獲り合い


5月10日の視聴


・『100分de名著 渋沢栄一論語と算盤” 第1回「高い志が行動原理を培う」』
→高い志は達成しづらい。よって「過程が大事」みたいな話になりがちで、特に学校の先生がこの「論語と算盤」を利用しようとすると、絶対評価の悪癖を拡大するのが関の山だな。学校の先生は、まず「生徒たちを評価する能力など自分にはない」という自覚から始めてほしい。

・『100分de名著 渋沢栄一論語と算盤” 第2回「“信用”で経済をまわせ」』
→結果も大事、て流れに。どっちやねん。いや、どっちもか。
→割とどっちつかずの記述あるんやな。バランスがいい、というか腰が軽いというか。
圧倒的上下関係にある“上”が、“下”を言いくるめるために利用しやすい書籍のように思う。解釈の余地が残っていることは、とても好ましいのだけれど。

・『100分de名著 渋沢栄一論語と算盤” 第3回「“合本主義”というヴィジョン」』
→指南役(守谷淳さん)が中国古典研究家なので、なんか実際に会社まわしてたりしないのがどうもな。説得力に欠ける。…ビジネスラウンドテーブルを経団連に例えるのは納得いかんのう。
→武士道を勧める渋沢栄一。彼の嫌ったいわゆる武士道ではないようだが。
→ちょっぴり岩崎弥太郎とバトル。

・『100分de名著 渋沢栄一論語と算盤” 第4回「対極にあるものを両立させる」(終)』
→この第4回だけ観ると、とりあえずすげーヒトだな。養育院の廃止(今だと、生活保護かな)に憤慨し、経営を自分で行うことを明言する渋沢。でも、「自業自得」とか「憐れみ」はやめてくれや。
→当時の人にしては女性の参政権も勧めてるし、それが難しいことも知った上で「経済合理性」からアプローチする策士でもある。オモロイ。
→なるほど。論語と算盤は対極にあるものなので、行き来しながらバランスを取るのが渋沢の思想なのだな。いわば、「論語⇔算盤」。

・『地球ドラマチック「海のスーパーハンターたち」』
→今回の映像、ヨダレ出るレベル。イルカと海鳥の協力体制でのイワシ狩り。シャチの一部に見られる、狩りの伝統。しかしどの行動にしても、何十年もそのままなわけでなく、改良して改良して獲物を捕えにかかる。ちゃんと考えてるんだな。
→ダテにシャチも、人間の4倍の大きさの脳を持ってるわけじゃねーな。

・『さわやか自然百景 選「北海道 十勝の森」』
クジャクチョウ、成虫のまま冬を越すの!?そんなチョウおるんか。
→ヤマナラシの芽は、エゾモモンガのごちそう。夜で天敵があまりいないにしても、1時間も同じ場所で食事すんのか。長い。
→エゾアカガエルの生殖争い。雪解け直後から発情…やっぱあったかくなるとね。するよね。

・『憂国のモリアーティ #12「大英帝国の醜聞 第一幕」』
→前回はこちら。

moritsin.hatenablog.com


→あ、真っ白に燃え尽きた。ちばてつやは偉大だなあ。

アドラーとハドソンがバチバチに。

・『憂国のモリアーティ #13「大英帝国の醜聞 第二幕」』
→犯罪卿ゲーム。⇩こんなカンジ?

→犯罪で世界を変える。
→あのサイン、絶対消えるヤツだろ?

・『憂国のモリアーティ #14「大英帝国の醜聞 第三幕」』
→素性をバラし始めた。いいのか?
ロベスピエールが、命を賭けた知略を駆使したカンジになっとる。しかも、ホームズ家の祖先、というオドロキ設定。リアルとファンタジーの混ぜ方が新しいな。
→死んでるけど、死んでない。それを伝える最後のすれ違い。ホームズと、アドラー
→最強の、スパイ誕生。その名は、





ジェームズ・ボンド




・『ドキュランドへようこそ「カラーでよみがえるイギリス帝国 ロイヤルファミリー」(2019、イギリス/アメリカ)』
→原題「BRITAIN IN COLOR」。んーと、日本語訳が「帝国」と訳しているからには、現在のUK(連合王国)より前の様子が多いのかな。若き日のエリザベス2世(現・女王)も。27歳で即位してまだ女王やってんだからもう。なにあの望遠鏡。
戴冠式だ!この日に至るまでの歴史を見せてくれるのね。
ヴィクトリア女王
→孫のアレクサンドラの夫、ロシア皇帝ニコライ2世なの!?めっちゃ子孫がヨーロッパの王族と結婚してる。81歳で逝去。孫に、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世もいんの!?
→女性好きの、息子エドワード7世。ロシアもドイツも親戚なんじゃん…。即位から9年、1910年に心臓発作で逝去。母の死から10年も経たずに死ぬの、ヤダな。
→新国王はジョージ5世。ジョージとエドワードを交互に名前にしなきゃアカンのか?
第一次世界大戦、ドイツの爆撃機「ゴータ」。それがイギリスの家名であったため、家名を“ウィンザー”に改名。すげえ決断。
→ジョージ5世の息子デイビッド、バーティとも公務に駆り出されまくり。弟バーティが吃音なの?

→長男、次男、長女、の家族構成が日本の平成天皇の子どもたちみたいね。
→バーティの妻が、スコットランドの伯爵令嬢エリザベス。その長女エリザベス(なんで同じ名前やねん)が、あのエリザベス。次女はマーガレット。
→1935年5月。ジョージ5世在位25年。でも長男デイビッドは既婚女性を好んで愛人に。ジョージは翌年死去。デイビッドはエドワード8世に。やっぱ愛人連れてるけど。シンプソン夫人。
→ウォリス・シンプソンが離婚(2度目)、エドワードは彼女と結婚を求めるも、自らが首長である国教会が認めず。結局退位。女をとったかー。それでバーティがジョージ6世になったのかー。兄貴夫妻は「ウィンザー公爵夫妻」に。
→ドイツが軍備増強、一触即発のときに、ウィンザー公爵(エドワードとウォリス)夫妻がナチスを訪問?アホかい!!
ダートマス海軍兵学校で、ギリシャの王子フィリップ(18)と出会う、エリザベス(13)。えーと、この時が1939年だから、今はエリザベスは95歳…?
→エリザベス20歳のとき、一家で南アフリカ訪問。アパルトヘイトはまだ、あったよね?
→エリザベスの婚約(1947)。フィリップの姉たちが、ドイツの貴族と結婚してるからってなんで難色を示すの?戦争で負けたから?
→1952年、ジョージ6世はもう外遊に出られないほど健康悪化。エリザベスに外遊を任せた間に、逝去(56)。切ない。若い。
→1953年6月2日。これが冒頭の戴冠式映像か。
→この日のためにテレビを購入した人も。日本だとプロレス?相撲?野球かな?
→あー、すっげー面白かったー!!



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