メモ『福岡市が地方最強の都市になった理由』

福岡市が地方最強の都市になった理由

福岡市が地方最強の都市になった理由


・第1章・2章は章末の「まとめ」のみ、第3~6章は「章の冒頭」&「まとめ」を読むだけでも福岡市の凄さはざっと分かる。

・第3~6章の各項目は、福岡市の歴史背景を深堀りするにはもってこいなので、巻末の「参考文献」へのアプローチがしやすい。

P2
→「政治」「行政」「民間」の横断。学校の教科としての“歴史”でなく、生きた知識としての『歴史』の有用性がここにある。

P14
→「常識」を「思い込み」と気付くためには、内部の人間の意識改革がどれほど必要なの?

P18
→「競争」と「強調」の理解。千葉市の塾協同組合などのやってることはこーいうことかな。
→「やるべきことをやる」の重要性。学校教育とか世間とか、追い詰められているのに割りと「やれること」をすすめがち。

P20
→「太平洋ベルト」の構築由来。中学の知識は片手落ちだなあ。『太平洋ベルトと呼ぶ』くらいしか頭に残ってなかった。

P21
千葉市海側の団地群も、本書と同様の理由でぐんぐん衰退中。

P29
→上記団地群は死にゆく街。行政コストがかかりすぎて小学校も減り、取り残された校舎がいくつも放置。団地中心のバス路線も減ってゆく。

P31
→徒に、少子高齢化を恐れて対策を打っても、目先の数を追うだけ。

P61
→APU の躍進に納得。

P63
→女子高は、女子教育が軽く見られていた時代の進学の契機。今は…?

P65
→「ウエスト・フィールド・コーポレーション」。補助金目当ての日本の商店街や不動産屋とはえらい違いだな。

P104
→「昼間電力の供給先」と「人口増加による市街地の大量旅客」
路面電車
という発想はどこから来た?それはもう発明。

P120
→「底地」のメリットは?自分の実務不足でいまいちわからぬ。
→「都心聯盟(れんめい)」の先見性。変化の強さ。

P123
→「タイムズ・スクエア」が危険地帯だった過去。そのイメージは私にもある。

P131
→この「前向きな諦め」の出どころは?50~70年単位の未来を見据えられた力とは?

P134
→青島知事を思い出す。

P153
→この取り組みは偶然の産物とも言える。より確度を上げるには、やはり「変化に敏感」になりながら、失敗と共に成長する実行力、しかないのかな。

P163
長崎県壱岐西炯子さんのマンガもよく舞台になってた気がする。松永安左エ門(電力の鬼)に学べ。

P164
→OSのオープンソースよろしく、「オープンイノベーション」の実践(川原俊夫氏)。メリットとは?

P176
→統合・合理化が効率化を高める?デメリットは何だろう。

P182
→「お金は経済の血液、金融は経済の動脈」(四島一二三氏)

P185
ロイホとてんやは同じグループ(ロイヤルホールディングス)

P 199
→地域単位の結束力は素晴らしい。が、自治会やPTAなどが、徐々に単なる「同調圧力」の組織と変わる例もあり、素直には喜べない。

P 215
生活保護受給もやはり、飯の種を相手(自治体)に握られていると、迎合(引っ越ししたくても引っ越せない、とか)するしかなくなるしね…。




つながりつながり。