根腐れ

11月10日の視聴

・『視点・論点ジェンダー平等をどう実現するか」』
兵庫県豊岡市の例。大崎麻子客員教授「男性中心社会が根強い」。いろんな会議や、高校生との共同企画、すごくいいことをやっているとは思う。ただ。配偶者控除を段階的にでもなくす法改正に手をつけないと、既婚女性が「共働き」や「主夫を養う」インセンティブがないから、管理職になってまで稼ごうともしないのよ。で、勢い主婦もしくは子育て時期から専業主婦になるビジョンを描くハメになる。
→未婚女性もそれを分かっているから、時間かけて法改正なんか取り組むより、「自分より稼げる男性と結婚」しようとするわけで。ジェンダーギャップを維持する法システムでガッチリ固めてあるのに、男性中心社会、とかいうふんわりした耳障りのいい(悪い?)言葉で解消しようとしても無駄なんだよな。
→あと、学生さんは稼いで生きる当事者になってないから、いいことはいくらでも言うんだよ(それが若さの特権でもあるが)。大人がダメすぎる。まずは「配偶者控除」が首を締めてるんだよ、て伝えてやんないと。


・『ハートネットTV みんなで考えるジェンダー(1)「なぜ差別は見えづらいのか」』
→まずは街でインタビュー。
→主婦が「育休がとりづらいのは女性」って言ってたけど…復帰しづらいとは思うけど、取得は男性の方がとりづらくないか?
→年配男性。「女性がそこまで本当に強い意識がある人が少ないんじゃないか」と。隣にいた彼の妻は、夫を「団塊の世代で上から目線」と批判的にフォローしていたが、彼の言い分も現実にはありありよ?女性の「配偶者控除残したまま責任を負わずに高給」なんてオイシイ話は無いんだから。この男性の発言に、インタビュアー(坂川裕野ディレクター)が「女性の問題(だとおっしゃるのか)?」という返しをしていて、その言い方はまるで


「(まさかこのご時世に、男性中心社会を女性の問題にするのか?!)」

と、NHKこそが意見を男性蔑視に偏らせようとしていた(気がする)。その辺りが不快。
石川優実さんが出てくると、彼女のツイッターでの「自分(石川さん)が守りたい女性とそうじゃない女性がいるんだよ!」という明らかな差別意識を思い出して、なんか嫌なんだよな。
荻上チキさんが色々明快なメッセージを出して「それは差別じゃないですか」と考えよう、と言ってるの、隣の石川さんが言われてるんじゃないのか??石川さん、頷いてる場合じゃないぞ?
水無田気流さん「“マイノリティ”が問題を指摘してくると“自分たち”が責められていると思う」にしても。水無田さんは“マイノリティ=女性”、“自分たち=男性”のつもりなんだろうけど、これ“マイノリティ=男女平等論者”、“自分たち=フェミニストで置き換えてもピッタリハマッちゃうんだよね、残念ながら。
→石川さん、法改正を待てずに、易しい言葉や優しい言葉を諦め、強い言葉を使うの、危なすぎるよ…。私刑を容認してんじゃん。


・『ハートネットTV みんなで考えるジェンダー(2)「なぜ差別をしてしまうのか」』
→自分のことを語るとさ。私は差別をしているよ。自分の家族に危害を加える人間、悪意のある表現や行為をする(と私が思う)人間に、近づいて欲しくないし、ヤバそうだと思う人間には近づかないし。それは直接その人に言わないだけで、「私は差別している」認識がある。だから「差別をなくそう」って言葉、正直ちゃんちゃらおかしいわ。自らの加害可能性を一切顧みないのは、男女関係ない、でしょ?男性だけじゃないよね?
→番組が片手落ちなのは、「男性を加害者だと決め打ち」してるところ。坂川ディレクターにしても、街頭インタビューで「自分はどこかで気づかず差別してしまっているかもしれません」と言ってくれた方がいたのに、スタジオで「自分は差別をしている、という方はいませんでした」とまとめるとか、その誘導は違うだろう?
→番組で紹介されてたキム・ジへさんの著作『差別はたいてい悪意のない人がする』だって、そもそも女性だけが被害者、というハナシをしてはいない。「男性被害者を見て見ぬ振りをすることだって、ジェンダー不平等だ」て誰も言わないなら、ここでいう“マイノリティ”は“男性”だってことになるぞ??
→シングルマザーの、PTA役員決めに関する投稿は「シングルファーザーは大変よね」って言い出すの、男性じゃなくて女性だよね?
→男性ジェンダーの問題も、やっと語ってくれたか〜(水無田さん)。
→投稿で男性への恨み節を送ってるの、50〜60代の女性だな。今の若者は、ジェンダー平等むしろ浸透してると思う。
→石川さん、「男性は男性で声を上げてください」って言うけど、それが既にジェンダー平等じゃねーのよ。男性でそんな声を上げる人はね、「弱者男性」扱いされて男からも女からも選ばれないんですよ。“友人”“恋人”“婚姻”などのパートナーシップから排除されることが分かっていて、言えるわけないじゃん。ヘタすりゃ社会から抹殺されかねないのに、言うと思うか?
→素人の黒沢かずこさんが芯を食った質問していていいよね。


・『あの日、偶然そこにいて(2021.11.1)』
→1つ目のマイケル・ジャクソンのエピソードはそこそこ面白かったりけど、2つ目のモーターショーの話題は探してた人じゃなかったので、イマイチ感あり。そういう予期せぬ出来事から見つけた人々、という意味では面白い。
→3つ目は東京ディズニーランド開園の1983.4.15。一番乗りの“杉浦一郎”さん、そもそもロサンゼルスのディズニーランドに行ってたのか…なんだろう、ありがたみが…。
→36代続く、アンバサダー(全員女性)。徐々に痩せた人しかいなくなってないか…?

・『ソクドノオンガク(2021.11.10)』
→「気分上々↑↑」。mihimaru GT



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