すべての教育は「洗脳」である?21世紀の脱・学校論? (光文社新書)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: Kindle版
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5月9日~15日にかけての視聴
録りためた『ハートネットTV』を20本ほど観て思うこと
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「全人類」に視点が向きつつある
LGBTのパートナーシップ、パラスポーツをクイズ形式で広める、見た目で分かりづらい障害を紹介、とか…明らかに人口減少に向かっている日本において、
国民全員の人権
を守る(個人の利益の最大化をする)ことが、国益をも増すことになる、と再認識できる構成。
男女カップルだけが子をもうける訳ではないし、障害者の主張はワガママではない。それぞれを当然の権利として全ての国民が声を出してよいのだ。
経済の発展はその過程にしかなくて「お金(税収)がないから出来ません」は、全国民の怠慢でしかない、と思った。
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『ウワサの保護者会』との差、そして希望
『ウワサの保護者会』は、出演者が「男&女の両親」もしくは「シングルマザー(ファーザー)」の保護者が大半。扱うテーマは現在就学年代のお子さんに対するもの。学校という閉じた環境での悩みが多い。LGBTカップルの子どもの悩み、などは出てこない。
基本的に「現在の悩みをいかに切り抜けるか」という感じなので、人権意識や未来を見据えた考え方を育てる雰囲気は薄い。
わざと『ハートネットTV』と対比させて番組づくりをしてるのではないと思うが、「そもそも問題なのはそこではないのでは?」とツッコミたくなる場面が多々ある。そこで…
『ハートネット』を基準に『ウワサの保護者会』とコラボしてはどうか?
・子ども本人が人権を持っている意識がない
・保護者が人権教育をまともにうけていない
問題をふまえ、
・全年齢が人権を学び直す
チャンスを『ハートネット』の蓄積した智恵を利用して作って欲しい。
「学校に通ってさえいれば何でも教えてくれる」と思っている子どもはもういないと思う。あのハコに人生の貴重な9年(ヘタすりゃ最低15年くらい)をぶちこむことが、いかに確率の悪いギャンブルか。
既存の職業に“雇用”される人間のみを育てるのでなく、経営者を育てること、人生の多様性を大切にすること、自ら「稼ぐ」とはなにかを考えること。
人権(というか、ひいては自分)を大事に。
つながりつながり。