二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス)
- 作者: 高瀬志帆
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: コミック
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通学は必要なのか?
「必要だ」という人は、すぐに「あなたも学校生活を経験してきたんでしょう?そこに意味が無かったとでも言うんですか?」と言いがちだ。
…
勉強してきた過程に「意味があったか無かったか」という問いに関しては、自分は
「あった。が、ゼロではない、というだけ」
と答えるだろう。なにしろ、私は通信添削で学習した範囲の、“答え合わせ”で学校に行っていたのだから。
◆◆◆
学校の教員たちは、現状のおかしさを変えることも出来ず、声をあげることもせず、(私立を除けば)公務員のルールがあることを理由に、忙しすぎる毎日にただただ消耗しているだけ。
いじめが発生して不登校になると、彼らの学力のフォローが出来ずに悩む。
教室内で学力差が生まれると(ほとんどが算数だ)、授業の進捗と難度の狭間で悩む。
…
本当に意味のある一手とは?
学校の教員が、自らの授業(講義形式のもののみ)をYouTubeにアップすること。
出来れば担当教科全範囲。教員の得意分野で分担してもいい。
学習指導要領が変わるまでは、一度作ればしばらく修正のみで済むし、自分の授業の客観視にもつながる。
インフルエンザでの学級閉鎖にも対応出来る。
得意な子はどんどん進められるし、苦手な子は他の興味あることに力を注げる。
(女の子が)生理がキツいときまで、無理して学校に行かなくていい。
(小学校なら)担任によって授業の当たりハズレがあるが、子どもたちは“分かりやすい”先生の授業も見られる。
…
校舎は、『時々集まる場所』になり、多くの生徒たちの“無駄に費やされる時間”を減らすだろう。
教員たちの存在価値は問われる。
それは、クビになる可能性を常に意識することになるという、
当たり前のこと。
ぜひ、覚悟のある教員が増えることを望む。
つながりつながり。