9月21日の視聴
・『NHK高校講座 日本史「太平洋戦争」』
→昭和前半。とは言うものの、1939(昭和14)年〜1945(昭和20)年にギュッと詰まったヤツ。
→日中戦争と太平洋戦争の(日本の)犠牲者、310万人。どこまでを戦争の犠牲者、としてるんだろ?原爆や東京大空襲などの本土攻撃以外の、とばっちり食って餓死、とか非国民扱いされて拷問死、とかも含むのか??
→もちろんドイツがポーランド侵攻(1939年9月)して、第二次世界大戦が始まってしまったのは由々しき事態ではあったが。ドイツがデンマーク・ノルウェー・オランダ・ベルギーを占領し、フランス軍にも勝った(1940年)、という事実は当時のドイツ国民の熱狂凄まじかっただろうな、と。
→日本の「北部仏印進駐」(1940年9月、フランス領インドシナ北部に軍隊を送り込む)、フランスがドイツに降伏したのに乗っかった感。直後に日独伊三国軍事同盟結ぶあたり、軍部のヤル気がすごいな…。
→へー。この“北部”仏印進駐、「日本の資源確保」だけでなく「援蒋ルートの遮断」の意味もあったのか。日中戦争泥沼化(決着がつかず3年)してたしな。終わらせたかったんだろな。
→当然アメリカに警戒されるわけで、物資は締め付けられる。近衛文麿首相からの指示、野村吉三郎(駐米大使)とハル(国務長官)の交渉。…のちの“南部”仏印進駐(ベトナム・ホーチミン)に効いてくる、ハル・ノート⇩のヒトだな。
【2021年『12月1日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20211217/1639747298】
→日ソ中立条約(1941年4月)が、なんでアメリカとの交渉に有利になるのだ?
→とうとう“南部”仏印進駐(1941年7月)。これによるアメリカ国内の日本人への差別⇩ひでえよな。
…しかしよ、日本の東南アジア支配を危惧して締め付けしてきたアメリカがさ。のちに、いざ冷戦期に入ったら、代理戦争として「ベトナム戦争」でインドシナ半島をある種の焦土と化すハメに陥らせるの、なんなん?
→日米交渉行き詰まりで、近衛文麿内閣は総辞職、東条英機が首相に(1941年10月)。
→御前会議で決定する、開戦(1941年12月1日)。陸軍がイギリス領マレー半島に上陸(1941年12月8日)、海軍はハワイ真珠湾を奇襲、英米に宣戦布告。…なんすかこの高校講座、開始10分の密度。
→日本、短期決戦なら勝てると思ってたのか。じゃあ、長期になる時点で和平交渉しろよ。…間に合わなかったんだろうけど。
→日本、シンガポールを占領(1942年)。フィリピン・ジャワ・ビルマなども次々と。大東亜共栄圏を御旗に、占領地の民を酷使する。技能実習生をこき使うのとなんも変わらんな。
→大敗するミッドウェー海戦(1942年6月)⇩から、潮目は変わった。
【『8月2日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220808/1659892544】
→アリューシャン列島・アッツ島での守備隊全滅(2600人、1943年5月)⇩。
【『9月11日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220918/1663463061】
…始まる学徒出陣(1943年末)。そしてサイパン島へのアメリカ軍の上陸(1944年6月)、日本軍30,000人が全滅⇩。
【『8月18日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220824/1661307103】
→そのサイパン島から放たれるB29が、東京を焼き尽くす(東京大空襲、1945年3月9日〜10日)⇩。
【『9月14日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220922/1663780167】
→沖縄の地上戦(1945年3月下旬〜)⇩。日米合わせて死者20万人…?!
【2021年『6月17日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20210708/1625709380】
→米英ソ、ベルリン郊外ポツダムにて、日本に無条件降伏を求める(ポツダム宣言、1945年7月)。が、黙殺する日本。で、広島に原子爆弾(8月6日)。
→日ソ中立条約を破り、宣戦布告してくるソ連(8月8日)。樺太千島を獲るなよ。
→からの長崎に原子爆弾(8月9日)。8月14日にポツダム宣言受諾、8月15日に玉音放送。日本人の死者、最後の3ヶ月で60万人。
→…日本の失敗。全滅を“玉砕”という美化されたコトバで飾ったツケ。インパール作戦(インドのイギリス軍拠点。1944年3月〜7月)で、ビルマから470kmを徒歩で?!できるかボケ!誰ひとりとして、たどり着けず⇩。牟田口廉也の罪。この作戦だけで、3万人も死んだの?
