記憶の彼方から

6月1日の視聴

・『不可避研究中「あなたは勝ち組? 何者かになりたいけどなれない…」』
→コンセプト、「半径5メートルからのジャーナリズム」だったんだ。そーだったん?初めて知ったわ。
→最初の“デキない”と思い込む女性ディレクターにも、二人目の歴史好きの時代比較ディレクターにも共感は出来なかったが。三人目(ディレクターではない)の卓球好き30代男性には少し頷ける。ただ「(死ぬときに)いい人生だったらいんじゃないすか」には賛同しかねるな。人生100年時代に、認知症にならずにそんなこと考えながら死ねる人間なんてそうそういねーよ?もうそうなると、尊厳死認める法律論に飛び火させるしかねーな。
平野レミ料理研究家でなく“料理愛好家”って紹介されてるのが、すごくイイよね。まさに愛好家、というヒト。好き。

・『NHKスペシャル「忘れられゆく戦場〜ミャンマー 泥沼の内戦〜」』
→これは4月21日の番組だが、ウクライナ侵攻以来、ミャンマーのクーデター以降の国や難民の話、ほとんど(日本で)ニュースになってないんだよな…。白人女性の「かわいそうランキング」の高さたるや。

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ミャンマー軍はロシアとつながってくるのか。イヤな流れだな。
ミャンマー軍、ミン・アウン・フライン司令官。抵抗勢力を「テロリスト」扱いして徹底的に弾圧、排除する気のようだ。「交渉もしない、全滅させる」と。
→そもそもミャンマー軍と戦闘状態だった、国境付近の少数民族たち。ゲリラ戦を得意とする彼らが、デモなどしていた(元々、平和的解決を指向していた)若者たちと手を組み、大きな抵抗勢力に。
抵抗勢力の“国民防衛隊”、略称を「PDF」なのがチカラ抜けるんすけど。
→日本にいるミャンマー人のウィン・チョウさん、マティダさん夫妻。以前⇩もご出演。

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→タンタランのチン族、キリスト教が多いんだね。ミャンマー仏教徒多いもんな。軍、街に火を放ったあげく、抵抗勢力にその行為をなすりつけるとか、クズすぎる。民家も教会も、全部…。
→半年で25回も焼き討ち。
抵抗勢力と区別つかないため、軍は男と見れば虐殺。そして焼け焦げた死体。
→軍に流れてくる武器兵器。ロシア製の戦闘ヘリコプター「Mi-35P」。中国製軍用機「K-8」。ロシア製戦闘機「Yak-130」。爆撃が得意な戦闘機。
→最新鋭のYak-130、空爆直前に6機も輸入。
→軍はウクライナ侵攻にも、もちろんロシア支持。

・『NHKスペシャル「ヤングケアラー SOSなき若者の叫び」』
→取り上げられてるNPO代表「あなたのいばしょ」・大空幸星さんは、以前、孤独者フォローのチャットボットのシステムで『ハートネットTV』⇩でも出てたな。

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NNNドキュメント⇩だと過剰な演出も感じられたけど、今回はまあまあかな。

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ただ、冒頭の高3の彼に関しては「兄貴もおんのかい!」とツッコんでしまったが。だって、誰も助ける大人いない、みたいな触れ込みで始まるからさー…。
→大空代表が相談…というか対談しに行ったの、あの奥田知志さん⇩やん。『抱樸』の。

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…「助けて」が発する、とてつもない人間らしさ。

→カズヤ(仮名、43歳)さん。母上がなくなって数年、身動きのとれない生活してたけど。支援がつながると、少しだけ活き活きし始めたな。東京行きに、ミキサーは要らん。ドラッグストアにゼリー飲料いっぱいあるちゅうねん。
→ケアラーだった人々と仲間となり、飲む。失いつつあった時間。
→なんかキレイにまとめられかかったけど、奥田知志さんの「(周りの支援者が)解決しようとせんでいい」が本日のピークか。

・『NHKスペシャル「OKINAWA ジャーニー・オブ・ソウル」』
→語りは三浦大知
→アクターズスクール立ち上げた牧野さんの気合いハンパねえな。娘さん(三浦大知も教わった)まで巻き込んで。
島袋寛子(SPEED)ん家が、給食費の工面さえ苦しみながらアクターズスクール通ったとか苦しすぎて、聞いていて泣ける。
→古き良きオキナワンロックから、アクターズスクールたちの席巻、そこから'90年代の「島唄」やら「恋しくて」やら「涙そうそう」やらの沖縄ポップスへ。
→「島人ぬ宝」(2002)を生む土壌にもなったブルース。BEGIN!
→Awich(エーウィッチ)って初めて知ったわ。色んな人おるなー。
→最後はAwich「TSUBASA」。




つながりつながり。