級学校、での出会い。勧められた、大江健三郎の作品。

→映画制作現場でのアルバイト。照明助手から、やがて演出へ。大島渚愛のコリーダ』のチーフ助監督に。

→1994年のこのインタビュー、なんか腕ケガしてね?

→平成8年に、韓国に留学(延世(ヨンセ)大学、韓国語学堂)。そうかー、韓国語なんて、日本にずっといたら使わないもんな…。

→2004年、日本映画監督協会の理事長に。20年くらいずっとやってたカンジ?

→あ、『カムイ外伝』(2009)、崔洋一さんだったか!松山ケンイチ。え、こっから録って無いの?ちょこちょこ作ってるんだと思ってた。新作の準備はしてたみたいだけど。『月はどっちに出ている』にしても構想5年だかなので、しっかり作り込むタイプの監督なんだろうね。

 

 

・『NHK映像ファイル#665 あの人に会いたい アンコール「柳生博(俳優)」』

→再⇩。

 

【2022年『12月10日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221229/1672302034

 

→朝ドラのワンシーン、時刻表示が左下だな!そういやそうだった。新鮮!でもなんで左上に変わったの?

→家訓「13歳になったら一人旅」。八ケ岳一人で登ったの?いや、さすがに単独では…。田端信太郎さんの新著みたいな雰囲気は、ある。オトコなら。

 

→一家で八ヶ岳の麓に移住?!子どもたち、嫌がったんじゃない?

コスタリカでのメガネカイマン(ワニの1種)怖いなー!

→俳優で、自然愛好家。研究家より、“愛好家”の時代じゃないか、今?

 

 

 

つながりつながり。