僥倖

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)

新しい時代のお金の教科書 (ちくまプリマー新書)


のどから手が出るほどやりたいことがある、というのはひどく幸せなことだ。


スキージャンプの高梨沙羅さんを見て、特にそう思う。



彼女が、ただ資格としてだけの学“歴”を必要としているとは思えない。

にもかかわらず、中学卒業後、わずか4ヶ月ほどで高卒程度の学力を身につけていることは、スキージャンプがどれだけ「やりたいこと」であったかを物語っている。


周りの人間を納得させるためなのか、競技を引退したあとの人生(“戦力外通告”のようなマイナスの意味でなく、次なる“やりたいこと”のための人生)への布石かわからないが、


自分に今必要だ


と思えることを、生産性を阻害しないレベルで吸収していく。


なんと美しい生きざま。

彼女のようなグローバルな人材(いわゆる「地球人」)を、

我々のような日本人(いわゆる「地域人」)と一緒のくくりでは語ってはならない。





これからの「地域人」にこそ必要なもの。





「好き」を追求しましょう。





つながりつながり。