「いいこと」が招く死

7月3日の視聴

・『ドキュメント20min.「“排除アート”?をたどって」』
→いやこれは…「それ以上いけない」の極みだな。住むところに困ってない人間からすると、ほとんど気にも留めない。ちょっと邪魔だな、くらいの感じ。それでいて街のオブジェだと言われれば、「そうかもな」くらい。
→街の人へのインタビューで(“排除アート”という概念は伝えず)は、若い人なんかは肯定的。“排除アート”という表現を伝えても「“排除”ってのは言い方として不快」「ホームレス状態の人は、生活保護受けて賃貸に住めるようになればいい」と、既にその感覚に排除が含まれることが恐ろしい。自覚させられて腹をたてるあたりが、排除の証明なのではないか。
→それら排除アート等をも研究する、五十嵐太郎教授(東北大学大学院)。彼から見ても、名古屋市の“高架橋下の沢山の石のオブジェ”に「ここは使えるけど君たちには居てほしくない」と見える、と。当事者に聞いちゃいかんのかな。
→これもまた橋の下の鉄製のオブジェ。ひでーな。花をつければいいってもんじゃねえ。
→'90年代半ばからか…。
→あの、“木の周りをぐるり取り囲んだ金属のイス(みたいなヤツ)”もそうなの?!
→お、当事者インタビューだ。そうだよな。それが無いと片手落ち。
→でも、当人たちは「しょうがないよな」と。自分の人権をうっすら捨てる。それを我らは容認してるのか。それも自由だと言われればそうかもしれないけど。そう「思わせている」のではないのか。
→ベンチ作った田中元子さん。なんか良さげなこと言うてるけど「スケボーする方やホームレス状態の方から、そうでない人を守っている」っていうのはまあ、差別だよな。良し悪しじゃない。差別に良し悪しなどない。良いとか悪いとかじゃない。これは“社会が容認した差別”だ。それを、それで誰かを責めたいんじゃない。とにかく、差別してる自覚だけは持てよ、私達、ってだけ。
→浅利さんは、なぜ生活保護を受けないの…?
→…そうか。「苦労は買ってでもしろ」って言われてた世代の方か。…ならば、幸せの押し付けは、出来ないよな…。

・『林家正蔵の演芸図鑑「尾上菊之助 三拍子 春風亭昇々」』
→2月13日本放送の、再放送。
→“三拍子”は『時事ネタ王2019』⇩の秀逸さも薬局のTVで流れるネタも大好きです。今回の、漫才ゲームアプリのネタも良かった!オチに来そうなワードがわかりやすく伏線。
→“春風亭昇々”さん、見た感じが若々しいな。金髪と筋肉にタンクトップは確かに怖い。
尾上菊之助さん、カムカムエヴリバディの流れで出演されてたのか。父上が尾上菊五郎、母上は富司純子!すげえ血筋。音羽屋!
正蔵さんと菊之助さんの会話、お互いが芸能の世界、それぞれが親と同じ芸能に携わる者として、リスペクトが過ぎて本音で語ってる気がしないな。
→妻様が、中村吉右衛門の娘さんなの?!
→そういやSWITCHインタビュー⇩も出てらしたな。

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・『林家正蔵の演芸図鑑「尾上菊之助 インディアンス 桂二葉」』
→こっちは2月20日の本放送。こっちは以前のエントリ⇩にも。

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→ピスタチオ解散してもうたしな…。
→桂二葉さん、ホントにオモロイな〜。女性芸人(という括りにするのも失礼やが)の中でも群を抜いてるんちゃうか?小僧(息子)と父ちゃんの関係、どちらも“男”なわけで。ただでさえ逆の性を演って面白いのは男性側なのに、女性が男性を演じて面白くするのは尋常じゃない。




つながりつながり。