鳥取レコンキスタ

10月5日の視聴

 

・『100分de名著「100分de水木しげる」』

伊集院光、ぬりかべ担当だった!へー。

 

水木しげる、2015年に亡くなってたか。いつの間にか随分経ったなあ。

→【第1章 妖怪との出会い】。釈徹宗さんが推すのは『のんのんばあ』。景山ふさ、さん。

→人気の登り坂にあった『少年チャンピオン』で1975年から連載。老婆が妖怪と戦うとか面白過ぎるだろ。

 

→のんのん:仏様を表す幼児語幼児語って何?景山さんの夫が民間宗教者で、一畑薬師。薬師信仰。カウンセラーでもあったんだ。

安部みちこさんが、沖縄のユタの話を。そーいうの、なんか読んだな。

 

→おばあちゃん、という存在がもつ「無条件の受容」。

→ドラマにもなった『のんのんばあとオレ』。フランスでも人気なの?!なんで漫画っつうとフランスと親和性高いんだろな。

十万億土

→へー。この『のんのんばあ』で語られる「死者の魂は生者の心に宿る」って、神道にも仏教にもない霊魂観なんだ。

→弱者であるからこそ、境界に気づいたりする。白饅頭さんとか、小倉弁護士とか。

→【第2章 高度経済成長が置き去ったもの】。中条省平さんからは、『ゲゲゲの鬼太郎』。1965年に『少年マガジン』で連載開始(当時は『墓場の鬼太郎』)。『のんのんばあ』より古いんだ。

 

…アカンやつを怖い電車に乗せる「ゆうれい電車」の回、星新一のアレ⇩にも通ずるよな。「逃走の道」。

 

【『7月31日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220805/1659625494

 

→おおすげえ。ビクトル・ユゴー「エディストーンの灯台」、ルネ・マグリットピレネーの城」、ブリューゲルバベルの塔」、ボマルツォ「怪物庭園」…が、鬼太郎に全て反映されている。

→「大海獣」。鬼太郎がクジラのバケモノになっちゃうヤツ。途中のコマに、「“日本学術会議”大海獣報告会」って書いてあってちょっと笑った。

→うわ!やっぱ、“ねずみ男”は必要不可欠な存在なんだなあ!

→【第3章 はじめは画家になりたかった】。ヤマザキマリさんが推すのは、『水木しげるラバウル戦記』。『総員玉砕せよ!』も。

 

 

→「人間玉としての狂気を描いた、戦後最高の戦争文学」(by中条省平)。

→【第4章 地下世界の魅力】。最後は俳優・佐野史郎。推すのは(めっちゃ迷って)『悪魔くん』。

 

…1万人に1人の天才児、なの?私の知るアニメ版はそ~でもない感じだったが。

悪魔くんのセリフ「お金は人間を悪魔にするためにあるようなもの」「お金のすくない人ほど良心的」は、あまり賛同できんな。もちろん、本人のせいではない「貧すれば鈍する」も、巷で山のように転がってるわけで。

→もう1冊は『河童の三平』。これはあんま知らんな…?

 

→え。三平は人間なんだ。この、河童の国から来た留学生はなんなん?

ヤマザキマリさんは「いちばん好きな作品」がコロコロ変わるなあ。ずりーぞ。

→え?!三遊亭好楽さんの演る『死神』、魂取りそこねて解雇されるくだりあんの?!聴きたい!

→“死神”はサラリーマンの投影。

→タヌキはウンコにまみれる。

 

 

・『宇崎ちゃんは遊びたい! 第10話「鳥取で遊びたい!」』

→ここまで鳥取を宣伝すると、『ゾンビランドサガ』⇩の仲間のような気がしてきた。

 

【『2月24日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220305/1646411404

 

→コナンの犯人感を出して来た。青山剛昌さんが喜びそうだな。

→「こいつらはまだ本当の鳥取を知らない!」じゃねえ。

→サンドボードの弱点は、平地に弱い所だな。

→こんなカップルいるか!

→円形校舎。ミュージアムに?

→地元の特産品???マンガもフィギュアも特産品。ガイドのオッ○イアピールは一体。

→中学生かよ!まんじゅうの間接キスで照れるな!

