嫉妬を公言できない結果…。

2018ロシアW杯において、大会前日にスペイン代表監督が解任された件を、

日本の“ハリルホジッチ監督の解任劇”への正当化材料にしてはならない。

スペインは、

カスティーリャ人、カタルーニャ人、バスク人ガリシア人、アンダルシア人など、

地域によって人の顔や性格が異なり、言語や文化が様々な“国の集まり”である。


だから、代表監督が任期途中で特定の“国”に肩入れすることなど許さない。

スペインというある種の“合衆国”にとってはごく全うな解任なのだ。

◆◆◆

そんなスペイン代表を2008〜2016年まで率いたデル・ボスケ監督。

そんな彼の語る言葉に、今回の日本の顛末の一部への教訓を見る。

「もし、あなたがスポーツの戦略を作り上げ、目標を設定したとしても、それは“嫉妬”によって打ち砕かれる。チームは11人しか同時にプレーできない。グループは23人だ。そこには必ず、嫉妬がうまれるのだ」


ハリルホジッチ監督は、日本人の清廉潔白さを信じすぎたのかもしれない。







つながりつながり。