“経営者の視点”がスポーツを救う

10月5日の視聴

・『FOOT×BRAIN「日本女子バスケを偉業に導いた名将に聞く」』
→今回は、東京オリンピックで日本女子バスケを銀メダルに導いたトム・ホーバス元HC(ヘッドコーチ、54)。なんで“元”かというと、今度から“男子バスケ”のHCだから。トヨタでプレーしてたからか、日本語が得意で助かる。福田正博さんと同い年。「ナンでボクだけ髪がナイのヨ〜」と笑いを誘う。
→名将ルール。

①“戦術ボード”なんて使わない!(試合中のタイムアウトでだけど)
②試合より“練習”を厳しく!(足の角度、スペースへ入るスピード、など細かい)
③“You”とは呼ばない(コートネームで呼ぶ。「お前」とは言わない。互いのリスペクトのために)
④“絶対的エース”は必要ない!(体現者は町田瑠唯。大会史上最多アシスト!つまり得点者がバラけている)
⑤“固定観念”から抜け出せ(日本チーム、全員3Pシュート打てる。オリンピックのスタッツ、成功率は1位!)

福田正博さんもなんか勘違いしてるとは思うんだけど。ホーバスさん、日本のバスケを世界のスタンダードにしようとはしてるけど、とりたてて“日本人に合わせたバスケ”とは言ってないんだよね。「勝ちたい」から「どうする?」になり、だからこそ「どうしたい?」になる。少し先の未来への抽象イメージが明確(矛盾した言い方かもだけど)なので、具体ルートは流動的でスムーズ。
→“日本のサッカー”にこだわるがあまり、外国人監督を明確でない理由で解雇するJFAのやり口は、既に首を締めている。


・『スポーツ×ヒューマン「私たちの弓 まっすぐに〜日本大学女子弓道部」』
→半世紀の伝統。上下関係キツそうで嫌だな…。
→ライバル、筑波大学は完全に科学技術を導入。これをね、善し悪しで判断しちゃイカンのよ。同じ目標でアプローチが違うだけだったりするからさ。どちらの大学も「心を乱さず、的中させる弓道」なわけで、日大が「心を整えることで、技術がついてくる」という終始“精神論”なのに対し、筑波大は「技術を、実践として極めることで、それを土台として心を整える」“技術論”に見える。どっちを好むか、というね。
→6月、「全国大学弓道選抜大会」。決勝の「日大×筑波大」。日大のゆっくりした所作とは対称的に、筑波大のテンポで打つスタイル(室町時代を源流)は興味深い。弓道はゆっくり撃つと思い込んでた。
→優勝を逃す日大。
→インカレ前に不調に陥る日大の面々。関東大会は、河内さんを外すべきじゃなかったな。しかも直前で。期待に応えようとしてる人間のハシゴを外すリスクは、後に響く。そもそも、コロナ禍で試合が少ない中、不調を修正する拠り所が“心”になってしまうと「何をしていいか分からなくなる」。絶対的なメンタルおばけしか、楽しめなくなる。だからこその技術。「最後は“技術”」の昌平高校サッカー部⇩を思い出す。

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→緒戦敗退。それを引きずる主将、中村。いざとなったら「自分を団体メンバーから外す」決断を、主将がするしかないと思うが…。
→そしてインカレ。緒戦(二回戦)は玉川大に10-7で勝利。3回戦では四国大学に6-12で敗退。そろそろ、伝統をぶち壊す時ではないか。


・『ハートネットTV 新パラマニア(18)』
風間俊介さんと振り返る、東京パラリンピック。感動の瞬間の寄せ集め(て言い方でいいのか?)。総集編、の方が聞こえがいいか。
→ボッチャ、杉村選手のスギムライジング。それを破壊するボンサー選手。
→リオで0個だった金メダルが、今回13個なの、いくらホームアドバンテージがあるにしてもすごすぎるな。ドーピング疑われるレベル(褒めてます)。
→ボッチャもルールさえ絞れば全年齢、健常者もできるのが面白いな。
→中野アナが急に謝罪したからなにかと思ったら「取材あまりしてなかった選手の大活躍」かい!コーナー辞めるのかと思っただろー!!脅かすない。


・『ハートネットTV「“加害者家族”を支えるということ」』
NHK地域局発『いわチャン』⇩でも特集していた加害者家族の抱える辛さ。その際にも出演されていた、「NPO法人ワールドオープンハート」代表、阿部恭子さんに密着。

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→息子が殺人を犯した、と。ネットで「家族が責任をとって死ね」とまで言われて、母親が「その通りだな」って思っちゃうところが、儒教で教育を進めてきた日本の悪癖そのもの。だってさ。そんなさ、どこの誰とも知らない、被害者となんの関係もない、顔の見えない人間の言うことを真に受けるってことはさ。加害者家族自身も、他の何かの加害者に対して「私刑を行ってもよい」って思ってるってことでしょ?それがスタートとしてそもそも間違ってる。ルールを守らないヤツは連帯責任、て教育を我々が受け入れちゃってるってことだよ。そういう、二次被害者を出さないための教育こそ、もっと学校で子どもたちに施すもんでしょーに。チカンやレイプの二次被害が放置されんのも、ずーっとそこだよ。
→これって、SNSの利便性もあって、カンタンにデマがまかり通るのよね。週刊誌も、ワイドショーも、平気で捏造して謝りもしない。特に、“加害者”というレッテルが、その家族すら死んでも構わない、という金科玉条になってるから。
→“家族人質社会”と呼ばれる日本。これ、阿部恭子さんも相当叩かれてるだろーな…。
→交通事故で小2の息子さん(1997年当時)を亡くされた、片山徒有さん。被害者遺族のコトバ。「加害者のご家族は加害者自身ではない」「バッシングするのは求めていない」。
→仮釈放で家族など引受人がいるほうが、刑務所に戻る(再入率約30%と)低いのか。満期で出所して社会に放り出されると(ほぼ50%)、居場所なくなるんじゃ、更生のために刑務所入った意味、無くない?ただ罰を与えるだけの収監、それが法治国家なのか??


・『国際報道2021(10.5)』
→「パナマ文書」の強化版『パンドラ文書』。ブレア元首相が二枚舌なのは責められるとは思うが、租税回避地が“なぜ存在するか”をちゃんと国民に説明しないと、合法なんだからいーじゃん、で終わるよ?てか、また死人出ないといいけど。
南北朝鮮の対話ルート、ってこんな原始的なシステムなの?電話回線??ムン・ジェイン大統領と仲良くするけどミサイル演習するとか、外交強いな、北朝鮮
→フィリピン、とうとうマニー・パッキャオ、大統領選出るのか。ドゥテルテ大統領が政界引退するのは、どういう意図が?
→娘(ドゥテルテ氏の)が立候補する可能性あんのか!なるほど。
スティーブ・ジョブズ死去10年。資金繰りに困って、ビル・ゲイツに電話してるシーンを捉えた写真家ダイアナ・ウォーカー。
カタール、建国初の国政選挙!王族支配のイメージなんか払拭できるの?当選者全員男性だし。





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