→桜井のひいたおみくじ、恋愛しか書いてないよ!しかも条件ぜんぶ宇崎だよ!

→宇崎側のおみくじの「浮気は慎みましょう」が気になる。

→あーそもそも“縁結び神社”なのか。じゃあホントにあんな文言もあるんかもしれんな。

→なんで温泉のシーン、宇崎母だよ!

水木しげるロード。ここにあるんだ!

水木しげる記念館。エンディングアニメーションまで完璧に鳥取の紹介だ。すげーチカラの入れようなり。

鳥取の紹介もすごかったけど、10月から2期スタートするから再放送してるのか。ちょうど秋に向けて、聖地巡礼やら、夏休み終わっちゃう大学生カップルやらの旅行先にちょうど良さそうだし、タイミングばっちりだな。

 

 

・『宇崎ちゃんは遊びたい! 第11話「桜井も遊びたい?」』

→桜井の部屋、広すぎて宇崎の私物増えたところで、問題ある感じしないが。

半同棲じゃねーか。

→胃袋掴まれてんじゃねぇー!!!

→艶かしいうどん作り。

→料理特訓のお礼はハナでなく、母上にするべきでは?

→なぜ歌う。しかもなんでこんなことに。

→…あんまツッコむべきじゃないだろうし、Blu-rayとかでは修正されてるんだろうけど(いやもしかしたら原作の段階の誤植をそのままアニメにしたのかもだが)さ…

 

 

“カラオケは数人で楽しむもの”

 

 

って書いてありますけど…?「複」だよ!

→コッチはコッチでデカいな。

→バニーずきか、キサマ。

→?どういう展開??終わった!

 

 

・『宇崎ちゃんは遊びたい! 第12話「宇崎ちゃんはもっと遊びたい!」(終)』

→夏休みの課題かよ!

→馴れ初め…?

→ダチが好きなのって、先輩女子マネージャーなのか?

→ッス。

→エビチリを家で。

→なんで全部サメ映画なんだ。

異世界転生。

→ハナ弟に、あまりスポットライト当たらないな。

→ずっといっしょ。

 

 

・『NHK高校講座 地理「地図で地球を見てみよう」』

→シリーズスタート回⇩。初視聴はこちら。

 

【『4月22日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220428/1651104354

 

…疑問であった、航海図と航空図の使い分けが、冒頭のゲラルドゥス・メルカトル(1512-1594)の物語で少し分かった気が。

※ゲラルドゥス・メルカトル、今のベルギーの生まれ。

→「メルカトル図法」を航海図として使用する際「“真北に対して”同じ角度で進むと、目的地にたどり着く」としていた。16世紀当時の、船の位置を知る科学技術の問題もあろうが、単に、直線距離(航空図)でなく「“経線”を頼りに誤差修正しながらちょっとだけジグザグに進む」イメージなのではないか?

→逆に今、GPSあるから使ってなかったりせんのかね?機器が故障して帰れないのもマズいので、訓練はするだろうけど。

→17世紀「フランス地理学の祖」、ニコラ・サンソン(1600-1667)。

→18世紀ドイツの天文学者、カール・モルワイデ。

国土地理院「地図と測量の科学館」(茨城県つくば市)。…楽しそう。遠いけど。

ローマ帝国の最盛期である、「プトレマイオスの世界地図」が、その先のキリスト教の影響で歪められる(キリスト教修道士ベアトゥスによる世界地図)とか、権力って恐ろしいな。そんなTOマップ。

 

 

 

《『今日の数学』のコーナー》

 

・『笑わない数学「虚数」』

→高校で虚数を学びたての頃は「え、嘘の数?“2乗して−1”とか架空の数だよね?」とか思っていたが。大学で「虚数が無いと、各種現象が成り立たない」モノを見るにつけ、単に“虚数”と名付けられただけの、れっきとした現実の数だと気づいたんだよねー。反物質みたいなもんだと思えば、納得出来たりすんじゃね?

→まずは、数の誕生から。「全く異なるはずのものから、共通する抽象的な概念」を見つけた!これ、望月新一教授の、宇宙際タイヒミュラー理論⇩の番組でも言ってた数学の基本。からの、自然数の発明。

 

【『7月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220716/1657939832

 

自然数は、分数を発明する。自然数と分数さえあれば、世界のあらゆる大きさや長さが自由自在に表せる!て、これもしや「有理数」の考え方なんじゃね?

