『映画「犬神家の一族(1976)」』

 

・『映画「犬神家の一族(1976)」』

→いや実際に死ぬ間際の人間の顔色なんて知らんけど、この“犬神佐兵衛”の顔色どうなってんねん…。土気色というかさ…。

→冒頭の出演者紹介「黒塗りバックに白字の明朝体」なわけだが。TV版の『新世紀エヴァンゲリオン』のタイトルを彷彿とさせるな(逆ではあるが)。そんな、石坂浩二version。

→特別出演:横溝正史?!この頃はご存命でしたか。

市川崑監督。

→犬神佐兵衛、81歳で亡くなった設定かー。早くね?「昭和二十二年二月」のふれこみなので、こんなもんか…。

→てなわけで、那須市に現れる金田一耕助(=石坂浩二)。これは…若き日の坂口良子さんか。のっけで「汚いホテル」発言に乗っかる金田一、「私、そこの女中です」という罠。やめれ。でも当時の映画館、ここでひと笑い起きたんじゃないかと想像できて、楽しい。

→フケ、汚い。ひー。

→犬神御殿。死んでから、7ヶ月か。

→ボートの穴、乗る前に気づくだろーがよ…。

→若林さんて、誰?

→あ、金田一耕助を呼んだ法律事務所の人か。

→若き日の草笛光子の美しさたるや。

→これが佐清(すけきよ)か。初めから覆面とか、戦争で傷を負ったとて、替え玉の匂いしかしないが。

→尾藤イサオかと思ったら、地井武男か?

あおい輝彦はいつ出てくるのん?あの湖に飛び込んだ人…じゃねーよな?

→青沼静馬って誰?

→書いてなかったこの娘は、なにを嘆いてるん?アホ?

→スケタケが殺られた!

→時計に佐清の指紋つけさせるために、あんな声掛けしたのか?!悪いオンナだなー、珠世。

→猿蔵が疑われ始めたな…。

→てか、珠世は何か知っていて、隠してないか?佐清との目配せはいったい?

→マスク嗅ぐな嗅ぐな!

→犬神製薬の歴史に関係がある、のか…?なんで?

→若林はタバコか。

→金で出来た、斧(よき)・琴・菊。三種の神器みたいな?

→3人の娘(てかオバハン)の悪行。奪うわ叩くは…。顔の白塗りは、悪行の演出ですかね。でもキクノは死に、息子(青沼静馬)は行方不明、と…。

→え、マジの孫なん?

→男色家?!

→じゃあアイツはバイセクシュアルということに…。

→佐兵衛が自分の死後に、こうなることを知ってて遺言状を作ったのでは?

→アンタが青沼静馬か!

→あれ、アタマおかしくなっちゃったのかな、この娘。

→あー、このシーン見たことある!逆さま。

→え、これ静馬なの?

→こっちは佐清

→なんで猿蔵は争ってんの?…え、警官がすぐ来た!

→かばうとしたら…彼女しかいない。でも、一人じゃできねーだろ?と、すると、協力者いねーか?いるとすると、得するのはあの顧問弁護士しかいない気が…。

→え?そんなパターン!

→いやそのタバコ吸わしたらアカンやろ!気付けよ!!

→どいつもこいつも、なんでみんな金田一のこと大好きなんだー!!!

→しゃべったー!

 

※余談:家族全員で観てしまった

※余談2:すげー面白かった

※余談3:横溝正史市川崑はどこだ