- 作者: 桜井画門
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: Kindle版
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ブックオフなどで、中古品を売る際の身分照会で記入する職業欄。チェック項目でいつもモヤモヤする。理由はわかっている。
………
「ただ職に就いているかどうか」は、
その人の“生きる価値”に、
微塵も関係ない、と思っているから。
「無職」に肩書きとランクを与えても、無職は無職。
それを、
「(無職だけど)学生です」
「(無職だけど)主婦です」
「(今は年金暮らしで無職だけど、そう言いたくないから)元教員です」
などと、周りの人間に「ぼくは(わたしは)、今は無職だけど肩書き持ってます(ました)よ」とやたらと主張されると、
“無職である理由を持たない”無職は生きてちゃいけないのだ
と思わされて、この社会に絶望する。
それは、私だけの感覚じゃない。感受性の強い子供たちほど、大人たちの会話、大人たちとのやりとりから、
何かに成らないと、生きてはいけないんだ
と無意識に感じ取っている。その思想を次の世代にも刷り込んでいく。
私は、若い世代にそんな気持ちを抱かせたくない。だから、このエントリを読んで、なにか感じてくれる方にお願いです。
◆◆◆
自分、および自分の周りにいる誰か(どんな年齢、性別でもいい)に伝えて欲しい。
ナニモノでもない存在になっていいんだよ
と。あなたはそれでも生きていい存在なのだ、と。
つながれつながれ。