『日曜映画劇場「武士の一分」(2006)』

・『日曜映画劇場「武士の一分」(2006)』
木村拓哉のせいか、時代劇なのに現代的な口調に聞こえる。
→毒味から殿様までのタイムラグ、短すぎじゃない?効果まで時間がかかるタイプの毒だと、間に合わなくなるぞ?
→料理番たちがほぼお咎め無しなのに、責任者(小林稔侍)は腹を切るのか…仏壇で切腹はちょっと後処理が対辺じゃない?
→“木村拓哉”の姉(?)役で“桃井かおり”は出てるし、敵役で亡き“十代目坂東三津五郎(五代目坂東八十助)”も出てるし。重ね重ね、『古畑任三郎』⇩の犯人役が大物揃いだったことが分かるわ。

「赤か、青か」(木村拓哉

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「さよなら、DJ」(桃井かおり

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「汚れた王将」(五代目坂東八十助

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桃井かおり登場場面はほぼコント。徳平を殺すでねえ。
→「ホタルはまだ出てない」の嘘が切ない。
→三十石据え置き、の沙汰が決まった後のシーン。夜、徳平の肩を借りながら厠へ行く三村(=木村拓哉)。(目が見えないので)竹の物干し竿に額をぶつけながら。


「(スコンッ)」(=ぶつけた音)
「(苦笑いしながら)…今、オメェ(徳平)の殺意感じたゾ(笑)」

…が、本作一番の爆笑シーン。

→結構、殺陣上手いよね、木村さん。妻(=檀れい)を離縁したあとの、庭での木刀。鬼気迫る。
→「共に死するをもって、心となす。勝ちはそのなかにあり。“必死”すなわち生くるなり。」緒形拳さんも亡くなってんだよな、もう。
→ひと太刀、恨みを込めて奴を斬る。
→一人で果し合いに来るあたり、敵さんはもう盲人をナメてるよな。オレがマジの悪人なら大勢で来て盲人であってもボコボコにするぞ。戦ならすぐ死ぬな、コイツ。
→お見事!奴は自害。これぞ、スカッとJAPAN。
→飯炊き女でピンとくる観客(たぶん)。
→もうメシ食いながらニヤついてんじゃんよ。なはは。いーはなし。