メモ『小商いのはじめかた』

小商いのはじめかた:身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本

小商いのはじめかた:身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2014/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

【はじめに】
P3
→小商い=少ない元手で行う商売のこと
→「金剛組」「東インド会社」がなぜ必要になったかを考える。本当に「1人では大きなことができない、効率が悪い」というだけの理由なのか?

P5
→私自身、冬場の方が夏場より目を覚ますのが遅い(日の出が遅くなるので)ことで、四季を感じる人間。「働き方改革」以前に、これまで良いとされた生活が「自分の身体に合っているか」は超重要。
→夜中に食事しようが夜型人間だろうが、よく寝られて体も動かせて、排便も快適であるのに、無理に「昼間の8時間労働が良い」と押しつける思想をどーにかせーっちゅうに。

P7
→開業してから、この本を久々に読むが、コトバが体に沁みてくる度合いが全く違う。

P9
→当人に、単純作業が得意な要素でもないと、今みたいな生産性の低い日本の職場に適合する人間など、そうはいないと思う。
→それすら、適合する人間に絞って、その人に大幅な給与UPをしていかないと、組織はもたない。ウソつきばかりになる。

P11
→木下斉さんのコレ⇩

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

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とこの本はセットで読みたい。技術や思考の過程のみならず、「パッション」「エモーション」の部分がすごく伝わる。


【あとがき】
P221
→ふと、「レンタルなんもしない人」も、一種の小商いなのではないかと気づいた。
→「“薄利多売”or“過剰に高額”フィルター」として、多くの日本製電化製品が当てはまる。余計な機能の開発ばかりに従事し、万人が使いもしないその機能を付加して「単価を高く」する。が、開発に要した時間からすると「沢山売らないと利益が出ない」。炊飯器も、洗濯機も、マイナスイオンのエアコンも。

P222
→『新しい遊びを考える』案に、私がハマりつつある「サッカーの戦術」の件が例えとして出ていて「つながった!」と膝を打つ。

【第1章】
P20
→これは、購入者の付箋やメモ書き付きの蔵書を売る、西野亮廣さんの経営(?)する古本屋のようだ。

P35
→これ、案外みんな知らないんじゃない?(料理教室には食品衛生責任者の資格や、保健所の営業許可が不要)
→で、あれば団地の「男性料理教室」同様、一介の主婦でも可能な自営となる。

P38
→伊藤さんの『ナリワイをつくる』

ナリワイをつくる: 人生を盗まれない働き方 (ちくま文庫)

ナリワイをつくる: 人生を盗まれない働き方 (ちくま文庫)

と出会ったからといって、ここまで「即実行」てきる人もなかなかいない。ご両親の奈良移住というタイミングがあったとはいえ多動力ハンパない。

P39
→この「明るさ、前向きさ」って、『凡人~』でも度々ポイントになってたトコだな。

P42
→やはり、行動力のある人の所には、人も物も必要な“材”が集まってくる(今回は佐々木さんが集まってるけど)。
→求めてないお客をしっかり断る「店のコンセプト」も掲示されてる。プライシングも考えられてる。
→「外国人対象の料理教室」ヒルナンデスとかで観た?かな?

【第2章】
P63
→「自分は何が好きなのか、自分自身を知る」って、若者だけの特権じゃない。社畜の中高年も、年金暮らしの年配者だって、まだまだチャレンジしていい。

P65
→「つまみぐい」から「nusumigui」(ぬすみぐい)へ。

P66
→これは「営業を先にして経営の安定を図る」という『凡人~』の趣旨とも合致。

【第3章】
P101
→これ、10円安いトイレットペーパー探してスーパーのハシゴする、昔の主婦みたいだな…。ネットの強みはどこへ…。TVでもよく「節約主婦」と称して懸賞狙いでPCに貼り付く主婦をもてはやすけど、あれが彼女のやりたいこと、なのか…?

P102
→この「場所の雰囲気を乱すような人が紛れ込まない工夫」は、P42の『堂々』の例にもあるように結構難しい。でも、店にとって一番大事なものでもある。「レンタルなんもしない人」から、変な客を見抜く嗅覚を学びたい。





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