【2020年『11月24日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20201203/1607006753】
◆
・『連食テレビエッセー きみと食べたい「富山県・利賀村編」』
→前回はこちら⇩。
【『9月3日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20220909/1662656469】
→「とがむら」と読むですか。
→立派なフレンチレストランだな。オーナー谷口さん。
→イタヤカエデの樹液でスタート?!
→赤烏賊がうまそう。ツキノワグマ???そういう料理名でなく、本物か!熊肉のロースト。
→なんていうか、赤烏賊も熊肉も、キレイにまとめられてるんだけど、フォークでなく“箸”でゴソッとまとめて口に入れたい。
→この山奥のレストラン、6億円借りてるの???すげーな。そりゃ反対する人もおるわな。…この料理、高価いんだろうなー。
→ジュレにしちゃってるから想像しづらいけど、鱧(ハモ)も美味そうだな!
→富山原産、大門(おおかど)素麺。あ、これ、さっきのヤギチーズのスープか!味噌ラーメンにバターが合うのと、ちょっと近いんちゃう?
→谷口さんが、この地に溶け込んでいく様子を解説されると、なんかほんと「イライラして、他者に噛み付いてるヴィーガンとか、マジでバカじゃねーの」と思うわ。
→こんな村(ごめんなさい)にチーズ職人が!吉田さんもまた、アーティストだ。
→牧場のアイスクリームで締めるの、毎回似たパターンだな。とはいえ、本日のパートナーである上野樹里、全く出しゃばらないな。それゆえか、面白かった。
◆
・『クラシックTV「映画音楽の巨匠 ジョン・ウィリアムズの魅力」』
→スター・ウォーズとジュラシック・パーク、E・Tとかは知ってたけど。ハリー・ポッターもなの?!
→ヘンリー・マンシーニと。
→90歳で、映画音楽の作り手としては、先日引退。
→今回の番組最後を、『帝国のマーチ』で締めるの、ズルくない?!
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《『今日の数学』のコーナー》
→正しいか正しくないかが客観的に定まる文や式を「命題」と呼ぶ。…「アイクはかっこいい」は、かっこいいと思わない人が“いる”ので、命題とは、言えない。
→じゃあ逆にこれ「アイクはかっこいいとは限らない」なら、命題なのか?
→「アイクはミミズクである」も「2は偶数でおる」も、正しいので“命題は真”と言える。「3は偶数である」の命題は“偽”(ぎ)。真であろうと偽であろうと、命題。
→「偶数は整数である」の“偶数の集合”と“整数の集合”の関係(偶数⊂整数)から、内から外への命題は“真”だが、外から内への命題は“偽”て見分けられるヤツだな。『ロンリのちから』の第1回「三段論法」⇩にもつながる。
【2020年『10月13日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20201023/1603388997】
→命題「pならばqである」(p⇒q)は自動的にベン図で「P⊂Q」。外側の集合が必要条件、内側の集合が十分条件。
→1問目「x=1はx²=1であるための、“十分条件”」でしょ、これ。x=-1があるもんね。
→2問目は「x²+x-2=0はx=1であるための“必要条件”」…だとは思うけど、ついつい「他の方程式でもx=1の時があるけど、それはいいのか?」と考えちゃう。でもこれ、この「命題において」ってことなのよね、きっと。
⇒命題:proposition。そもそもがこの単語の翻訳、らしい。西周(にしあまね)の翻訳!“哲学”“芸術”“概念”も彼の翻訳。
→あーなるほど。命題内のPとQが内包関係に無い(ベン図がはみ出る)場合、“偽”は確定なのか。反例を1つでも上げれば、“偽”。
→「逆」と「対偶」。「対偶」の真偽は、「元の命題」の真偽と等しい。「対偶」は、真偽の証明に利用しやすいようだ。
※背理法の説明が番組ホームページに!
つながりつながり。