ある日の逡巡

体調が悪いので、歯医者にキャンセルの電話をする。昨日深夜あたりからの体調不良なので、キャンセルするかどうか少し悩んではいたのだが。


過去に何回か、予約日と体調不良が重なりキャンセル電話していて、

受付の女性(50〜60代?)が、毎回いちいちチクリと言うタイプの人間(治療後の予約のやりとり中にも言う)のため、あまり電話はしたくないが、しかたない。

昨日は体調良くても、今日は悪くなってしまったのだから。

診療時間が、「9時30分〜13時」と休憩はさんで「14時30分〜18時」で、予約は14時40分。

午前中、ギリギリまで体調と相談したが、良くなる気配がない。

休憩中は電話が繋がらない歯医者なので、さすがに「午後診療開始時に電話」は失礼かとも思い、12時30分に電話した。
※以下、『』は受付女性、「」は私。



『はい、○○通り歯科クリニックです』
「あ、こんにちは」
『こんにちは』

「14時40分で予約した○○ですが、体調悪くて行けないのでお休みします」
『あ…そうなんですね』
「体調よくなり次第、また予約の電話しますので、よろしくお願いします」

『…できたら早めに電話してくださいね』

(なんかひっかかったので)
「?早めに、とはどういうことでしょう?」
『予約も、キャンセルの電話も、ということです』
「?もちろん予約は体調良くなり次第、しますよ。いつがそちらにとって“早い”のか分かりませんけど。」
『…』
「キャンセルも、可能な限り“早く”連絡したつもりです。具合悪い中、体調良くなる可能性も考えた末に“今”電話したんですけど!」
『はい、わかりました(抑揚なし)』
「お願いしますよ!」
『はい、わかりました(抑揚なし)』ガチャン。




…無駄に憤ってしまった。

◆◆

だいたい、“早めのキャンセル”っていつだろう。

診察後の夜(次の予約をした日の)に体調悪くなったとして、

「きっと私は、次の予約日までずっと具合悪いはずだから、今すぐキャンセルしちゃおうっと」

とかいう動きの早すぎる患者がいるか??“早い”の基準はどこなのよ。いつなら納得するんだよ。こっちにとってはあのタイミングが一番“早い”んだっての。


そんなにキャンセルが嫌なら、キャンセル料とればいい。そうすれば、キャンセルに目くじら立てる必要もない。お客(患者)を無駄に不快にさせることもない。

こっちだって、早く治したいのはやまやまだ。

行きたくても行けないのだ。

生理の日と被っても無理やり行け、と?


◆◆◆

自分の体調不良は自分にしかわからない。こればっかりは、自分で自分に聞くしかない。

「救急車が必要なくらい緊急の体調不良以外は、歯医者の予約はキャンセルしてはならない」

とかいう裏ルールでもあるのかしらん。



予防歯科が進んで、歯医者も供給過多なのでしょうが、

もう少し患者の心理も学んでほしい。

それが出来ないなら、とって替わる存在は別にいるはずです。人間がやる必要もない。








つながりつながり。