連合王国の底力

12月1日の視聴

・『NHKスペシャル 選「日米開戦への道 知られざる国際情報戦」』
→2013年“12月8日”の本放送。なるほど、真珠湾攻撃の日か⇩。8年前はブログ書いてなかったから、このエントリは無いが。だからこその学びもありそう。

moritsin.hatenablog.com


→あ、なるほど。2021年現在からすると80周年なんや。言い方良くないけども。
→ホノルル。望遠鏡からアメリカ太平洋艦隊の本拠地、真珠湾を覗く、吉川猛夫。日本海軍が送り込んだ、スパイ。
→日本が戦争へと舵を切った、2つのターニングポイント「南部仏印進駐(1941年7月、昭和16年)」、そして「ハル・ノート」。
→【南部仏印進駐】で、アメリカに経済制裁課されると思ってなかった、その楽観主義はどこから来たんだ。結果、これが開戦への“引き返し不能点”に。この失敗の原因のひとつ、日本がアメリカへ送り込んだ大物スパイ、コードネーム“ニイカワ”とは?
→本名フレデリック・ラットランド。
→イギリスの情報戦への投資が恐ろしい。チャーチルの、暗号解読への執念。GC&CSが、ドイツの難攻不落の暗号“エニグマ”を解く!
→そしてラットランドをも監視するイギリス。南部仏印進駐はイギリスにバレていた!
→南部仏印の南にある、イギリス領(マレー、シンガポール)を守るため、アメリカを利用するチャーチル。送れる戦力が無いがための、苦肉の策。アメリカのマスコミにリーク。
ニューヨーク・タイムズを理由に日本の外務省に南部仏印進駐について牽制するイギリス。慌てる日本が進駐を5日遅らせてる間に、経済制裁を整えるチャーチル。恐ろしいな。
アメリカの戦争は絶対回避と、何度となく主張する海軍武官(情報担当統括)・横山一郎。
アメリカにいる横山の部下が次々に狙われる。そして二重スパイ(と後に本人が述懐する)、ラットランド。崩壊する海軍情報網。
経済制裁解除のため交渉する駐米日本大使館(野村吉三郎)。しかし交渉期限(12月1日)ギリギリにアメリカから渡された(11月26日)のは「中国、南部仏印から全撤退せよ」との通称【ハル・ノート】。
→ワシリエフ文書にある、アメリカの中枢部に入り込む、ソ連の情報網。ユーリストと呼ばれる、大統領に近い人物。
→正体はアメリカ政府高官ハリー・ホワイト。ハル・ノートの原案制作者。
ソ連の思惑(ナチスに攻められてる状況で、満州から日本の関東軍が来たらヤバい)と合致するハル・ノート。しかし「撤退と引き換えに経済援助」の項目が削られる。対日強硬派が吠える。「資源の無い日本が戦争をすることなどありえない、いずれ屈服する」と信じた国務省顧問スタンリー・ホーンベック。屈服は最終的にしたけど…彼が思うより日本はアホだった、ということか?
→野村吉三郎とルーズベルト大統領の、30年来の交流。戦争回避に向けた、両者の対話。「中国からの撤兵」のみ触れない暫定協定案。しかし…。
→そこに反発する中国・蒋介石アメリカに暗号電報を送って阻止を目論む蒋介石。この辺の蒋介石の焦燥は『日中米英 知られざる攻防』⇩でも観たな。

moritsin.hatenablog.com


→イギリス政府の、日本への猜疑心。イギリスからもアメリカに届く暗号電報。
対日強硬派スチムソンが、日本陸軍の16隻を、30〜50隻とルーズベルトに伝える!アホか!!
→そして暫定協定案を葬り去られ、ハル・ノートのみ渡される野村吉三郎。
→番組終盤。


戦争を前にした危機の時代にあって
情報を武器とし
相手の秘密を奪うことに心血を注いだ国々
しかし
そこから生まれたのは
猜疑心と相互不信の連鎖
そして
後戻りの出来ない
破局への道でした

