- 作者: 木下斉
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・第1章・2章は章末の「まとめ」のみ、第3~6章は「章の冒頭」&「まとめ」を読むだけでも福岡市の凄さはざっと分かる。
・第3~6章の各項目は、福岡市の歴史背景を深堀りするにはもってこいなので、巻末の「参考文献」へのアプローチがしやすい。
P2
→「政治」「行政」「民間」の横断。学校の教科としての“歴史”でなく、生きた知識としての『歴史』の有用性がここにある。
P14
→「常識」を「思い込み」と気付くためには、内部の人間の意識改革がどれほど必要なの?
P18
→「競争」と「強調」の理解。千葉市の塾協同組合などのやってることはこーいうことかな。
→「やるべきことをやる」の重要性。学校教育とか世間とか、追い詰められているのに割りと「やれること」をすすめがち。
P20
→「太平洋ベルト」の構築由来。中学の知識は片手落ちだなあ。『太平洋ベルトと呼ぶ』くらいしか頭に残ってなかった。
P21
→千葉市海側の団地群も、本書と同様の理由でぐんぐん衰退中。
P29
→上記団地群は死にゆく街。行政コストがかかりすぎて小学校も減り、取り残された校舎がいくつも放置。団地中心のバス路線も減ってゆく。
P31
→徒に、少子高齢化を恐れて対策を打っても、目先の数を追うだけ。
P61
→APU の躍進に納得。
P63
→女子高は、女子教育が軽く見られていた時代の進学の契機。今は…?
P65
→「ウエスト・フィールド・コーポレーション」。補助金目当ての日本の商店街や不動産屋とはえらい違いだな。
P104
→「昼間電力の供給先」と「人口増加による市街地の大量旅客」
⇒路面電車
という発想はどこから来た?それはもう発明。
P120
→「底地」のメリットは?自分の実務不足でいまいちわからぬ。
→「都心聯盟(れんめい)」の先見性。変化の強さ。
P123
→「タイムズ・スクエア」が危険地帯だった過去。そのイメージは私にもある。
P131
→この「前向きな諦め」の出どころは?50~70年単位の未来を見据えられた力とは?
P134
→青島知事を思い出す。
P153
→この取り組みは偶然の産物とも言える。より確度を上げるには、やはり「変化に敏感」になりながら、失敗と共に成長する実行力、しかないのかな。
P163
→長崎県壱岐!西炯子さんのマンガもよく舞台になってた気がする。松永安左エ門(電力の鬼)に学べ。
P164
→OSのオープンソースよろしく、「オープンイノベーション」の実践(川原俊夫氏)。メリットとは?
P176
→統合・合理化が効率化を高める?デメリットは何だろう。
P182
→「お金は経済の血液、金融は経済の動脈」(四島一二三氏)
P185
→ロイホとてんやは同じグループ(ロイヤルホールディングス)
P 199
→地域単位の結束力は素晴らしい。が、自治会やPTAなどが、徐々に単なる「同調圧力」の組織と変わる例もあり、素直には喜べない。
P 215
→生活保護受給もやはり、飯の種を相手(自治体)に握られていると、迎合(引っ越ししたくても引っ越せない、とか)するしかなくなるしね…。
つながりつながり。