10月24日の視聴
・『ドキュランドへようこそ「アフガニスタンの亡霊」(カナダ、2021年)』
→原題:Ghosts of Afghanistan。そのまんまだな。
→2005年に現地入りして以来、取材を続けるグレアム・スミス。彼の感じた矛盾が、タリバン再来を予見させる…。
→カンダハル。タリバンの母体は、保守的な神学生の集団、だったのか。1979年のソ連の侵攻に、武器をとり闘う者も。
→で、ソ連が去った1990年代(東側諸国が崩壊したからか?)、内戦に突入。支配地域を広げるタリバン、1996年に、北東にある首都カブールも掌握。なるほど。
→女性兵士だったアイシャ・ウォラスマル(元ノルウェー陸軍所属)。多国籍軍?解放に喜んでいたのに。
→2019年末。タリバンの脅威、再び。大統領顧問のハムドゥラ・モヒブもピリピリしている。自分の子もテロの標的になるかもしれないもんな。パキスタンの強制収容所にいたの?
→「サルポザ刑務所の悲劇」として、2007年、多国籍軍側の(ていうかカナダの)、捕虜への拷問を記事にするグレアム。
→シャハラザード・アクバル。アフガニスタン独立人権委員会。…アフガニスタン女性から、初のオックスフォード大学への進学者。
→やっぱ2021年の段階でごっつ勢力広がってたんだね…。
→ファラフナーズ・フォロタン。この国で最も有名なフェミニスト??あぶねーな、狙われないか?タリバンに。
→フリーダ・カーロの絵(たぶん)。
→女性医師、アジザ・ワタンウォール・アジジ。ん、ここ、カンダハルなの?インタビューする女性たち(ブルカ被る)に、タリバンを恐れる気配はない。
→カタール・ドーハのタリバン施設。若手リーダーのアマール・ズマラクの語りを聞く限り、すっかり洗練されて、かつての恐怖政治の趣はない。
→あ、2018年にアメリカはタリバンと交渉始めてたのね(もちろんドーハで)。アフガニスタン政府の頭越しだけど。
→2020年に合意したアメリカとタリバン。もちろん、その後はお察しの通り、米軍が撤退(アフガニスタン政府とタリバンの対話を条件として)すると始まる、タリバンの攻勢。
→2021年8月、タリバンが政権掌握。
→フォロタンは、国外脱出。
→モヒブは国外脱出、アクバルも避難。アジジ医師は診療所継続(まあ、女性陣みんなブルカだし、そりゃそうか)。カンダハルの女子校は閉鎖…。
◇
・『ドキュランドへようこそ「人身売買 子どもたちの再出発」(アメリカ、2018年)』
→原題:THE RESCUE LIST。
→しょっぱなから、7歳で母に売られ、今12歳になる少年の独白から始まるの、衝撃なんすけど。
→ガーナ、ボルタ湖のほとり。
→ボルタ湖、ダム建設の過程で生まれた“人工湖”なのか!にしてもデカい。端が見えん。
→ピーター…3歳で売られ、17歳まで水海で働かされたのか…母への“産んでくれた感謝”なんか、生まれやしないよな…。いや、あるかないか分からない、のかも。
→そうか…原題の“LIST”は、売られそして、救出された子たちからの聞き取りで作るのか。
→冒頭から出ているクワメ(NGO職員)も、かつて売られた子。使命感あるよな、そりゃ。
→脅してくるルーベン親方。テイは、救えるだろうか。
→来た。ピーターは…喜ぶかな?
→エデムの…友人だったスティーブンは…どうなったんだ?
→そうか…溺れて戻って来なかった…のか…。ツライな。
→エデム…お母さん見つかったのか。信用出来るか?また売られるんじゃ、ないのか?
→あれ、一緒に行かない、の?エデムはシェルターに残るのか?
