残酷物語

5月23日の視聴

・『100分de名著 カフカ“変身” 第1回「しがらみから逃れたい!」』
→なんか伊集院光さん、若いな。いつの放送?ペア司会は島津有理子アナ。
→指南役は、川島隆さん(滋賀大学特任講師。今やってるかは知らん)。
→ん?主人公、“グレーゴル”なの?私の知ってる翻訳だとグレゴール・ザムザ”だった気がするんだけど。
→あ、“グレーゴル・ザムザ”なんだ。あながち私の勘違いでもなさそうだな。
→いやマジで、両親と妹、「グレーゴルが虫になった」って受け入れるスピード早くない?むしろ、「グレーゴルが巨大な虫に食われた」って思う方が自然では?それともちゃんと読んだらそのあたりの家族の心情も細かく描かれてるのか?
→なんかアレだな。指南役がたどたどしいのは個人差なのかもだが、ここ最近の『100分de』のように「有名俳優が朗読する」スタイルでもないからか、割と軽く観ていられる。 いつの放送?
※初回は、2012年5月2日の放送らしい。10年前!
→1915年の書。カフカが「表紙に“虫”を描かないでくれ」と出版社に念押しするのは、人の“想像力”に期待したからだろうか。
チェコプラハで産まれたカフカチェコといえば…⇩。

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→エリートコースから就職したものの、仕事が嫌で嫌で仕方ないフランツ・カフカの、情念入れ込みまくりの小説なのだな。とはいえ現代社会の文筆家は、(カフカがそうであったように)社会から隔絶してまで書こうとすると、その“文筆業”に悪影響が出てしまうので、専業になるのは避けましょうね。ね。
→川島隆さんは、たどたどしいのでなく、生来の滑舌の悪さがそう見えるだけだな。ごめんなさい。
→でまあ、「名著12」⇩とあるので、

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/12_kafka/index.html

…2010年とかそのへんから始まった番組みたいだね。

・『100分de名著 カフカ“変身” 第2回「前に進む勇気が出ない」』
→これはゴ○ブリですよね。
→虫とはいえ、「父の投げたリンゴが背中に刺さる」ってのがイメージしづらいな。刺さるリンゴ?どんな形?
カフカ、40年しか生きてないの?なんで?
→結婚も一度もしてない。
→かつて婚約していた相手への『フェリーツェへの手紙』ってのがあんのね。
→結婚を考え始めるとフラフラしたりしてるけど、その「結婚への不安」って、もしかして性的な不能だったりするのでは?(邪推)

・『100分de名著 カフカ“変身” 第3回「居場所がなくなるとき」』
→島津アナの衣装がカワイイ。
→当時のプラハが、オーストリア=ハンガリー帝国の支配下。ドイツ人が主導権を。オーストリア=ハンガリーが“ドイツ”ってのを理解するの、案外難しいのよね。私が物心ついてからのオーストリアも、ハンガリーも、どっちかっていうと東側の国々であり、豊かなイメージ無いしさ。
→ドイツ人に反発するチェコ。さらにそのドイツ人の中でも、ドイツ語を話すユダヤ人(カフカも)への、排斥感情。それを抱えて書いた、晩年の長編「城」(未完)。

→「変身」から2年後の第一次世界大戦で発生してしまう難民。そのボランティアで見た光景。それが『城』に…?「エンディングを迎えてるのに未完」ってのがよく分からんのだが…??


・『100分de名著 カフカ“変身” 第4回「弱さが教えてくれること」』
→え、この番組、指南役以外に、“ゲスト”とか来るタイプだったの…?カフカ研究家・頭木弘樹さん。

→「ひきこもりの息子を抱えた母」が、グレーゴルの妹グレーテと同じようなポジションなのかー。
頭木弘樹さんの13年間の闘病という絶望に、絶望を描いたカフカの作品が響いた、てことかしら。20歳で急に難病になった頭木さんの、痛切な思い…。
→なんで若死にしたのかと思ったら、結核かあ…。

・『ソクドノオンガク(2022.4.13)』
→めずらしくなんの曲かわからん。悔しい。

・『ソクドノオンガク(2022.4.20)』
→ビー・マイ・ベイビー…?

・『ソクドノオンガク(2022.4.27)』
→これは「恋におちて」(小林明子)かな?

・『ソクドノオンガク(2022.5.4)』
→えーこれなんだっけ…?ノドまで来てんだけど…分からん!

・『ソクドノオンガク(2022.5.11)』
→これは「Everything」(MISIA)だろ!

・『ソクドノオンガク(2022.5.18)』
→「蛍の光」。元はスコットランド民謡らしいですけど⇩。

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・『NNNドキュメント「生きる力−神戸連続児童殺傷25年 途絶えた手紙−」』
→ハンマーで撲殺された女子の父上と、首を置かれた男子の父親が出演。後者はインタビューうけたりしてないけど。
→女の子の方のお母さんはなぜ亡くなったん?
→乳ガンか。
→加害者の彼からの手紙が、4年前から(どちらの家庭へも)途絶えた、と。遺族側に立つと、もちろん憤るだろうが、遺族が「何をしようが許さない」というスタンスなので、“元少年A”であれば不毛な気分になって、手紙を出さなくなるのは自然な心理ではある。



つながりつながり。