見えざる聲

美容院が苦手です。

あれこれ話しかけられるのがそもそもイヤ。とかく、

「今日はお仕事お休みですか?」とか「お仕事、何されてるんですか?」という、

ナニかに所属してないと来ちゃいけない感

を基準に会話を膨らませようとするので、

『私がニートや主婦や年金(のみ)生活者じゃいけないんかい』

という気持ちになる。

◆◆◆

じゃあ、ほとんど話しかけてこない「1,000円カット」の店がいいかというと、

“毎回”行く度に「ここをこうして欲しい」と説明するのが面倒。前と同じときは「同じです」で済ませたい。

………


で、どこへ行くかというと、 

「カットの履歴が残っていて」
「あまり話しかけてこなくて」
「せいぜい1,200円〜1,700円くらいの金額(カットのみ)の安さ」

の理容室(いわゆる床屋)。

カットしてる間、適度に放っておいてくれるので、すごく居心地がいいのだ。

◆◆◆

「1,000円カット」と比べてカット技術にそう差はないだろう。でも、200〜700円支払う価値が、上記3つの理由に存在する。

その場所で時間を費やす価値があるかどうか。
考える楽しみ。

という話。

つながりつながり。