他人事(ひとごと)じゃねえのよ

4月7日の視聴


・『白黒アンジャッシュ劇団ひとり」(前編)』
劇団ひとり、ものすごい量の渡部いじり。秀逸。そして空回りする児嶋。劇団ひとりに乗っかるけど、本気で言ってない劇団ひとりに、本気で渡部を悪く言う児嶋、みたいで好感度ダダ下がり。
→カメラアングルも分かっているのか、最高にやりとりが盛り上がってる場面、「3人」でなく「渡部と劇団」のみを交互に映すナイス編集。蚊帳の外の児嶋。
→たしかに、“事件前”は格差あったよ?MCできる渡部と、なんとか役者の端っこに入る自分(児嶋)と。そりゃ妬みもあるだろう。だからといって、“事件後”に児嶋さんよ、あなたのそのコンプレックスは解消されはしないし、アンジャッシュの主導権握れるほど、事件は2人の立ち位置を逆転させたりしないのよ。長く芸能界にいて、何を見てきたの?
→児嶋さんはグダグダ言ってないで、劇団ひとりのアドバイスどおり「ライブをや」ればいい。前回まで、三村マサカズだって「ネタをやろうぜ」って言ってたでしょ⇩?

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…ホントに渡部の汚名を雪ぎたいなら、沢山の客の前に出て、面白さを見せつけた方がいいに決まってんじゃん。現状、渡部さんは芸能界の仕事あんま無いんだけど、それは「使ってもらおう」とするから無いんであって、「自ら出向く」なら関係ないし、それこそ初心に帰ることにもつながるし。児嶋さんは、今の“渡部の上にいる自分”が心地よくて、その状態を維持したいだけなんじゃないの?
→児嶋さんはね今この時が「アンジャッシュの再出発」という重大事だと気づいてないのよ。「これは渡部の再出発」「とにかく渡部が非難されないようにしないと」と思い込んでいて「迷惑をかけられた被害者」のポジションから出てこない。だから泥をかぶる覚悟が無い。なぜなら、「既に散々泥を被ってきたんだ」、と思ってるから。これ以上、泥を被りたくないと思ってるから。周りが、そして渡部建が、先に進もうとしてるのに、独りだけ取り残されてるんだよ。

・『白黒アンジャッシュ劇団ひとり」(後編)』
→この後編、約20分すべてが、映画「浅草キッド」のハナシ。質問の精度は、流石の渡部建。復活の狼煙!映画の「ビートたけしが師匠にハイヒール履かせるシーン」を使い、やりたくなさそうなことを児嶋にやらせる、いつものパターンも戻ってきた。
→無能が無能を知ってそれを活かす、てすごく大事だよな、と観ていて思った。それでもこの世界でやっていけてるの凄いけど。
劇団ひとりも、児嶋イジリを“マジなのか冗談なのか”分からない勢いでやってくれるので、場があったまることあったまること。
→しかしまあ、過去の白黒アンジャッシュ(「わらふぢなるお」の回⇩)で「児嶋が引きこもりからの社会復帰でお笑いの世界に」来たハナシをしていた渡部が、まさか今現在その「社会復帰」ないしリハビリとして出演してるの皮肉よね。

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・『すくすく子育て「どう防ぐ?家でのケガ・事故」』
→いやーこの回は、乳幼児を育てる保護者様、全員必見よ。
→家の中のモノの配置で火傷や転倒を防止。
→窓やベランダへ、出てしまってマズイのは手すり付近の室外機や足場。
→家に人がいてもなかなか防げない、誤飲や溺れ。一人っ子なら見られても、上の兄弟がいると、オモチャや工作の小さい部品、あるもんな…。
→乳幼児は「静かに溺れる」。知ってます。洗髪中に、2度ほどやらかしたので。あの瞬間の映像、思い出したくないくらいの恐怖。
→田んぼの近くに住んでるご家庭。4歳や2歳くらいの子どもが、勝手に家から出ていかれるの、落ち着かないわ〜。

・『木村多江の、いまさらですが…〜オトナのための地理・歴史「西アジア」』
→へー。今の高校の教科書だと、「中東」でなく「西アジア」って教えるんだ。なんで変えたの?
ナツメヤシのデザート。コーヒーはマズそう(ごめんなさい)。
→交響組曲シェエラザード」。リムスキー・コルサコフ
ササン朝ペルシアのシェエラザード、女性なのか。へー。「千一夜物語」が王の暴虐を抑えた、と。
イスラーム、世界の4人に一人が信者なわけで、十分ビジネスするに値すると思うんだけど、日本だとそんなに話題にならんよな。
→スペイン・グラナダアルハンブラ宮殿ナスル朝時代のムスリムの王朝(13世紀)。
イスタンブール、アヤ・ソフィア⇩の隣、スルタンアフメト・モスク

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→インドのタージ・マハル。ムガル帝国(16世紀前半)。
代々木上原東京ジャーミイが日本最大のモスクなんだ。ロシア革命から逃れた人たちが始めた、てのがなんか妙にタイムリーでね…。
→イギリスが、“オスマン帝国潰し”にフサイン・イブン・アリー(メッカ太守)を利用したの、エゲツない卑怯さよな…。この辺は『新・映像の世紀(第1集)』⇩でも。

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フサイン・マクマホン協定(1915)を反故にしたパリ講和会議(1919)の内容は、フランスやロシアと結んだサイクス・ピコ協定(1916)で決まっていた!
→シリア難民(2011)、イエメン内戦(2015)、パレスチナ難民…女優さん(中村加弥乃)が「可哀想」のセリフの薄っぺらさがハンパないな。番組収録時点ではウクライナ侵攻が発生してなかったとしても、世界各国がウクライナは助けてアジアの紛争はほったらかしなの、「愛と差別は裏表一体」って痛感する。

→まとめもうっすい。おとな向けの方が高校講座より“子供っぽい”な。いまさら、だからかな?






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