→あ、やっぱり。で、しばらくは、これ(有理数と目されるモノ)が「数のすべて」だと思われていた、と。

⇒ある事件。主役はピタゴラス(紀元前582?-紀元前496?)。…長生きだな。「万物は数(=有理数)である」、ていうスローガンの教祖なり。

→弟子のヒッパソスが見つけた、(よりにもよって)“ピタゴラスの定理”の不都合な真実。それは、45°-45°-90°の直角三角形の斜辺!導いてしまった「√2は無理数」。処刑される(?)ヒッパソス。まじかよピタゴラス。とんだハラスメントだよ。

→パンサー尾形が「√2が有理数でない」ことを証明?背理法とかするのかしら。とすると、まず分数で表すことになる。

→あ、やはり背理法っぽいな。“√2=Q/P(PとQは互いに素な整数)”と仮定してスタート(素な自然数、ではないのか)。

→Q²、2乗してるから、2は偶数個では?とすると、「2P²=Q²」より“P²の素因数分解に2は奇数個”。でも、「2乗してるから、そんなわけない」。ので、最初の仮定が間違っていたことになる。Q.E.D

→“0”の発明は7世紀のインド。商売の計算として、当時まだ“数字でない別の記号”だったゼロを、1つの数字として表した!

→“マイナスの数”の発明もインド。これも、商売の“借りを作る”概念がすんなりと。

→(-1)×(-1)=1の証明、カンタンだったな。でも知らないと出来ないかも。以下の2式を使う、てだけ覚えておこう。

①(-1)×1=-1

②{(-1)+1}=0

で、②の両辺に(-1)を掛けて、左辺の分配法則をつかうと(以下略)。

→さて、虚数。16世紀イタリア、ジェロラモ・カルダーノ(1501-1576)…医師・賭博師・占星術師・数学者。彼が作り出した、3次方程式 x³+ax+b=0の解の公式!(※3乗根もあり、めんどくさいので書かない)例えばa=1,b=−2ならx=1が出る優れもの。ただ、3次方程式だから他に解が2つあるだろ?そっちは?もしや、16世紀の、この時点では「n次方程式の解はn個」が示されてなかったのか?

→とはいえ本題。カルダーノもぶち当たる“不都合な真実”。それは、x³−15x−4=0の解にx=4が明らかに当てはまるのに、例の“解の公式”にa,bを当てはめても、x=4が出てこない!それどころか³√の内側に(この世に無いはずの)√−1が現れてしまった!どうする?!

→ありえない!と計算を投げ出すカルダーノ。引き継ぐラファエル・ボンベリ(1526-1572)。ついにx=4が出てきた。√−1を認めざるを得ない!

→17世紀、ルネ・デカルト(1596-1650)が、そのありえなさを揶揄するかのように名付けた“nombre imagimaire”(虚数!)。まさかそれがそのまま定着するとは。

アイザック・ニュートン(1643-1727)すらも、方程式に時折現れる(!)「虚数」を“虚数の解は不可能とみなされるべき”と。

→そんな「数とは認めない」200年。終止符を打ったのは…?

→まずはスイスの天才、レオンハルト・オイラー(1707-1783)が乗り出す、様々な計算。√−1に記号「i」を与えて繰り返す。そして、たどり着く、世界で最も美しい数式。

 

exp(iπ)+1=0

 

自然対数の底e、円周率π、積の単位元(1)と和の単位元(0)をも式に含む、この式が数学者に衝撃を。

→続くは、「数学の王」カール・フリードリヒ・ガウス(1777-1855)。“複素数”(実数&虚数による平面のヤツ)を研究し、到達する「代数学の基本定理」。やっと、『複素数の範囲では、n次方程式はn個の解を持つ』を証明!

※やっぱカルダーノの時は違ったのだな

→数学の美しさが虚数あってこそ、と語るガウス複素関数論への入口に。

→当然、20世紀初頭の大発見、“シュレディンガー方程式”で量子力学と接続する。

→いやー、虚数おもしれえなあ!!!

 

 

 

つながりつながり。