→ピーターは…母とは暮らさず、村長の元から学校に行く道を選んだ。テイは…寂しいよな。
→あれ、エデムも。母ちゃん、髪切ってるやん。
→そうか、家に戻っても、すぐには家族とは感じられないかもな。『八日目の蝉』のように。
◇
・『ドキュランドへようこそ「マンホールの少年 6年の記録」(イギリス・オランダ、2018年)』
→原題:BRUCE LEE AND THE OUTLAW。ルーマニアの「マンホール・チルドレン」の話なのに、ブルース・リー…とは?
→そうか…1989年の東欧の崩壊後、多くの孤児院が閉鎖されたせいで…ストリートチルドレンが…。
→ヨースト・ファンデブルフ(写真家・映画監督)が記録した、少年ニコの6年間。…ん?
“乗っ取られるを父と慕い、数年間ともに暮らした”
…これが原題の由来か。李小龍ではないのね。
→で、なんでその“ブルース・リー”は、ニコの側にいないんだ?そして、彼がどう見ても18歳には見えないんだが…カラダが幼すぎる。
→2011年ブカレスト北駅。…これが12歳のニコ。ニコに“キリン”って名付けられるヨースト。
→ブルース・リーは組織のボス。銀色だな。オーロラック(塗料)で塗ってんの?
→ニコは彼から名をもらった。“アウトロー”と。…じゃあ、原題の意図は「パパとぼく」なのだな。
→カラダの関係とか強要されそうだけど…ボスはむしろ、虐待や性的暴行から、チルドレンたちを守ってきた、と?でもシンナーは吸わせるんかい!
→マイケル・ジャクソンは“平和の使者”、ナポレオン・ボナパルトは“神の戦士”。
→異変とは。
→突然現れたこの“ラルカ”とはだれ?女性っぽいけど。血液検査?
→ニコの本名ながいな。アンゲレスク・コスティカ・ニクショル。「ラルカと暮らしたい」と。
→は?もってあと2ヶ月?…ああ、治療しなければ、てことか。
→退院してラルカの家へ。HIVと結核が判明。いやホントにどこまで生きられるか…。
→タバコもクスリもやめて、学校へ。耐えられるのか?
→いちいちニュースで「ブルース・リーの18歳の婚約者が死亡しました」とかやるんだ?!
→雪が…。
→クスリはやめるんじゃなかったか?シンナーだけは吸うんか?
→雪合戦みたいのしながらも、シンナーの袋だけは手放さないな。
→ブルースは…武器などの所持で捕まった。13年の服役中。ニコは…どこへ行っても、ラルカの元へ帰ってくる。
◆
・『アクティブ10 理科「電気抵抗」』
→熱は電流の二乗に比例する、よな?P=RI²
→ショベルは手だけで使うけど、スコップは足を使うの前提なのかな?
◇
・『アクティブ10 理科「金星の見え方」』
→この、月をヒントとして、金星と地球の関係を考えるの面白いな。常微分方程式から、偏微分方程式を考える、みたいなさ。
→惑星の動きの実験とかはさ。壮大にやろうとしても、学校の先生の裁量ややる気次第でピンキリなのでね。ぜひ、高校受験生にはこの回を見て感覚を掴んでほしいところ。
→KWLチャート!Lが、次のKとWになって、永遠に探求し続けられる。これは面白い!学生時代に知りたかった!
◇
・『アクティブ10 ミライのしごとーく「レストランの仕事」』
→冒頭で「2020年の本放送」と注釈入ったのはなんでだろう。
→完全にガストだな。
→商品開発で、デパ地下などにリサーチしに行ったりするそうだけど。リサーチするのすら、何らかの仮説を立てなければアンケート項目に反映されないわけで。その「仮説の立て方」が気になる。
◇
・『アクティブ10 公民「少子高齢化社会で日本はどうなる?」』
→夕張市を例に(2016年当時なので、鈴木直道・現北海道知事が夕張市長だったころ)、少子高齢化の弊害を見せた所までは良かった。
→が、解決策の1つとして、「高齢者が起業して働く」(しかも職業訓練してからの、パン屋開業)とかがもうダメ。もちろん、それも必要よ?でもそんな“危険の伴わない”仕事ばっかり見せても、経営能力の訓練が伴わなければ「高齢者が借金」するだけよ?実際には、資産のない高齢者は工事現場とか危険作業するし、年金もらう世代になっちゃうと、起業しても若者の邪魔(年金で生活安定してるから、と採算度外視で「100円ラーメン」とかやっちゃう)して、逆に地域の税収減る羽目に。
→もう、若い人が社会保障費で暮らしが成り立たなくなってるんだから、「若い人に負けずに稼ぐ」どころか「若い人の邪魔にならないように無駄な延命はしない」フェーズに入っちゃってんのよ。
→2016年の映像を使う以上、制作は2017年とか2018年とかなんだろうけど。5年前も相当ギリギリだったはずなのに、10分番組とはいえ、この程度しか提示出来ないのか???Eテレ。
→優先順位の高い、最も効果的な対策から逃げるな!NHK!!