この“語り”が、現代のSNSで行われるお気持ちと誹謗中傷の嵐に繋がっている。
→戦艦ミズーリでの降伏文書調印⇩を見つめる鈴木一郎の後悔。


moritsin.hatenablog.com


終戦の2ヶ月後自殺したラットランド。
→冷戦中に赤狩りの対象となり謎の死を遂げるハリー・ホワイト。
→今も、この世界のどこかで…。

・『NHKスペシャル 中国新世紀 第3回「実験都市・深セン〜メイドインチャイナの行方」』
→dorabotはドラえもんに影響されてんのかー。鄧小白社長のTシャツ青だもんね。
→BYDが生き残れたのも、共産党の方針が後押ししたのか。電気自動車だらけ。
→恒大グループの取り付け騒ぎはキツかろう。
→seeedのオープンイノベーションは、当然の方針だろうな。スピードが断然違う。
→そういやファーウェイの副会長、アメリカで逮捕されてたな…。
鷺巣詩郎のテーマ音楽、いいねー。


・『Switchインタビュー「尾崎世界観×カズレーザー」』
→尾崎さんがカズを指名した形。そういや、カズレーザーの相方、安藤なつ⇩さんもSwitchインタビュー出てたな。

moritsin.hatenablog.com


→2人とも37歳。アーティストとしての尾崎世界観は本人言うとおり特徴のない人、なんだけど、カズレーザーと対談しようと思う部分は特殊だな。
→「たまたま出会っただけの芸人コンビが仲がいいはずがない」という、カズレーザーヒロトかよ。
→「一生かかっても一発当たらないのに、“一発屋”を下にみるのは違うんじゃない?」というカズ。運、確率、そういうものが人生の大勢を決めるというのをよくご存知で。
→18歳で製本会社に就職した尾崎さん。対談場所もここ。自分の著書で、恩返し。作る歌詞に“糸”って使いがち?
クリープハイプの曲で、カズレーザーがカッコいい、と思ったのは「およそさん」⇩。私も好きです。名作くんが好きなせいもあるが。


www.youtube.com



尾崎世界観が、左手で右の二の腕を掴んでいるのが気になる。
→製本会社の昼のベルで対談が終わる。オイシイな、もう。

・『ドキュランドへようこそ 選「ダンスか死か アハマド・ジュデの日常」(オランダ、2018年)』
→原題:Dance or Die。
→ISに支配される現状も相当苦しいが。才能を見初められてオランダに呼ばれるまで、もなかなかに厳しい。
→シリアのイスラム世界で「ダンサーなどもってのほか」「ダンサーはゲイだ」「死ね」とか酷すぎる。
※偏見には反論あるけど、見た感じ彼はゲイだと思う
→父親の暴力も、ダンスに対する世界の認識と大きくかけ離れた偏見も、アフマドにとっては死にたくなるほど苦しい事実。
→そりゃ母上、離婚もするわ。
→その父に会いにいくの?あんな父親に??難民施設にいる、というが…。
→父上、やっと受け入れられたのか。簡単には信用できないけどな…。
→脳腫瘍だろうか。手術を拒否。彼にはリハビリ半年が耐えられないのだ。
→あれ、父上かい?ダンス見に来たのん?
→タイトルに「ダンスか死か アハマド・ジュテの日常」とあるが、ディスプレイ右上にはずっと「ダンスか死か アハマドの“戦争”」と記されている。NHKの意図はどこに。


・『ドキュランドへようこそ 選「ひとりぼっちの私たち」(イスラエル、2019年)』
→原題:ALONE TOGETHER。一人で生きる女性の寂しさと、彼女がボランティアで支援する、育児放棄された赤ちゃんと。私“たち”ってそういうことか。
→ここはテルアビブ。ラヴィットさんは新生児の世話をするボランティア団体で活動中。
→“生まれながらに自由”、それがワタシ。蝶のタトゥーがトレードマーク。
→え。親父さん死んだん?
→コロナ禍前だからハグも出来ようものだが。今この新生児たちは、触れ合ってもらえてるだろうか。
→ラヴィットの誕生日会!サプライズなのかな?
→意外に里親の仲介者が軽い。
子宮内膜症だったのね。それにしても、手術で子宮を摘出する決断をした時の、家族の反応が「(子宮を取るなんて)正気じゃない」って…家族は肉親の命より体裁(宗教の?)を重んじるのか?
→友人ディエゴの子(妻の子でない)を巡るゴタゴタが、里親になろうかで悩むラヴィットを直撃する。
→説明会は行かないことにしたんだね。
→ハッピーニューイヤー。これが2020年の始まりなら、ここから…。




つながりつながり。