- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: Kindle版
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美容院が苦手です。
あれこれ話しかけられるのがそもそもイヤ。とかく、
「今日はお仕事お休みですか?」とか「お仕事、何されてるんですか?」という、
ナニかに所属してないと来ちゃいけない感
を基準に会話を膨らませようとするので、
『私がニートや主婦や年金(のみ)生活者じゃいけないんかい』
という気持ちになる。
◆◆◆
じゃあ、ほとんど話しかけてこない「1,000円カット」の店がいいかというと、
“毎回”行く度に「ここをこうして欲しい」と説明するのが面倒。前と同じときは「同じです」で済ませたい。
………
で、どこへ行くかというと、
「カットの履歴が残っていて」
「あまり話しかけてこなくて」
「せいぜい1,200円〜1,700円くらいの金額(カットのみ)の安さ」
の理容室(いわゆる床屋)。
カットしてる間、適度に放っておいてくれるので、すごく居心地がいいのだ。
◆◆◆
「1,000円カット」と比べてカット技術にそう差はないだろう。でも、200〜700円支払う価値が、上記3つの理由に存在する。
その場所で時間を費やす価値があるかどうか。
考える楽しみ。
という話。
つながりつながり。