◆
・『ハートネットTV フクチッチ(8)「社交不安症」(後編)』
→前編はこちら⇩。私の希望通り(?)の再々放送。
【『8月17日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220823/1661226707】
→…やっぱこれを、病の1つと位置づけるのは、世間様的には難しいかもな…。緊張してやらかすのも含めて、万人にあるものだし。世の中が社交不安症に配慮するのを期待したり、逆に「自分の力でどうにかする!」みたいのもまた自分を追い詰めるし。
→国際的な診断基準があるのか。かつての「対人恐怖症」なのね。
→「つなぎびと」は、会食恐怖の当事者を支援する、山口健太さん。自身も、その辛さを知る一人。
→あーなるほど。せっかく、望む職業で働き始めても、それが理由でコミュニケーションとれないのとかは、確かに厳しいな。
→給食の完食指導は確かに嫌だろうな。
→確かに、私も含めて「なんとなく、理解しづらい」というより「理解したくない」感情になるのは、当事者じゃないからなんだろうか…。
◆
《『今日の数学』のコーナー》
→冒頭の「大なり!小なり!」はナンダ。かわいいぞ。
→「x²−2x+3>0の解」。グラフはx軸との共有点なし。これは常に成り立つわけだから、「すべてのx」でえんちゃう?
→あーやっぱ、「xはすべての“実数”」って答えなきゃダメか。
→「x²−2x+3<0の解」と、不等号が逆になると、y<0の部分にy=x²−2x+3は存在しないから、「実数解をもたない」。なるほど。
→また、x²−2x+3=0を解の公式で解こうとすると、
x=(2±√(−8))/2
となって、√の中身がマイナスになるのでy≦0の範囲では「実数解をもたない」、となる。
※これ、進めるとx=1±√(−2)、虚数単位iを使うとx=1±(√2)i、になるはず。虚数⇩は有難い。
【『10月5日の視聴』笑わない数学「虚数」エントリ→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221019/1666111375】
→ばんびとアスミに別々の問。
(1)x²−3x+2>0
(2)x²−x−12≦0
の2つ。
→(1)は2点共有だから、x<1,2<x。(2)も2点共有するけど、下側だから−3≦x≦4、かな?
→おっけ。検算とかグラフ作成は、確かめに必須だな。
→で、お次は上の(1)と(2)の連立不等式。分割された−3≦x<1,2<x≦4でいいかな?
→よっしゃ。ただし、これを求める数直線では、「白丸からの範囲の線はナナメに書く」こと!
⇒「4色定理」。四色問題⇩やん!1976年にケネス・アッペルとヴォルフガング・ハーケンの4年で約2000種類の地図をコンピュータで検証した結果!
【『9月20日の視聴』笑わない数学「四色問題」→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20221001/1664592461】
→さて応用問題。大体こういうの物理なんだよな…。「y=−5x²+30xで表す、ボールの放物線軌道、25m以上となるのは?(x(秒)、y(m))」というもの。…んーと、「Y=5x²+30x−25でY≧0、となるxの範囲」と書換えられるから、頂点(3,20)で共有点のx座標が1と5のx-Yグラフが出来るから、1≦x≦5だな!て、ことで「1秒後から5秒後」。
→グッド!
つながりつながり。